法人設立のご報告~一般社団法人公務員研修協会を設立しました~
先日、一般社団法人を設立しました。
名称は「一般社団法人公務員研修協会」です。
先日といっても設立日は6月5日で、そろそろ3か月が経とうとしていますが、これまで法人の基盤となる部分を固めてきて、つい数日前にようやくお披露目のイベントを開催することができたので、noteでもこのタイミングでご報告することにしました。
定款に定めた目的と事業内容はこちらです。
ホームページにも書きましたが、端的に言えば「公務員の公務員による公務員のための研修」の実現です。
協会の事業は2つです。
1つは、地方自治体の研修への講師の派遣です。研修の講師は現役公務員等※であることが特徴です(※この記事におけるこの協会の取組に関する記述では、元公務員も含めて現役公務員等と表現を統一します)。
マネジメントやキャリアをはじめ、行政の現場で役立てられる研修を届けるには、現場のことをよく知る現役公務員等が講師を務めた方がいいテーマだったり、現役公務員等が講師を務めることで研修担当者の要望に応えられるようなケースがあります。
もう1つは、現役公務員等の皆さんのための学びの場の提供です。
特に、将来的に研修講師として登壇するのに必要な知識・スキルの獲得であったり、既に研修講師として登壇されているひとの更なる研鑽の場を提供します。互いに学び合い、実践し、成長し、さらに学び合い、実践していく、そんなサイクルを回して、約1,700ある全国の地方自治体に、必要な研修をお届けするための講師の育成を進めます。
キックオフイベントでのお二人の対談でも話題になりましたが、この協会は、元人事院公務員研修所主任教授の高嶋直人代表理事と、小金井市子ども家庭部長でキャリアコンサルタントでもある堤直規理事のお二人の構想から設立されたものです。
代表理事を含む5人の理事は、それぞれこの協会でやっていきたいことを持ち寄っている感じ(私の印象!)ですが、実は私もやりたいことがあって運営に参画しています。(ちなみに理事報酬はなし、ボランティアで、私の場合は人事部門に事前相談のうえ38条許可不要との整理となりました)。
それは端的に言えば、2枚目の名刺を使った半歩踏み出すキャリア支援です。
自分が身に付けたことが組織の外でも役に立つことを体験したり、研修講師として伝えるためにより学びを深めたり、組織の中での経験に対してより主体的で能動的になったり。
そういったマインドや行動の変化につながったり。
実際にどこかの地方自治体が価値を認めて、自分の研修に対してお金を払ってくれたり、そのことにプレッシャーを感じながらもきちんと成果を出したり。
そういったネクストキャリアの検討材料になる経験につながったり。
実際のところ大半のひとが役所に勤めながら関わることになると思いますが、仮に独立するひとがいても、どちらにしても自分のキャリアについて考える機会と材料が得られる場にしたいと考えています。
特に研修講師として登壇するような知識・スキルをお持ちの現役公務員等であれば、20代の若手ではなく、30代半ばから40、50代のひとが多くなるはず。
その年代が人生の「まんなか」でトータルでのライフキャリアも残りの職業人生も、まるっと今後どう過ごすかを考えるときに、別に研修講師を本業にするひとはごく一部でも、自分に何ができるのかを考え、試してみる機会を持つことは重要です。
ちなみにそういうキャリア支援の観点から、会員向けに現役公務員キャリアコンサルタントによる個別キャリア相談のメニューも設定しています(非会員は有料でのご提供)。
表向きは、地方自治体への講師派遣と講師育成の事業が目に留まるかもしれませんが、私自身は、公務員のキャリア形成にどういう意味があるかを考えながらこの取組に参画しています。
そこでバリューを出せることが、私がこの取組に参画する意味でもあります。
そんな切り口でも、この一般社団法人公務員研修協会の取組にご注目いただけたら嬉しいです。
仲間は随時募集中です。
SNSはFacebookを運用しています(サムネイルがうまく表示されていませんが、リンクは活きています)。
対外的なオープンの無料イベント第2弾として、私がメインスピーカーとなってお話します。9月24日(日)午前中です。会員も会員でなくても参加可能です。よろしければご参加ください。
★個別キャリア相談受付中★
「このモヤモヤについて相談したいな~」と思ったら、いつでもご連絡ください。国家資格キャリアコンサルタントとして、モヤモヤ解消のお手伝いをしています。
★ご案内★
2021年2月に初の著書を出させていただきました。
主に若手公務員を対象に「公務員が充実した気持ちでイキイキと働くことが、住民の幸せにつながる」という想いで、「自分の人生のハンドルは自分の手で握ろう」というメッセージを込めて書かせていただきました。
そのあたりのことは、こちらの記事でもお伝えしています。
よろしければお手に取っていただけたら嬉しいです。
また拙著に関連する記事はこちらのマガジンにまとめて掲載していますので、併せてご覧ください。
★連絡先★
原稿の執筆や勉強会の講師、仕事や働き方のお悩み相談(キャリアカウンセリング)等のご相談・ご依頼については、下記のフォームからご連絡ください。