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夏に踊れ!~つ・ゆ・あ・け・♪~
2021年7月16日、我らが東北もとうとう梅雨明けが宣言された。待ちに待った正真正銘の、気象庁による公式な、夏、の始まりだ。
それにしても明けた途端の夏の粋な計らいには思わず笑ってしまったよ。好天下(黄天化と変換されてびっくりした!最近漫画の『封神演義』読み返していたからね)の30℃!息苦しい程の真夏の日差しに、僕は両腕を高く上げては背伸びし、大いに笑ってしまった。
夏が来た!来たぞ!イッツ、マイ、シーズン!これをもって鹿田は無敵と化す、誰も敵いやしないぞ!祝杯だ、ビールだ、乾杯しようじゃないかパソコンの画面を睨んで、網戸越しの鈴虫の声を聴いて(かえるって夏の最中には鳴かないのだっけ?最近めっきり聴かなくなった。ホトトギスでも泣いてくれたなら小躍りして喜ぶのだが。小躍りしながら町を巡る。踊りはいつのまにか桐生八木節になっている。ここは福島県。ほとんどの人は知らないはずなのに僕が踊り出すと次第にみんな寄ってきて、最後には町の人総ぞろいで1列になっては八木節を踊るんだよ、なんて素敵な夜!福島と群馬の交流だ!それに不思議なことに桐生八木節にも小原庄助さんがでてきて身上つぶしてんだよね)今年起こるであろう素敵な夏の出来事の数々を肴に飲もうではないか!
酔っぱらってきたぞ!だんだん酔っぱらってきた!ひとつ、謡ってしまおうかしら。
♪鹿田ァ草太さん なぁんで身上つぅぶした 夏寝 夏酒 夏湯が大好きで、そぉれで身上ぉつぅぶした ハァア もっともだーもっともだ♪
ああ、だんだん現場の雰囲気を思い出してきてしまったよ、2年もいっていないのに。踊りたいなぁ桐生八木節。汗を四方八方に飛び散らせ、あほになるほど踊りつづけて、体力の限界を突破した時にはもうハイになっちゃっていて、明日の朝まで踊れそうな気がする、いや、踊っていたい。そして祭りが終わってしまうと服を着たまま滝を浴びたような状態で目が覚めて、それでもまだまだ辺りは賑やかで。大きな声、笑い声、活性、掛け声、笛の音、子供たちの無邪気な笑い声。
祭りっていいなぁ、夏まつりって最高だなぁ。
おおっ、妄想だけでここまで語ってしまった。
そしてエアコンの人口風の音だけが部屋に響く。風呂上がりの火照った体もいつの間にか冷めていて白昼夢が消えてしまったよ。取り残された祭りの後…。
しかししかししかし、夏は今日本格的に始まったばかり、ほら、だんだん祭囃子がそろってきて音も大きくなっていくよ。ひと夏の間ずっとなり続く素敵なお囃子だ。そりゃみんな、浮かれてしまうよね。素敵だな。
あーーあ、夏って素敵だな、最高だな、悪いことないな!
と、夏をおだててはなるべく長くいてもらおうとする、鹿田の浅はかな算段だ。けけっ。
明日も猛暑日。陽炎揺らめく世界に負けず、突き進んでゆくのみだ。体は常にダイノジに、大きく胸を張り、少しでも多く太陽光を浴びては幸せホルモンを分泌させようぞ。そして大地にいくつもの影を焦げつかせ、夏に生きた証を、記憶を、思い出をつくろうぞ!シーズンインザサン!太陽はいつも夏バカの味方だから。
あああ、だんだん実感してただただ高まる!うきうきする!また明日が待ち遠しくて仕方がないよ!夏を浴びたい、全身で浴びたいよう。太陽。アロハシャツもきなくちゃ、風を受けて、風になりたい。アロハシャツ靡かせたら飛べそうな気がするよ。そのまま青い海を越えて夏雲になってさ、世界を見渡せたら最高だな。そしたら入道雲のビーチでスイカ神と乾杯するわ。(友情出演、夏だから出してやるよ)
現地にいると留まることを知らない夏のバカなので、取りあえず今日はここで唐突におわる。
夏に、かんぱーい🍻