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自分のトリセツ「日本人としての誇り」

日本人の自己肯定感

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こちらのグラフは、内閣府が発表した「平成26年版 子ども・若者白書」の自分自身に対する満足度の諸外国との比較を表したものになっています。

調査対象は、当時満13歳から満29歳までの男女となっていたようなので、現在の20歳~36歳の方たちが該当していたことになります。

グラフを見れば明らかではありますが、日本人の「自分自身に満足している=自分を肯定している」割合は、諸外国に比べて非常に低くなっています。

日本人の美徳として「控え目である」ということを差し引いて考えてみても、日本人の自己肯定感はとても低いものであると言わざるを得ません。

ここに挙げられている諸外国に比べ、日本人だけが取り分けて自己肯定感が低い理由がどこにあるのか?少し考えてみたいと思います。

日本人の自己肯定感が低い理由

日本人の自己肯定感が低い理由のひとつに、「自虐史観」というものがあります。

自虐史観や、ときに東京裁判史観と呼ばれる歴史認識は次のようなものになります。

明治維新で輝かしい近代化を成し遂げた日本は、日清・日露戦争で勝利を収めたことにおごるあまり軍国主義に傾倒し、アジア諸国を侵略した。日本の近現代史とは侵略の歴史である。日本軍は中国や朝鮮、東南アジアを侵略する過程で残酷な殺戮(さつりく)を繰り返した。だからこそ、世界に向けて謝罪し続けなければならない。

また、戦争を起こした責任は領土的野心をもった日本の軍部と指導者にあり、国民はだまされていただけだ。太平洋戦争とは日本の軍国主義とアメリカの民主主義との戦いだった。アメリカが勝利を収めることで、日本も今日のような民主主義国家になることができた。二度と侵略戦争の過ちを起こさないために、日本は永久に武力の行使を放棄する平和国家に生まれ変わった。

確かに、戦争というものは決して二度と引き起こしてはならないものであることは間違いありません。

しかし、二度と戦争を引き起こしてはならないというのは、人類共通の命題であって、日本人だけが感じ続けなくてはならないというものではないはずです。

現に、歴史研究が進むなか、大東亜戦争は日本の侵略戦争などではなく、西欧列強の植民地支配から、アジア諸国を解放するための戦いであったことが分かってきています。

下の地図は、大東亜戦争以前と以後のアジア諸国の領土について示したものとなっていますが、これを見ると、アジア諸国の多くが、大東亜戦争後に独立を成し遂げていることが分かります。(括弧内の数値はそれぞれの国が独立した年度)

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戦後

「世界が語る大東亜戦争と東京裁判―アジア・西欧諸国の指導者・識者たちの名言集」吉本貞昭著(ハート出版)より引用

このような事実があるにも関わらず、日本の戦後歴史教育では、日本の戦争責任ばかりが取り扱われてしまっています。

歴史学者 アーノルド・J・トインビーによれば、「滅亡する民族の3つの共通点」の一つとして、「自国の歴史を忘れた民族は滅びる」とされています。

正しい歴史認識が受け継がれず、自国に対する愛国心や誇りを失った民族は滅亡してしまうとも言い換えられるのではないでしょうか。

日本人の多くが自己肯定感を高く持てずにいることと、正しい歴史認識が引き継がれずにきていることは決して無関係ではないと思うわけです。

正しい歴史認識

「歴史は勝者によって作られる」という言葉があるように、正しい歴史認識というのは、争いの勝者にとって正しいものであると言えます。

そのようなことを考えると、戦後日本でおこなわれたGHQ主導の教育に恣意的なものがないというのには少し無理があるように思います。

もしも、歴史の教科書にあるように、日本の軍国主義にもとづく植民地拡大のためだけに先の戦争が引き起こされていたとしたら、日本がアジア諸国から感謝されたりすることなどないはずです。

けれど、実際には、インドの国会で毎年8月に、広島と長崎の原爆犠牲者追悼の黙とうが捧げられたりしており、先の戦争が、決して日本の私利私欲のものではなかったことが伺えます。

またYouTubeにはこのような動画もあり、やはりわたしたちの先人の方々は、侵略ではなく、解放のための戦いをしたのだと信じたくなります。

実際、インドの独立解放運動は、マハトマ・ガンジーによる非暴力抵抗運動によって成し遂げられたと教科書では学びますが、そのことは神話的なものであって、独立の決定的要因は宗主国としての英国が大戦で弱体化し、植民地を維持できなくなったことが理由とされています。

そしてインドの独立の決定的なきっかけとなったのが、「インド国民軍(INA)」という反イギリスの軍事組織による独立運動であったと言われており、その最高司令官はチャンドラ・ボースという人物で、インドの独立のため、インド国民軍(INA)と共に英国と戦ったのが日本軍だったという事実は、ガンジーと比較するとあまり知られてはいません。

このようなことを知れば知るほど、先の戦争は、単に日本が侵略を意図しておこなったものではなく、白色人種による、有色人種支配の歴史を覆すための戦いだったと捉える方がしっくりきます。

これらのことを踏まえたうえで、今一度、日本人であるということについて思いをはせてみると、自己肯定感というものは自然とあがってくるのではないでしょうか。

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