茉夏乃フブキ
和訳
日記
おやすみボイス
これは、貴方に書く、最初で最後の手紙だ。形式がわからないけど、とにかく書いてみる。 突然だけど、愛とは万華鏡のようなものだと私は思っている。同じであって、同じでない。ある人が信じた愛を愛ではないと否定する者だっている。見え方次第で形を変えてしまう。それが、愛。 私は生まれた街を愛しながら暮らしていた。疑うこともせずに、深く愛した。同じように、貴方のことも、愛した。愛していた。愛する者達と生きていけたら幸せ。愛されたら尚幸せ。 この街は紛れもなく、求めている幸せに最も近い