西岡選手が考える「強くなれない選手の特徴」
SBCに出場した西岡選手のインタビュー記事を読まれましたか?
https://news.tennis365.net/news/today/202412/150710.html
この記事の内容を整理すると、
【強くなれない選手の特徴】
①同じレベル感で練習している
②同じ環境で練習している
③ステージが上の選手からの学びがない
④出場する試合(レベル、開催場所)に対する目的がない
⑤成長に投資しない
この内容をどう捉えられるかで
▶︎伸びる選手
▶︎3年後も変わらない選手
に分かれてしまうと思うのですが…
西岡選手がこの記事で一番伝えたいことは、
「学び方を学び、本当に強い選手のステージに上がろう」
ということではないでしょうか。
強い選手は、
同じ練習をしていても
同じ試合を見ていても
捉え方が違うので、
学んでいる内容も量も違います。
私がこの記事から感じたことは、
西岡選手は、
自分に足りないもの
≠足りないスキル
を極めたから強くなったのではなく、
自分に足りないもの
=強い選手が成長した方法
を学んだから強くなったということ。
強い選手がいる環境で練習すると、
・練習への考え方
・日々の優先順位
などが違うことが体感できます。
強制的に高いステージの選手がいる環境に身を置くことはすごく有効ですよね。
そうすると、
何を基準に行動(テニスではどの試合に出場するか、など)を決めているのかを学べます。
この日々の選択によって、
強い選手はどんどん強くなる。
逆に、
ステージが低い選手は、
いつも同じ選択をしてしまう。
こんな結果になります。
そして、
貯金をせずに投資をしよう!と言っていますが、
これが最重要。
結論から言うと、
”学び方を学ぶことに投資しよう”
ってことです。
西岡選手が、
「3年後も同じようなテニスをしていると思う」
と言っていた理由は、
今の思考のステージのまま、
テニスのスキルや遠征に投資をしても、
学ぶ基準が変わらないから、
大きな成長を感じられない可能性が高い。
しかし、
物事の捉え方は、人によって違うんです。
だから、一人で遠征するのではなく、
コーチやトレーナーをつけることで、
自分の思考に足りないものを学ぶことが大事だと。
ただ、私は、
同じ環境にいるコーチとトレーナーではなく、
ステージの高い選手と行動している方々に帯同をお願いすることが成長への近道だと思います。
というのも、少し厳しい言い方をすれば、
同じような環境にいるコーチとトレーナーは、
同じようなフィルターで物事を見ている可能性が高いから、学び方は学べない可能性が高いのです。
なので、
ステージの高い人から成長する方法を学ぶことに投資をすることがキーになってきます。
しかし…
私がSBCの担当をしている時に西岡選手の行動を見ていましたが、
快く、国内の若手選手に対して真剣にいろんな話をしていました。
打上会場でもずっと。
もちろんお金をもらうことなく。
その環境にいる選手に自分の捉え方を伝えているんです。
自分の経験や思考の基準を伝えいく循環の意識がある選手なんだととても感銘を受けました。
そういう選手は、
誰かにアウトプットすることで自分の思考をさらに高めることができるので、これからも成長していくのだろうなと感じましたし、
こんな選手から学べる機会が日本では身近にある!ということに感謝ですよ。
これがチャンスだと気づいて行動できている選手がどのぐらいいるでしょうか…
さらに、投資に関して感じたことがあります。
この記事だけではありませんが、
「テニスに投資しても未来がない」
って思っている方が多いです。
強くなれるのはごく少数の人間だから、と。
しかし、この記事から分かるのは、
テニス選手としてはもちろん
「人としての成長」
に投資することが一番重要ってこと。
この考え方は、
テニスでなくても、
どんな人でも必要な考え方だから。
だから、私は投資する意味があると思っています。
この記事に対して、
私のフィルターで感じたことをアウトプットしてみました。
皆さんは、この記事をどう感じ、何を学びましたか?
人の数だけフィルターはありそうだけど、
実は、ステージが高くなれば高くなるほど、
同じようなフィルターになっていくように感じます。
だから西岡選手の言葉は選手ではない私にも響く。
結局、それが成長する人の生き方ってことですね。
自分の考えを深められる良いインタビュー内容でした。
ありがとうございました。