月讀祭
中秋の名月の翌日。
私たちが開催する地元のお月見イベントが雨により中止になったので、市内の神社で行われる月讀祭へ出掛けてみる。
空は曇り。
月は見られないだろうと思う蒸し暑い夕暮れ。
足利伊勢神社。
月の満ち欠けを司る月讀命をお祀りしている月讀宮は、2023年のパワースポットとして有名らしい。
市内各地でよく見かける足利銘仙の柄の灯篭。
一般の人や子供たちが描いた絵が参道にライトアップされている。
内宮 天照皇大神
兎は月讀命の神使なんだとか。
程なくして宮司より月讀宮へ御参列下さいとのお話があり、薄暗い参道を奥へ進む。
外宮 豊受大神
月讀宮
20分くらいの間、宮司による神事。
お祓いとお参り。
これだけでも本当に来て良かったと思える時間だった。
この日は、駐車場で踊りの奉納などもあり、キッチンカーのクレープを食べながら遠巻きに眺めてみる。
しばらくした後、もう一度、月讀宮が見たくなって先程の参道へ戻る。
すると宮司がひとりきりで撮影をしていたので、後を追うようになる。
イベントのライトアップなどが写り込み、黄泉の国へ向かいそうな不思議な雰囲気の写真が撮れた。
宮司が撮影して、私が撮影させてもらって、挨拶をしながら。
他に人は誰もいなかった。
ゆっくり撮影して、ゆっくり戻る。
御朱印を集めたりしないのだけれど、あまりにかわいいので記念に。
普段の私は、公開天文台で星空案内をしているので、月讀命にお参りできたのはとてもいい経験だった。
心惹かれる場所がある時は、当日でも出向くべきだ。