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銭湯帰りに怖いプリンを食べ、オシャレスポットを冷かした

友だちと原宿にあるハラカドで待ち合わせして、小杉湯原宿へ向かった。小杉湯原宿は昨年の4月にオープンした新しい銭湯だ。

この日はヨモギと唐辛子の家湯治

お互い仕事終わりだったので「おつかれ〜」と挨拶し、銭湯の番台へ。
番台があって、木の板が鍵になっている靴箱があって、というのは昔ながらの銭湯と一緒だが、照明が明るく、内装がおしゃれだ。

ウェブサイトもやたらおしゃれ↑

PayPayで550円支払い、脱衣所へ。脱衣所も一般的な銭湯と同じだが、お風呂への入り口に蒸しタオルどうぞ!と書いてある保温庫が置いてあって珍しいと感じた。あと、髪がツヤツヤになる乾かし方の紹介や、もし突然生理になってしまったらどうすればよいのかの案内などが、優しい言葉の手書きポップで書いて掲示してあったのも現代風だなと感じた。

洗い場へ。一面に広がる白いタイルが眩しい。木の椅子と桶があった。洗い場も普通の銭湯と同じだが、家のお風呂のようにシャワーがホースに繋がっている席は優先席となっていた。シャワーが鏡の上に固定されている席で体を洗った。シャンプーやメイク落とし、ボディソープなど、必要なものは全て置いてあり、自由に使って良かった。シャンプーとコンディショナーだけ持っていかなかったので、お店のものを使わせてもらった。

洗い終えたらお風呂へ。ミルク風呂とあつ湯、水風呂と休憩スペースがあった。サウナは無いけど交互浴がおすすめと手書きポップに書いてあった。ミルク風呂に浸かる。ミルクのほのかに甘い香りがする泡風呂だった。大きなお風呂は足を伸ばせて気持ちいい。無印でこういう入浴剤あるよね、と友だちが話していた。確かに無印のミルクの入浴剤と香りが似ていた。体はすぐに温まった。

外国から来たお客さんがグループでお湯に浸かったり、水風呂に浸かったりを繰り返していた。半数が外国からのお客さんだった。アクセスがいいし、おしゃれだから銭湯入門に良さそうだね、と友だちと話した。

水風呂へ。足からかけ湯をして、徐々に肩まで浸かっていく。最初は冷たいが、段々と冷たさが気持ちよくなってくる。でもずっとは浸からず、すぐに上がって休憩スペースのベンチでぼーっと休む。ベンチの横の壁には小杉湯のおすすめのタオルやドライヤーなどについて書かれた読み物がラミネートされて吊るしてあり、友だちと順番に読んだ。読み物が多い。

ベンチに座ったり、お湯に浸かったりしながら、先日コミティアで本を作って売った話をした。友だちは私のnoteをありがたいことに読んでくれており、淡々としていながらも感想も交えて書いてある文章はなかなか書けない、とめちゃくちゃ褒めてくれて照れた。きちんと自分の文章を読んでくれる人がいるのは嬉しい。note続けよう…!

ヨモギと唐辛子の家湯治のあつ湯にも入る。足を入れた時はあっつ!と驚いたが、しばらく浸かると慣れた。お風呂の端っこには、ヨモギと唐辛子を細かく砕いたようなものが洗濯ネットに入って泳いでいた。粉の入浴剤ではなく、しっかりヨモギと唐辛子を使っている様子で、本格的だなと思った。ただでさえあつ湯だが、ヨモギと唐辛子の実物を見ると、より体がぽかぽかしてくるように感じた。

2回交互浴をしてからお風呂を上がった。出入り口近くにあるシャワーコーナーのシャワーはミスト状の水が出て美顔器と同じ効果がある!とまたポップに書いてあった。そんなことあるのか?シャワーなのに…。

脱衣所は混み合ってきていた。ほどほどの混み具合のときにお風呂を堪能できて良かった。

エスカレーターを上り、レストランエリアへ。友だちに予約してもらっていたFAMiRESへ向かう。平日夜だからか店内は空いていた。円形のボックス席に案内された。

サラダにナッツとドライフルーツが入っていた!凝ってる
オムライス!

ファミレスだけど、どの料理も丁寧に作られているのが伝わってきた。サラダが特に美味しかった。

食べながら友だちに先日作った同人誌を渡したらお金を払ってくれた。押し売りしたみたいになってしまった…。その場で読んでくれて嬉しかった。友だちは元雑誌編集者なので、ちょっと緊張する!と思ったが、嬉しい感想を言ってもらいながら読んでもらえた。同人誌を作りながら疑問に思ったページ数の付け方について質問したりした。丁寧に答えてもらえた。Hさんといい、私の周りには有識者が多くて頼もしい。

食後のプリン

脚付きの器に乗ってやってきたプリンは、表面に「す」が入っていたのだが、そこに濃いカラメルが点々と染み込んでいた。クリームがてっぺんにのしっ、とかけられている。友だちとちょっと見た目が怖いね…と話す。固めプリンにリキュールが入ったクリームが合っていて味は美味しい。でも見た目が怖い。このお店はあの鳥羽シェフが作ったものだが、友だちが以前、sioのホテルに泊まった時に朝食で出たアボカドトーストも、見た目が怖く、写真映えはしなかったが美味しかったらしい。鳥羽シェフの料理、味は確かだけど見た目怖くなりがちなのかな?

銭湯から上がって、ご飯もたらふく食べ、ふたりで眠くなってきた。お湯から上がってしばらく経ってからも体はずっとぽかぽかしたままだった。家のお風呂はすぐに湯冷めするが、やはり銭湯は違う!ということを改めて実感した。今日はよく眠れそう。

お店を出てエスカレーターを降りていく。途中、ハラッパという休憩スペースを覗いた。様々な作品が展示されている中にベンチがたくさんある。

ほうほう…と友だちと冷かしつつウィーウィーと写真を撮って回った。
大学の時、この友だちと表参道や青山の意識の高いスポットを冷かしながら巡り、面白がる遊びをしていた。それを思い出す時間だった。

ハラカドを出ると、冷たい風が強く吹いてきた。友だちと別れた後は、ぽかぽかの体が冷めないように早歩きで駅まで向かった。その日はいつもより早く布団に入った。とてもよく眠れた。

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