メンタルヘルス・マネジメント検定 Ⅱ種・Ⅲ種を受けてみました
はじめに
この度、2023年11月5日(日)開催の第35回メンタルヘルス・マネジメント検定試験のⅡ種・Ⅲ種を受けてみましたので、自分なりにその際の感想と学びになったことを簡単に書きます。少しでもこれから受けられる予定の方の参考になればと思います。
試験を受けた経緯
試験を受けたきっかけとしては、勤め先の社内研修で「セルフケア研修」なるものがあり、そちらで試験内容のⅢ種に相当する内容の研修を受け、講師の方からメンタルヘルス・マネジメント検定試験のおすすめされたことです。また、社内で合格奨励報奨金が定められており、せっかく受けるのであればⅢ種だけでなく、並行してⅡ種も受けてみようといった次第です。
試験といわれると大学受験の非常に苦い思い出が頭をよぎりますが、個人的には何か知識を学んだり技術を磨いたりして、自分自身がより成長できたことを実感できる指標として良いものだと思います。
先に試験結果
Ⅱ種・Ⅲ種ともに無事合格することができました。満点近くで余裕で合格したわけではないですが、ある程度余裕をもって合格できました。
学習法
まずApp Storeにちょうど下の勉強アプリがあったので、こちらで先に一問一答で数をこなして問題の雰囲気感を掴みました。
その後に過去問題集で一通りざっと問題解いて、誤回答とあやふやで選択した問題のみ確認して、公式テキストを利用して逆引き形式で不明点を確認しました。
学習時間はⅡ種・Ⅲ種合わせて10時間程度でした。
感想
センター試験(大学入学共通テスト)のように試験時間を測って、しっかり予行練習で過去問を解くといった試験対策をせずに本番当日を迎えてしまったので心配な点もありましたが、Ⅱ種・Ⅲ種については試験時間は十分に余裕があると感じましたので、回答スピードは気にしなくて問題ないと思います。久しぶりに公的な試験を受けたので懐かしい気持ちと、定期的に試験の予定を入れてある程度それに向けて学ぶことはいいなと改めて実感しました。
Tips
メンタルヘルス・マネジメント検定試験の試験区分については、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ種の3区分あります。メンタルヘルス・マネジメント検定試験の主催は大阪商工会議所のようで、同様に商工会議所が主催している試験としては日商簿記や日商珠算が挙げられますが、こちらについては1級, 2級, 3級… のように「級」での表現となっており1級が一番難易度が高く、次いで2級、3級… となっています。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験のⅠ・Ⅱ・Ⅲ種はそれぞれ以下のようにコースが分かれており、一概にⅠ種が一番難しく、Ⅲ種が易しいというわけではないようです。 ※合格率は低い順でⅠ・Ⅱ・Ⅲ種とはなっています。
Ⅰ種(マスターコース)
Ⅱ種(ラインケアコース)
Ⅲ種(セルフケアコース)
メンタルヘルス・マネジメント検定試験の公式サイトから引用した以下の図のように、各種コースはそれぞれ試験の対象とする社員や、試験の目的も異なります。今回私が社内の研修で受けたセルフケア研修についてはⅢ種に該当し、「組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進」を目的にしていることから、一従業員として適切な試験でありそうです。
Ⅱ種の目的は「部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進」となっています。自分は新卒入社したてで、まだ「部下」と呼べる存在はいませんが自分だけでなく他人にも気を配ることができるという意味で有益なものと感じています。
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