必要以上に「謝りすぎてしまう」ことの根源
こんにちは。
SHIKIです。
今回は必要以上に謝ってしまう「謝りグセ」を持つ人に向けてお届けします。
前提、自分が何かしら人に迷惑を与えた時や、悪いことをしたという時は謝罪を誠心誠意行うことは必要です。
ただ必要以上に謝ってしまうような人って周囲にいませんか?
もしくは、あなたがそうかもしれませんね。
私は昔からミスを繰り返したり、物を無くしたり、やる必要のあることを度忘れしていたり、よく𠮟られることが多かったため、幼少期からこの「謝りグセ」を持っていました。
今はこの必要以上の「謝りグセ」も徐々になくなってきましたが、今まで生きてきた人生の中では頻繁に謝っていました。
この「謝りグセ」は本当に周囲から人を離れさせ、信頼も信用も失います。
これがどれほど苦しいことかおわかりになるでしょうか。
周囲の信頼も信用も失いやすくなるということは、その態度をずっと続けていくと最終的には人とのつながりがなくなっていき、独りになる可能性があるということです。
ただこの謝りグセを持つ人の心の中自体は本当に苦しいはずだと思います。
こんな風に自分を責めているかもしれませんね。
ただこの「謝りグセ」はあなたの人生にとって全く持って効果的ではありません。
この「謝りグセ」は人生のどこかのタイミングで手放していく方があなたの人生にとっては効果的だと私は思います。
もちろん、そのまま必要以上に「謝り続ける」人生を手に入れていっても問題ありません。
どちらを選択するかはあなた次第です。
そしてあなたが手放していきたいと心の底から思っているのなら、そのままこの文章を読み続けてください。
いいですね?
それではいきましょう。
実は「謝る」ことが大好きなのだとしたら?
いきなりですが、あなたはどんな時に必要以上に謝りますか?
色々あると思います。
今から常識とは真逆のことを言いますが(既に書いてますがw)、もしあなたが必要以上に「謝ること」が大好きなのだとしたらどんな部分でしょうか?
え?と思いましたか?
ここは一旦騙されたと思って紙とペンを用意して書いてみてください。
上の例で言うと、「上司に怒られて謝ることが大好きなわけねーだろw」と常識だと思いますよね?
でも、もしかしたらこのことがあなたは大好きなのかもしれないのです。
いきなり話は変わりますが、人の脳は報酬回路で快を感じる行動をずっと繰り返しパターン化して行わせようとします。
つまり今あなたが良い・悪い関係なくパターン化している行動は脳内的には「大好き」なのです!
じゃあどんなところが「大好き=報酬」だと感じているのでしょうか?
もしかしたらこんなことが挙げられるかもしれませんね。
どうでしょう?
あなたも実はコレ、欲しくないですか?
振り返ってみると、私もコレ欲しかったんだなと思うことはあります。
「謝りグセ」の根源
結論を書きます。
「謝りグセ」の根源は、己の「幼稚さ」です。
責任も果たさなくていいし、人に優しくしてもらえるし、他の人に助けてもらえるし、自分も楽ができる。
これが「幼稚な自分」=「偉大でありたくない自分」です。
そしてとても重要なことを言います。
この幼稚な自分は何も悪くありません。存在していていいのです。
あなたは今までこの「幼稚な自分」を責めて否定して生きてきませんでしたか?
これやって何か現実が変わりましたか?
変わらなかったですよね?そしてこれからも変わらないことが想像できますよね?
ここで言いますが、もう自分を虐めるのはやめてください。
別に幼稚な自分がいてもいいじゃないですか。
そんな自分を許してあげましょう。
そしてこの「幼稚な自分」はある体験をきっかけにして生まれてきました。
原体験(人生で引き起った初めての体験)があって、それ以来あなたはずっと謝り続けていませんか?
家庭内、学校、友人関係など様々なシーンが思い浮かべられるかもしれませんね。ぜひ4Wで書き出して映像が思い浮かべられるまで書いてみてください。(いつ/誰と・誰から/何を/どうした)
その時あなたは本当はその人にどうして欲しかったですか?
「甘えたかった」「褒めてほしかった」「許してほしかった」「受け入れてほしかった」など様々な気持ちがあると思います。
そこで寂しかったり、悲しいと思っていたのかもしれません。
この感情に直面することはなかなかハードなことかもしれませんが、ぜひ体感してみてください。
ここにあなたの突破口があります。
例えば私の場合であれば、両親に対してもっと褒めてもらいたかったし、甘えたいと思う気持ちがずっと募っていました。
自分は小さいころから親の悩みの相談にばかり乗ったり、機嫌を取ったりしていたせいか変に大人びた人間が出来上がっていました。
そしてそれで人生が回って、自分の人生を無駄にしている思った時に初めて自分のことを大切にしようと思えたんですよね。
褒めてもらうために努力する。頑張ったねと言ってもらいたいだけに頑張る。
本当は寂しくて悲しかったという「幼稚な自分」の思いに触れた時、「謝りグセ」は効果的じゃないなと思うようになりました。
「褒めてもらいたい」「甘えたい」と思ってしまう自分を裁きたくなるのは気持ちとしてはよくわかるのですが、むしろここは自分の思いを大切にしてあげてください。
また反射的に謝る癖はそんなすぐに激減することはないですが、口をついて謝りそうになった時にその反応をキャッチする訓練を積んでみてください。
ここまで思えるようにまでなってくると、この謝りグセもかなり減ってきて、自分の心も穏やかになっていき、自分の内面との向き合い方も自分でコントロールすることができるようになっているでしょう。
そのためのまず第一歩。「幼稚な自分を許す。」
ぜひお試しください。
本日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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