110.実家でプレ介護4_1／スイカ、松縞家の過渡期を感じる
7月も実家に家事手伝いに7泊8日行って、梅雨明けと共に帰って参りました。気温は30度前後で、まだ最高潮って感じではなかったですが、ジメジメが酷くて、家事労働はなかなか大変。今回のテーマは、
1.庭でできた作物を食べる！
2.不用品の廃棄
3.不測の事態に対応
の三本となりました。
スイカを食べ尽くす！
前回訪問時に実をつけていたスイカの収穫時期に当たり、小玉なら半玉、大玉なら1/4玉を朝晩食べる、というのを日課にしておりました。
小玉スイカの赤と黄色、小玉の楕円形、大玉の4種類を育てていた模様。なんでそんなにたくさん！？
父曰く、プロは1本のつるに2玉やがウチは3玉や、とのことで余計にたくさん収穫されるよう。
確かに、庭の畑に大きな果実がなっていく様を見るのは楽しいと思う。
とにかく、食べて、食べて、帰る日も朝と昼に大玉1/4ずつ食べて帰ってきた。カラダの1/3はスイカに入れ変わったかもしれない（あと1/3はキュウリで、残りの1/3はその他野菜）。
捨てられた！
暑くてずっとエアコンを入れていたので、全てを開け放って大掛かりな掃除！とはいかず、リビングに判断の必要のあるブツを持ち込んでは「捨てる」「残す」の仕分けをし、可燃ごみの日に45Lを3袋出し、紙ごみ、衣類、金属ゴミ、ガラス、食器、使わなくなったプリンター、コーヒーメーカーを市のゴミ集積場に車で持ち込んで廃棄して、とてもスッキリした気分になった。と言っても、まだまだモノは残されており、動線やモノの出し入れを阻害しているので、第二弾、第三弾の仕分け作業が必要。
突然のお別れ
そんなこんなで、庭の野菜を食べ、不用品を捨てる暮らしをしていた雨の日、父は奥の部屋で昼寝をしており、私はリビングで母からの「今日の晩御飯なにする？」「ご飯炊く？」攻撃に晒されつつ、15年くらい前に母にあげたあみぐるみキットを作っておりました。そうしたら、何かドーンという大きな音がして、遠くに雷でも落ちたのかな？と窓の外を見やると、隣家のお庭に見慣れないものが。そしてソレは我が家と線で繋がっている？
なんと、屋根の上のアンテナが経年劣化で落っこちてきたのだ。家を建てたのが35〜40年くらい前なので、いつの間にか傷んでいたよう。BSは映るけど地デジが映らなくなってしまった。
ネットで調べるとだいたい15,000円〜20,000円くらいで直せそうなので、翌日に業者さんに来てもらったら、見積もり75,000円＋税だった…。もう少し安くならないか聞いたら、落ちたアンテナの廃棄をこちらですれば若干安くなるとのことだったけど、面倒くさがりやばかりの松縞家なのでソレもやってもらいたいし、違う業者さんを探すのもアレだし、BSばっかりでつまんなくて早く地デジ見たいし（トシヨリはYouTube見ません）そのまま修理してもらって1時間後には無事地デジが映るようになった。
「工事ちょっと見てこよ〜」と出ていった父が全然戻ってこないので、何をしているのか見にいったら、電気工事の若い男の子と意気投合してアレコレ長話してた。工事の子は工務店の社長さんで、色々と悩みも多いようで、ウチのチチは何にでも一家言あるタイプなのでなんやかんやとアドバイスをしていたのだったw まあ工務店さんは愚痴を少し吐き出し、友達や知り合いが次々亡くなったりボケたりで寂しい父は新鮮な話し相手ができて、しばし楽しい時間を過ごしたのだった。そして長年頑張ってくれたアンテナ１号とはお別れになり、2号のアンテナが設置された。
そのアンテナ工事の始まる3時間ほど前、BSの再放送ドラマをかけながら、晩御飯の支度はどうなってるねん？とイライラし出すハハを宥めるためにキュウリの千切り指令など出し、お皿を出そうと食器棚の扉を開けたら、そのまま扉が外れてしまった！
扉の上側の蝶番が外れてしまったようで、そのままそうっと扉を閉めて（マグネットと下の蝶番でくっついてる）ネットを検索。ネットによると、「アングル丁番」という蝶番で、30年くらい前までは食器棚によく使われていたが、経年劣化で破損する時期を迎えたらしく、取り替え方の動画や説明が色々出てきた。
動画では電動ドライバーで簡単に作業されていたけど、普通のドライバーで老眼のアタシが、重い扉を老父に支えてもらいながら椅子に乗って作業するシーンを想像するだに恐ろしく上手くいかないイメージしか浮かばない。業者さんに来てもらうと2〜3万円するらしく、せっかく来てもらうなら全部の蝶番を変えてもらわないとだし、ぎっしり詰まった食器を出すのも大変だし、色々考えて、引き出しに見つけた細い釘をそっと通して応急処置としたのだった。
アンテナが落ちたり、食器棚の扉が外れたり、我々人間と共に建物や道具も老朽化して、松縞家も確実に過渡期を迎えているんだな〜と実感した。
それでも、松山城で土砂崩れがあり、家族で遊びにいった場所でもあったので、亡くなった方や避難所で過ごされている方もおられるのをニュースで見て、このくらいで文句を言うような気にはなれず、割と平静な心持ちでおりました。
家事代行を頑張ってくれているから、と、恒例のモーニング食べに行ったのと、近所のお店（行きつけの病院の近くの店？）でランチを奢ってもらった。「よくやってくれているから」とのことだったが、今回は料理に庭の野菜の比重が多かったので、食べ飽きてたのかもと帰ってきてから思っているところ。私がいない時は結構2人で外食してるっぽいのだ。
ところで今回もハハにあげたけど着ていない私の過去服をいくつか持って帰ってきた。私が気に入って買ったものなので、当然今見ても良いな、と思う。そして着てみる。…入らない。前の会社に入って20数年で20数キロ太ったのであったw そして糖質制限で数キロ戻したけど、無職になってから横ばいで、ってか、体重は横ばいなのにお腹周りは育っている気がする！ブラウスの下三つのボタンが閉まらない〜。老父母と暮らしていると、私もあんまり身なりを構わなくなって、腹筋使わなくなって、老化に加速がかかる気がする。気をつけようと思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？