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そういえばお酒造りのことを全く書いていなかったので、取り急ぎ。

まず醸造年度は7月からはじまり、6月に終わります。お米に合わせた年度ともいわれており、アルファベットにするとBY(BREWERY YEAR)といいます。
なので、令和5年度はR5BYと略します。
大体の酒蔵の酒造り開始は涼しくなった10月くらいから始まる(今年は暑いけど!)のですが、うちの蔵は仕込みタンクの本数が少ない(=本数を回さないといけない)こともあり、9月上旬からスタートしています。

そのため…本来は今期スタートです!的なnoteが9月上旬にUPされていたはずなのですが、諸々のさぼりにより、今期初めてのお酒に関する投稿がタイトルのとおりとなったということです。
ヘッダー写真はタンクの中の醪が入り切った後のもの。去年・今年と蔵人経験値UPのために上槽はあまり現場にいることがすくなかったのですが、久々に醪をかきだしたりしました。

動画にしてどうすんだという声もありますが、こんなお酒が現在進行形で搾られています。こちらは”冬椿”になる予定です。

敷嶋の冬椿は、五百万石で造られた新酒です。新酒の定義って曖昧ですが、個人的には新米で造られたものが新酒だと思っています。上槽3本目なんですが、前の2本は古米なので、今回が新酒かなと思っています。

今期は昨年以上に酒についてはチャレンジをしていきます。細かい改善も含めたら本当に数え切れません。全部で30本以上仕込むので、まだまだ全体の1/10もいっていませんが、その間にも色んなことを変えていく予定です。

ただもちろん、味の軸はぶらさないようにします。
あまり酒の味について、こちらで書くことは少なかったのですが、目指す味は食中酒、それもしっかり旨味が乗りつつもすっと切れていく濃厚・辛口なお酒です。
一応最近の企業らしく、purposeなどをHPでまとめています↓。


SNSでは色々と建物のプロジェクトが中心になりがちですが、やっぱり本筋は味。
美味しいお酒を提供できるように今期も頑張っていきたいと思います!

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