西の魔女が死んだ。そして魔女は虹を渡っていった
ファミリーDOGフォトグラファーのシカマキです。
吉祥寺・三鷹・武蔵境・西東京を中心に活動している、
あなただけの大切な日を、大切に撮影する、
来てくれる写真館、シカマキ写真館です。
いや、もとい。
「Goodog Life(グッドッグライフ)」です。
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このブログの題名は、ある本の題名だし、実は私はその本を読んだことがないのですが、なぜか頭の中をリフレインして未だにどうしても忘れられないので、これから映画を見ようと思っています。
なぜそのような話になっているのかといえば、我が家の「魔女」こと、さくら(ミニチュアダックスフンド・15歳1ヶ月)が
2021年1月23日午前3時55分に息を引き取ったからです。
相変わらず私は翌日は仕事で、仮眠をしていたら、旦那さんから呼ばれて最期の時間を同席することになったのだけど、何しろ「いつかは来るけど全くもって想像ができない」状態であったため、ベロを全部出して、今まで見たことがないうちの愛犬の表情を見て、私も固まってしまった。
本当に、その瞬間って、こんな顔になるんだ。
詳細はまたいつか書こうかなと思うけど、思わず私はスマホの動画を撮影し始めてしまい。何故なら、他に何をしたら良いのか分からなかったから。
さて、見送って、前からきちんと準備していた箱に入れて、何をもたせて上げたら良いのか分からない状態のまま、翌日の仕事を受け、撮影を終えました。撮影があって良かったです。
我が愛犬がシニアの領域に達したとき、しかも難病を克服したものの、いつ再発をするか分からない状態だったこともあり、常に看取ることに対して「いつかは勉強をしておかないとまずいな」と思っていたのですが、そんなときに旦那さんが買ってきた本が、これ。
犬の看取り方は、あまりにも直接的だから、少しだけ焦点をずらしつつ、それとなく状況が把握できる、彼なりの精一杯の配慮だったことは良くわかりました。
そう、分かっているけど、つい、目を、背けてしまうんですよね。
もちろん役に立ったし、様々な症状、たとえば「口呼吸をするとヤバい」なども勉強になった。
結局、ペットロスになっているのかは自分では分かりません。亡くなった事を報告した人たちから続々と花が届き、私はその花を枯らさないように必死で水をあげる毎日です。なかなかしぶとかった、そんなさくらさんのように、お花は未だに元気だし、箱に入れようと思って結局咲かず諦めた「久慈桜」という桜に至っては、全くもって開花する気配もないのですが、
連絡をくれた人たちへのお返事をする気持ちも起こらず、市役所に死亡届を出しに行くことも躊躇しています。時々、花びらが全部バラバラっと落ちる瞬間があるのですが、それを見ると、さくらさんが息を引き取った瞬間の身体がぐにゃぐにゃになる瞬間を思い出しては思考が止まります。
さくらさんが亡くなる前日に、のんきに見ていたyoutubeのmillenium paradeという音楽グループのメロディがループして、亡くなってから二日ほど、そのメロディ以外は何も考えられない日々が続きましたが、今はゆっくりと頭の中からメロディが消えていきつつあります。良かった。この歌が主題歌になっている映画を見に行こう。きっとこの歌を聞くたびに、この数日のことを思い出すはずです。
とにかく今は何も動くことが出来ず、せっかく作った新しいホームページも堂々と大々的にお披露目出来ていないのであるけど、このホームページは、亡くなったさくらさんと一緒に作り上げた新しいブランドだったのかも知れません。思えば、2020年のはじめにシニア犬を中心とした撮影ブランドを作ることを決めて、ロゴマークなどを検討しているときに、急にさくらさんが倒れました。
年末年始に起こる、さくらさんの運命のために、実は準備を進めさせられていたのかも知れません。とある書類の入稿が終わったのを見届けて、さくらさんは虹の橋を渡っていきました。私の作業が落ち着いてから、安心したように。
Goodog Life
後悔しないファミリーDOGフォトを。
犬の命は短い。
それを体現して、
何度も蘇った魔女は虹を渡っていきました。
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