私だからできる「キャリアコンサルティング」に向けて~無事に合格しました~
先日、試験が終了したことをご報告したキャリアコンサルタントの件ですが。
おかげさまで無事に合格することができました!(点数はギリギリでした)
封筒を開けて家族には真っ先に感謝を伝えました。最後までオンラインでしたのでいまだ対面できていませんが、一緒に勉強した養成講座の同期にも感謝を伝えたいです。(いつか直接会えるといいのですが)
合格体験記にあたる記事は、また別途書きたいと思いますが、今日は合格のご報告と、少しだけ今後のことをお伝えします。
しかるべき機関に登録して「キャリアコンサルタント」と名乗れるようになったら、順次、以下のような方針でしばらくは活動していきたいと考えています。
1.庁内で職員がキャリア相談をできる場をつくる
これは市役所に勤めていて、ずっと課題だと感じてきたことです。その問題意識から、職場の「外」でそういう場をつくる活動は続けてきましたが、いよいよ「内」にも仕掛けていきたいと思います。
表に出せるまでどれくらい時間がかかるか分かりませんが、キャリアに悩むさいたま市役所職員がキャリア相談をできる場をつくります。
2.地域でキャリア相談をできる場をつくる
これは中長期な取組になりそうですが、企業にも教育機関にも属さない人が気軽にキャリア相談をできる「縁側キャリコン」(勝手に命名)になれたらいいな、と考えています。ご近所さんの家の縁側に腰かけて、お茶を飲みながらおしゃべりするみたいにキャリア相談ができる場。
本来、行政の就労支援(市役所の相談会やハローワーク等)がそこまでカバーできるのが理想なのかもしれませんが、既存の仕組みは「就職」が目的になりがち。それはそれで必要な機能なのですが、就職先を探すこと以外にもキャリアの相談の場は必要で、それがもっと普通のことになればいいなという願いも込めて挑戦してみます。
3.キャリアコンサルタントの入口役を担う
これは2.からつながっているのですが、キャリア、つまりは生きる中でモヤモヤを感じるときに相談できる専門家としてキャリアコンサルタントを思い浮かべてもらえるようになるといいなと考えています。
そのためには広く知られることも必要(そこはnoteやSNSで発信していきます)のですが、そもそもキャリアコンサルタントへ相談したことのある人を増やす必要があると考えています。
でも、きちんとしたフィーを払って相談する人はまだまだ多くありません。
なので、許可がなければ報酬をもらえない私(公務員)が、フィーを払って相談するところまでの決断はできない「手前の人」の相談をお受けし、必要なら本格的なキャリアコンサルティングへと進んでもらう(しかるべきキャリアコンサルタント等をご紹介する)ような役割を担えたらいいのかなというイメージです。(まだスキームは漠然としています)
◆ ◆ ◆
人事当局次第ではありますが、現状では有償でキャリアコンサルティングをするのは難しいと考えています。必要な許可(地方公務員法の営利企業等従事の許可)が得られないでしょう。
それであれば、課題があるけどコストを負担する者がいないような領域から、実践を重ねていこうと考えています。
それが私の中では、職場内、地域、そして入口づくり。
まだまだ知識も技術も高めていきたいと思いますが、それらを高めてから実践するという選択肢はありません。そのための養成講座であり資格試験であるはずですから。
合格はゴールではなく、はじまり。
皆さん、どうぞよろしくお願いします。
(2021年8月28日追記)
個別キャリア相談については、こちらの記事でご案内しています。
《個別キャリア相談》
【内容】仕事を含む人生全般(=キャリア)の困りごとや漠然としたモヤモヤについてのご相談(考えていることやアイデア等に関する壁打ちなども対応可です)
【日時】平日夜または土日で60分間/回(土日午前と水曜夜が比較的調整しやすくなっています)
【料金】無料(アンケートにご協力ください)
【場所】オンライン(zoom)
【予約方法】申込フォームからご希望の内容・日時をご連絡ください。日時は候補を複数いただけると日程調整がスムーズです。
★ご報告★
おかげさまで初の著書を出させていただきました!
主に若手公務員を対象に「公務員が充実した気持ちでイキイキと働くことが、住民の幸せにつながる」という信念のもと、「自分の人生のハンドルは自分の手で握ろう」というメッセージを込めて書かせていただきました。
そのあたりのことは、こちらの記事でもお伝えしています。
よろしければお手に取っていただけたら嬉しいです。
また拙著に関連する記事はこちらのマガジンにまとめて掲載していますので、併せてご覧ください。