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154.不眠、ハロワ、読書日記、妖怪とか

今年2回目の完徹をしてしまった。毎日朝7時起きを守っていたのに、明日はハロワに行かなくちゃ、と言う時に寝られなくなった。

失業認定の後、就職相談で紹介状をもらうつもりでいたのが、その法人、給料めっちゃ安いのに提出物が多くて、作文的なものとか、なんて書こうかな〜と考えているうちに目が冴えて、10月はプチ遠征もあるので、準備物はどうしようかなどと思案しているうちに3時になり、結局4時過ぎた頃に諦めて電気を付け、読みかけていた「姑獲鳥の夏」を読み出し、朝を迎えた。

朝食後、あまりに時間があり過ぎて、早めにハローワークに行って失業認定→就職相談、の後、梅田に出て買い物などして帰ってきた。

ハロワ帰りは昼ビールに決めているので(トップ画像)、ビール飲みながら再放送のサスペンスドラマなど見つつ撃沈してしまった。
2時間ほど寝て、今日はもう早く寝ようとアレコレ所用を済ませて文庫を持って寝室へ。結局10時ごろまで読書した後、寝てしまった。

で、ここから読書日記。
前回の読書日記以降読んだもの。

P分署シリーズを二冊読んだ。どちらも面白かったし、事件解決の他に、登場人物それぞれの持つ悩みが明確になってきて、それらがどうなっていくのかなども気になるところ。

そしてチチに借りた京極夏彦さんの「前巷説百物語」を読む。刊行順ではなく、時系列順に貸してくれたそう。実家の本棚を確認すると、「巷説百物語」はなかったので、それは図書館で借りた。

何かしら解決すべき問題があり、それを「絵本百物語」に出てくる妖怪の仕業としてその問題を人々に納得させ終結させる、と言う短編集。そんなことありえない、けど、ありうるかもしれない、と腑に落ちないながらも市井の人々が納得する落とし所を見つけて細工していく主人公たちのチームワークがよくできている。登場人物の語り口が江戸っ子というかべらんめえ調で落語のようで面白かったし。今流行りの朗読で聞いても面白いだろうと思う。 続きは今月借りる予定。

で、読まず嫌いだった京極夏彦の本、数年前にチチから文庫を数冊もらっていたのを思い出して、本棚にあった「姑獲鳥の夏」を読み出した。

これがデビュー作だそう。堤真一さんが主役で映画化されていたのは知っていたから主人公は堤さんをイメージしながら読んで、関口某は何故か小泉孝太郎さんをイメージして読んでいた。
横溝正史と「ドグラマグラ」を混ぜて妖怪・陰陽師風味をつけたような一冊。長編小説を初めて書いたのがコレだそうなので、それはスゴイな!と思った。文系のヒトがなんとなく知っている知識をごちゃ混ぜにして、わかった風にまとめられて、それらしい雰囲気になっているのがへええ、という感じ。私的には「巷説百物語」の方が面白かったかな。

ヤマトさん、本当にごめんなさい。反省しています。

で、この「姑獲鳥の夏」、昨夜夜10時まで読んだ続きを今朝7時から寝床で読み出した。読んでいると9時半ごろにピンポンが鳴って、通販で頼んでたものがくるのををハッ!!と思い出したのも後の祭り。妖怪状態で寝巻のまま。人間の姿に戻るには最短最速でも15分はかかる。ヤマトさんに心の中で手を合わせて、息を殺して居留守を決め込んだ。そして10時半ごろ読了し、そろそろと人間の姿に戻ったのだった。

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