
第一章 なぜ小説は読まれなくなったのか
「文芸復興を本気で願っているんです。
そのためにお力を貸して頂きたいのです」
ベテラン編集者・大久保氏より、このような相談があったのは、
もう半年以上前のことだ。
大手出版社で文芸畑一筋、数多くの作家の、珠玉の作品を世に送り出してきた大久保氏。4年ほど前に定年退職したのち、
小説が読まれなくなっている今こそ、素晴らしい小説を出したい、
残したいというお気持ちが高まり、ならば自分がそういう作品を出そう、と動き始めたとのことだった。
「しかのいえ」を立ち上げたばかりの頃、出版に関するイベントをやった時にもご参加してくださった。
「しかのいえ」では、出版に関わるサポート事業を行っているものの文芸に関しては、全くの素人。
私たちに何ができるのか、との懸念も抱きつつ、
大久保氏の熱意に動かされるものがあった。
どうして小説が売れなくなったのか、
どういう小説が魅力的なのか、
どのような思いで作家の方々が書いているか、
などなど大久保氏から語られる話に引き込まれていった。
この話を多くの方に届けたい、
そのためどうしたらいいのか、
私たちは考え、行動した……
(担当 店員・華)
▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰
╲╲╲╲人生の大航海に小説(コンパス)を╱╱╱╱
▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰
▶編集者・大久保雄策の文芸復興講演会
▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰
◆一流のプロが語る「これから読まれる小説」「生き残る小説」とは?◆
大久保雄策氏は、都内有名出版社に38年勤務し、文芸書一筋で仕事を続けてきたベテラン編集者。
読者の胸を躍らせずにはおかない多くの作品を、これまで世に送り出してきました。
そんな大久保さんに、文芸書売れ行き不振の原因、これからも読者の支持を集め続ける小説の条件、優れた小説の書き方などなど、たっぷりと語っていただきます。
聞き手は、コミュニティスペース「しかのいえ」と、住み開き書店「しかのいえ本の茶屋」を主宰する鹿野青介。
小説を愛する読者はもとより、未来の小説の書き手も必見・必聴です。
質疑応答の時間も設けていますので、会場にお越しのお客様は、よろしければ「これが聞きたい!」というご質問をご用意ください。
より充実した時間になること、間違いなしです。
======================
【イベント概要】
◆出 演◆
☆大久保雄策
(おおくぼ・ゆうさく/文芸書 編集者)
☆聞き手/鹿野青介
(しかの・せいすけ/しかのいえ・しかのいえ本の茶屋 代表)
https://shikanoie.com/blog/posts/861
◆日 時◆
2022年11月3日(木)・文化の日 13:00(開場12:45)~15:00
◆会 場◆
空中階(くうちゅうかい)
/足立区千住4丁目 北千住駅から徒歩約5分
※お申込みいただいたお客様には
折り返し詳しい住所をご連絡いたします。
◆定 員◆
要予約・リアル会場定員15名、オンラインは定員無し
◆ご予約方法◆
Peatixのこちらのページでご予約下さい
https://peatix.com/event/3382030/view
◆料 金◆
A.リアル会場/5,000円
B.YouTubeオンラインライブ配信/3,000円
(※Aのお支払いは当日会場で現金で承ります)
◆お問い合わせ先◆
鹿野まで下記のアドレス宛にメールでお問い合わせください。
sshika@jcom.zaq.ne.jp
◆出演者プロフィール◆
☆大久保雄策(おおくぼ・ゆうさく)
1957年生まれ。1980年、都内出版社に入社。1984年の文庫創刊から2018年に退社するまで文芸部門に携わる。小説復興・文芸復興がライフワーク。
主な担当作品(著者五十音順)
池澤夏樹『新世紀へようこそ』、荻原浩『明日の記憶』、大西巨人『深淵(上下)』、門田泰明「黒豹シリーズ」、桐野夏生『ハピネス』、佐藤正午『ジャンプ』、白石一文『僕のなかの壊れていない部分』、辻内智貴『ラストシネマ』、土居伸光『望』、永瀬隼介『誓いの夏から』、藤岡陽子『晴れたらいいね』、又吉栄喜『鯨岩』、三浦光世『死ぬと言う大切な仕事』、宮本輝『三千枚の金貨(上下)』、盛田隆二『ありふれた魔法』、山本譲司『螺旋階段』
☆鹿野青介(しかの・せいすけ)
コミュニティスペース《しかのいえ》代表。1967年生まれ。大学卒業後、都内出版社に入社。書店・取次営業、直販販路開拓などに20年従事。その後、出版プロデュース業務に約10年携わる。2007年以降、取締役、常務取締役、監査役を歴任。2019年5月同社を退社。自宅の一部を開放しコミュニティスペース「しかのいえ」をオープン。家族との暮らしや、本の出版、リコーダーの演奏、各種のイベントや教室などを通じて《個から個へと届く表現》を深め、サポートしていくことがライフワーク。2020年7月、自宅玄関わきの一室を新たに開き「オカモチ」1台分の「本」と煎茶の葉などを販売するショップスペース「しかのいえ本の茶屋」をオープン。
#小説 #文芸 #編集者 #小説作法 #小説書き方 #文章
#美文 #読書 #出版
講演会紹介動画はこちら↓
https://youtu.be/GbaRUuxjIpQ