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ぬくぬく
kapus,今日もいつもの『麒麟 濃い味』である。早くに晩御飯を食べたものだから空いた胃に染み渡る感覚が敏感である。ゆっくりゆっくりと缶に詰められた宇宙を開放し、適当な記事を愉しませて頂く。あ、乾杯っ!
鹿田です、よろしくね。
またネタなど持ち合わせていないのだが、いつものごとく全ては酔い任せである。酔いに任せて大風呂敷を広げ、その上に酒の肴を撒き散らし、宴会よろしく楽しく記事を書き上げるのが鹿田の執筆風景である。つまらないならやらないさ、楽しいからやる。noteとてそれ以上でもなければそれ以下でもない。楽しい風に吹かれたくて、僕は夜な夜な電子の温き海を揺蕩う放浪者だ。いつも、そうでありたい。
そんな僕の座右の銘は『面白きことは良きことなり』である。下鴨矢三郎先生に肖っている。知る人ぞ知る大先生である。
あっというまに1本が空いてしまったよ、もう1本持ってくる。
カプス!乾杯っ。何度でもしよう、乾杯は何度しようが消えたりしない、すり減ったりしないのさ。たとえ顔知らぬ誰かとて、僕は乾杯と杯を高々と掲げられたなら、所構わず返したい。全力で。そして始まった素敵な夜を、僕は、いくつもいくつも知ってるからさ、持ってるからさ。いつかこの災いにも、必ず終止符は打たれる。その時、もしかしたら、悲しいかな乾杯を知らない世代がうまれるかもしれない。でも、そしたら僕らは満面の笑みで、最高に笑って、「乾杯」ってその人の目の前に杯を掲げるのさ!カチンって懐かしい音に、誰かには初めての音に、笑って泣けばいい。終わりは来るさ、何にでも。良し悪し関係なくやってくるところが、やつのいいところであり、また悪いところでもある。
なあ、月。俺はお前がいたから良かったよ。肩くんで歓楽街を歩く楽しさを知った。ビール祭りでは隣のおえらいさんにビールぶちまけちゃったり、あの、馴染みだった店のトイレには何度も何度も吐いたな。会社で飲めば上司なんかと会社に泊まって、僕は一向に本来の仕様で利用されない寝袋をいくつも車に乗せては通勤していたから、飲み会がある度みんなに貸すんだ、そんでみんなで寝袋に入っては、寝酒して…。いつかいた、アホな後輩なんて、「シュラフなんだからせっかくだから外で寝ましょう!」なんて、酔った勢いでいってさ、真冬の寒いのに、コンクリートの駐車場の上に二人でシュラフに包まって星見たり。いや、冬の星空だけあってきれいだったな。結局耐えきれなくなってすぐ事務所に戻ったけれども。そんな、飲み会には素敵な思い出しか無いや。
なんて思い出しながら飲んでたら、あっという間に酔ってしまったよ。僕はいつか(きっと近い内)また飲めるようになったための、予行練習を今から始めてみようなんて思っている。僕は今度飲み屋の提灯のかかるがやがやした店内に入ったなら、胸いっぱいになって、それだけで、満足してしまいそうだ。ああ、って。きっと、言葉にならないな。言葉にならないくらいの気持ちって、それは最高に素敵な瞬間だったということだ。ぼくは、ぼくらはきっとその時、それを感じることができる!
だからさ、今は家飲みで、こたつにくるまって、のんびり飲むよ。
ぬくぬくぬくぬくと温めているのは
冬に冷えた、体だけじゃなくて。