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「有能」な人間になろうとしなくていい

こんにちは。
SHIKIです。

今回は「有能さ」について、常識と真逆の内容をお届けします。

あなたは「有能」に関してどんなイメージを持ちますか?

・仕事を迅速にこなすことが出来る
・優秀
・知識が豊富
・問題解決ができる
・エリート
・お金を稼いでいる
・賢い
・佇まいが洗練されている
・高学歴

その他色んなイメージがあると思います。
世間一般的にはポジティブなイメージを持っている人が大半でしょう。

私は今までずっと「有能さ」「真面目さ」「頑張り」が正しいのだと思って生きてきました。

自分で言うのも何ですが、それなりの学歴も得られ、それなりの職業に就き、それなりの成果を残すこともできていましたが、どこか心の中では満たされない感覚がずっとついて回りました。

ある人にとっては「羨ましい」と思われるかもしれません。

ただ、全く満たされず、常に飢餓感と焦燥感が心の中で潜んでいました。

高みに行くために「有能」になろうと頑張れば頑張るほど、自分のデキなさ、バカさ、足りなさにばかり目が向いてしまい、抜け出せない蟻地獄の中にいる気分でした。

どれだけ成果を出しても、自分の「足りない部分」に目が向いてしまう。

あなたにもそのような思いがあったりしませんか?

今回はそのような思いを持ったあなたに向けて、「有能な人になろうとするな」ということを伝えます。

それでは行きましょう。

なぜ「有能」になりたいのか?

あなたはそもそもなぜ有能になりたいのでしょうか?

・お金を稼ぎたい
・仕事ができるようになってチヤホヤされたい
・異性と付き合いたい
・どんな社会状況であっても、生き抜けるようになりたい

様々な目的があると思います。

ではそんなあなたにお聞きします。
あなたは上で挙げたような目的を達成するために「有能」になろうと努力と頑張りを続けてきたと思いますが、目的を達成することが出来ましたか?

ここで既に自分の求めている目的を達成できている確信があるようでしたら、ここから先は読み進めず、回れ右でお願いします。


いいですか?


はい、読み進めているあなたは、そうではないのだと思います。

・「有能」になろうと、我慢し続けた。
・「忍耐」と「頑張り」が大事だと思って生きてきた。
・「何かが足りない自分」に目がいき、情報収集ばかりし続けてきた。
・「真面目」に一生懸命やれば、いつか報われると信じていた。

こんな風に思っても、あなたは少しずつ人生が変わっているのかもしれませんが、あなたが「本当に欲しいもの」=目的は手に入っていないのではないかと思います。

だとしたら、この「有能さ」を目指すということ自体が誤っていると思いませんか?

有能になるために、我慢して同じように仕事を頑張る。
情報収集をずっとしている。
真面目にやろうとする。

あなたはこれを何年続けてきましたか?

5年?10年?いや、それ以上かもしれません。

その間、あなたは変わりましたか?

ほとんど何も変わっていないかもしれません。

周囲で付き合うような人たちは変わりましたか?
あなたの稼ぎは増えましたか?
例え稼ぎが変わっていなくとも、見込みは立ちそうですか?

「有能」を目指したところで、ほぼいつもと変わらない平凡さばかりが手に入っていませんか?

「有能になりたい!」ということを言い続けても、その言い続けている状態が逆になので、あなたは「有能を目指している自分スゲー」という、何ら効果的ではない態度を取り続けます。

「有能になりたい!」ということを思い続けられれば、あなたは「自立」することから逃れられます。

「有能」になろうとする姿勢は、承認欲求の裏返し

「自立」や「責任」から逃れて楽ができるので、「有能になりたい!」と思い続けた方があなたにとっては欲しいものが手に入っているのです。

では、欲しいものとは何か?
もう答えは書いています。「承認欲求」です。

有能になるために、我慢して今までと同じように頑張る。
情報収集をずっとしている。
真面目に頑張ろうとする。

このような状態であれば、あなたは最後に何を得られているでしょうか?

・責任をとらなくていい
・挑戦しなくていい
・自立しなくていい
・楽ができる
・人に助けてもらえる
・甘えられる
・他責にできる

これらは精神の世界で報酬を得ていることになります。

その結果、代償として本当に欲しい現実を失っていることになります。

つまり、有能になろうとすればするほど、本来得たかったものを失うことになります。


であれば、あなたはまだ「有能になろう」と思いたいですか?


有能を手放し、バカな自分を受け入れろ


有能さを目指せば目指すほど、本当に欲しい成果を失うことをお伝えしました。

だとすれば、どうすれば本当に欲しい成果を得られる自分になるのでしょうか?

シンプルです。

有能になろうとせず、「バカでマヌケで人に甘えたい自分」を許すことです。

ここでいう許すとは、「バカでマヌケで甘える自分でもいい」という自己受容を指します。

もしあなたが自分の「バカさ」を許せたらどんな行動ができそうですか?
もしあなたが自分の「マヌケさ」を許せたらどんな行動ができそうですか?
もしあなたが「甘えたい自分」を許せたらどんな行動ができそうですか?

もしかしたら、自分のバカでマヌケな失敗体験を曝け出して、人との安心感のある繋がりを得られるかもしれません。
その結果、自分が今まで得られなかったような縁をいただいたり、仕事の紹介を貰ったり、オファーを貰ったりすることができるかもしれません。

もしかしたら、今まで「人に甘えてはいけない」と思っていた人が「甘える」ことを許せたら、様々な人の力を借りて、人を纏めることができたり、思いがけずリーダーシップを発揮することができたり、また自分の得意で没頭できることにコミットする時間が得られるかもしれません。

そのようなことを続けていれば、あなたは周り回って気づけば周囲から見て「有能」な人間になっているかもしれません。

逆説的ですが、先に差し出せば差し出すほど、周り回って自分が欲しいものが手に入るようになります。

”与えよ、さらば与えられん”はこの世の鉄則です。

是非心に刻み、当たり前になるまで実践してください。

自分の「バカさ」「マヌケさ」「甘えたい自分」を差し出せば差し出すほど、「有能」な自分が手に入るって信じられないと思いますが、騙されたと思ってやってみてください。

本日はここまで。

いかがでしたでしょうか?

今回は人生の全分野に応用が利く原理原則をお伝えしましたので、これを読んでおしまいではなくあなたの人生で今日明日活用してください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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