2023:ほんの少ししゃべりすぎた?
徒労の一年だったと思い、それから熱いシャワーを浴びてみると、それなりに良い一年だったと思った。メランコリーは所詮それほどのものである。
間違いなく、すばらしいことがたくさんあった一年だった。ただしそれ以前のところで、まさしく「君たちはどう生きるか」なんて問われたら深く考え込んでしまうような、つまりは迷いが増えた年でもあった。今まで目を背けてきたことのツケが徐々に現れ始め、ああそうか、もっとちゃんと頑張らないといけないよねと、当たり前のことをたびたび強く思った。それが悔しいとも思った。
だから原点に戻りたい。具体的には、インターネットを通じて世界と繋がることよりも自身の身体性を優位に置きたい。原点といっても小学生以来「インターネットを見ていない時期」というのは別になかったので、絶対に辞めたりはしないのだけど(絶対にです)、まあ優先順位の話。
つねにネットを気にしていると、何かを見たときや感情が動いたときについつい何かを言おうとしてしまうのだけど、コンテンツはそもそも「人に紹介できるかどうか」で見るものではない。より正確には、様々な人との関わりの中において、その役割を必ずしもいつも自分が担う必要はない。もっと利己的にものを見る。そのためには、目線の先を少し変える。ごくシンプル。
人生いったい何をやればいいのか難しいけれども、なんとかまた一年生き延びたいものです。皆様におかれましてもぜひ、引き続いてのご自愛を。