朝の散歩
曇り空の朝。
遅く起きたけれど、午前中に郵便局へ行かなければならない。
雨が降ったり止んだりの空。
ほんの隙に歩いて出かけてみる。
近所の古い看板などを撮影したいと思い、X
-T30と一緒に。
レンズはSIGMA 23mmf1.4。
八百屋を曲がってすたすた歩く。
やっぱり雨が降りそうだと思ったら、ついにパラパラ降ってきてしまった。
お使い程度の外出なので、傘もスマホも自宅に置いたまま。
引き返すには面倒な距離まで歩いて来ていたので、カメラをショルダーへしまい、歩く。
花の咲く家の角を曲がって、郵便局のある大通りまで。
今年は猛暑だったので、今頃になって朝顔がきれいに咲いていた。
郵便局の用事を素早く済ませて、小雨の中、早歩きで進む。
もう1件、コンビニへ行く用事があったので、自宅に引き返せる路地を足早に通り過ぎて。
駅へ続く大通りもシャッターが閉まったお店が多い。
もう10年も前からずっと変わらないこんな街並。
どこの地方都市もこんな雰囲気なのだろうかか。
コンビニの用事を済ませていたら、少しだけ雨が弱まったので、裏の路地を遠回りして帰ることにする。
家に帰ったら、途端に晴れ間。
そんなもんだ。
お昼はお好み焼き。
庭で収穫した分葱が入っている。
午後は、先週手洗いしておいたウールのジャケットの虫食いを修理することに。
ドライバーで代用して、かけはぎ。
なかなか時間のかかる作業だけど、昔セレクトショップで働いていた頃に扱っていたブランドの服で、とても思い出深いので、今シーズンは着てみることにしたのだ。
途中で気持ちが切れそうになり、悪の華を聞きながら歌いながら作業する。
中学生のころによく聞いていた。
イントロだけで、懐かしさできゅんとなる。
同年代の群馬県民はみんなそうなのではと思う。
2時間くらいして、どうにか目立たなく補修完了。
他にも同じブランドのレザーのライダースとワンピースも長らくしまってあったので、先週の天気の良い日に天日干ししておいた。
当時、一緒に働いていた女子たちと社割でお揃いを購入したのだ。
みんな元気だろうか。
スチームアイロンをかけながら、そんなことを思う秋。