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デジカメ ずぼら設定

デジタルカメラを買って最初に戸惑うのがカメラのモード設定です。オート、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアル設定とか、一体どれがいいのでしょうか?

私はあまりカメラの設定のことに気を取られたくないので、かなりいい加減です。3種類しか使いません。私なりの設定を書いておきます。たぶん専門書には、詳しく書かれていると思いますので、熱心な方はそちらで勉強することをお勧めします。



プログラムオート

絞り、シャッタースピード、感度をカメラが自動的に設定してくれます。明るさだけ自分で設定します。

私はカメラの設定が面倒くさいというか、よくわからなかったので、デジタル一眼レフを購入してから2、3年は、カメラ1台にズームレンズ1本、設定はプログラムオート、一択でした。これ以上ないシンプルさです。なぜならカメラのことを一切考えなくてよく、被写体だけに集中できるからです。今でも一番多く使うモードです。

プログラムオートで撮影



絞り優先(絞り開放)

絞り値だけ自分で設定してあとはカメラが自動で調整してくれます。絞り値を変更することによって、背景のボケの大きさをコントロールできます。

カメラを購入して数年後、絞り開放を覚えました。絞り開放とは絞り値(F値)を一番小さい数字に設定(絞り羽根を全開)することで、背景が一番ボケる設定になります。絞り値を動かすことは一切しません。絞り開放固定です。

正直絞り開放で撮影するだけでプロっぽく見えます。この絞り開放は被写体を浮き上がらせる絶大な効果を持っており、この設定だけで撮影している人もいると思います。

キットレンズより更に背景をぼかしたい場合は、F2、F1.4というような単焦点レンズを使ったり、望遠レンズ(70-200mm F2.8)を使うと背景が強烈にボケます。絞り優先モードにして、絞り開放(F値が一番小さい数字)にしてください。そこから絞りを動かしてはいけません。これで今日からプロカメラマンのような写真が撮れます。

絞り開放(それ以外はオート)
絞り開放にすることによって、背景が勝手にボケてくれる
もっとボカしたい場合は、単焦点レンズを使う



シャッタースピード優先(1/1000)

シャッタースピードを自分で設定すると、あとは自動でカメラが露出を決めてくれます。シャッタースピードを調整することによってブレの量をコントロールすることができます。

私はスポーツの撮影を始めると、シャッタースピード優先(1/1000)を使うようになり、ブレずに撮影できるようになりました。オートで撮影すると、どうしても少しブレますが、1/1000にするとほとんどブレません。あえてブラしたいときは、シャッタースピードを遅くします。

シャッタースピード1/1000 (それ以外はオート)


この3種類で全てです。
スポーツを撮影しない場合は、オートか絞り開放、2種類になります。

私の場合でいうと、下のような感じになります。

プログラムオート 60%(風景、スナップ全般)
絞り開放 30%(人物、ペット)
シャッタースピード 1/1000  10%(スポーツ)

一眼レフを購入して15年間、この3種類の設定しか使ったことがありません。すごくシンプルです。何にも悩むことがないので、被写体に集中できます。絞り8にするか11にするか、そこで迷ったことはありません。というより、絞りがいくつか、感度がいくつか、全く気にしたことがありません。しかも、撮影した写真を背面モニターで確認することもしないので、カメラを見る時間がありません。そのぶん被写体を見る時間やコミニュケーションを取る時間に全振りしています。

もう一度まとめると

風景、スナップは、オート
人物は、絞り開放
スポーツは、シャッタースピード1/1000

3択です。これ以外はありません。

そのほか難しいことは全てカメラがやってくれます。これがデジタルカメラの凄さです。カメラを使いこなすこととは、全ての機能を使いこなすことではなく、オートを最大限利用することだと思っています。そのためマニュアル設定は一度も使ったことがありません。(できる人はやってください)因みにコンパクトデジタルカメラを使うときは、100%オート撮影です。

私のようないい加減な設定でも、カメラが優秀なおかげで、不自由なく撮影できています。こんなずぼらな設定ではなく、もっと本格的に取り組みたい人は、専門サイトを見たり、自分でいろいろテストを繰り返して、自分が一番しっくりする設定を探してください。



ただ、機械式フィルムカメラを使うときは、オート機能がないため少しコツを掴む必要があります。こちらも身体に染み込んでしまえば、デジタルカメラを使うようにカメラを使うことができます。


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