竹槍部隊の戦い方?
1対1ならどこにだって勝てる“鋭い竹槍”を持っていますか? またそれを定期的にメンテナンスできていますか?
著名な経営理論「ランチェスター法則」ではライバルとの力関係を戦闘にたとえて
第1法則:攻撃力=兵力数×武器性能(歩兵戦)
第2法則:攻撃力=兵力数の2乗×武器性能(銃撃戦)
と定義しています。
射程距離を取って戦う銃撃戦では兵力の数がものをいいますが、対面戦闘である歩兵戦は常に1対1。
それゆえに僕のような弱小個人事業主は誰が相手でも“タイマン”に持ち込み、茂みに隠れて竹槍を持って一気に飛び出す、そんな戦い方が推奨されています。
ビジネスの競合関係でいうと1対1なら大手も弱小もない、というわけです。
ランチェスター法則について詳しく説明しはじめると長くなってしまうので、よければ検索して調べてみてください。
「いざ、一点突破!」。前職ではお菓子を扱う商社に勤めていたのですが、お世辞にも独自性のある商品はほとんどありませんでした。
そんな元・我が社において少なくとも僕が在籍していた時期の竹槍の1つが
フライドポテト(スティック状のやつね)
さらに会社に「シーズニングの魔術師」の異名を取る人間がいて、ポテトに振りかけるシーズニング粉をいろいろとつくってくれていました。4種のチーズミックス、トリュフ味、ペヤ○グ風ソース味、テリヤキバーガー味…etc。
魔法の粉を用いて、ポテトをさらに“鋭い竹槍”にして戦っていたわけです。
当時、会社が扱っていた商品そのものはウン千種とありました。
しかし僕の所属していた広域量販店向け(コンビニとかですね)となると、供給量が十分にあり(兵力)、かつ戦える武器といえば数限られていたのです。
そんなわけで部長はフライドポテトの開発にご執心でした。「ポテトばっかりいくつ食わせられるんだよ〜」と思っていたけど今では間違いない戦い方だと思います。
さらにその裏で第2のフライドポテト=“第2の鋭い竹槍”の開発に余念がありませんでした。
コンビニエンスストアなどを担当していると如実に分かるのですが、プロダクトライフサイクルというものがあって商品には必ず寿命が訪れます。
僕がポテトで戦えたのもせいぜい1年半くらいだったかなあ。魔法の粉を調合してもらっていろいろつくっていたんですよ(笑)。
だからやはり部長の姿勢を見て僕もポテトが売れていることに慢心せず、第2、第3と竹槍を探し求めていました。
売れるものがポンと出たら、ひたすらポテトの味を変えて一点突破しつつ、1年後の寿命に向けて次の商材を探す。僕のいた会社は決して弱小というわけではなかったですが大手と比べると大きな開きがあったので、その動き方が正解でした。
竹槍にはメンテナンスが必須なのです。
僕が知っている知識など浅いですが、ランチェスター法則にはプロダクトライフサイクルについてはあまり触れられていないので実体験で語ってみました。
あなたの竹槍は角が摩耗してきていませんか? いま好調だとしても、そんなときこそ新しい竹槍探しを計画的に進めたほうがいいと思います。
次の竹槍かあ〜。なんやろ??(笑)
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