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詩「曼珠沙華」
咲けよ咲け曼珠沙華
その紅の火花で己の足元を照らせ
そなたの放つ光線はわれのレンズを溶かす
じりじりとした絶望抱え人は人恋しさに鳴く
秋風もいたずらに寂寥を引き延ばす
電話線の倍音が花弁に降りかかる
紅いよ紅い曼珠沙華
会いたい人に出逢わせておくれ
また「はじめまして」って言わせておくれ
鮮麗な冷ややかさを兼ね備えた情熱の色は
季節の代表として人間たちの架け橋となる
そなたの群れがひんやりと異界の扉を開ける
咲けよ咲け曼珠沙華
その紅の火花で己の足元を照らせ
そなたの放つ光線はわれのレンズを溶かす
じりじりとした絶望抱え人は人恋しさに鳴く
秋風もいたずらに寂寥を引き延ばす
電話線の倍音が花弁に降りかかる
紅いよ紅い曼珠沙華
会いたい人に出逢わせておくれ
また「はじめまして」って言わせておくれ
鮮麗な冷ややかさを兼ね備えた情熱の色は
季節の代表として人間たちの架け橋となる
そなたの群れがひんやりと異界の扉を開ける