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サンポート高松、西から見るか東から見るか。

―視界の先にあるのは同じ場所なのに、見る場所によって景色がまるで違います。「多面的に物事を見るべし」と頭では分かっていても、いつの間にか視野が狭くなっているもの。そんなとき視野を広げるきっかけをくれるのは、何気ない風景なのかもしれません。

いやあ、驚きました。こんなポイントがあったとは。

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高松は瀬戸内町のうみまち商店街で食事をしたあと、先にある海辺まで行ってみました。視界の先に広がる景色は…。

絶句。絶句です。写真では遠近感が捉えきれていませんが、海の青さと島々のバランスが美しくて、言葉を失いましたね。

海沿いをなめるように右手、つまり東方面を見れば、街のシンボル・サンポート高松と屋島が。

僕、普段は東から西方面に向かってサンポート高松越しの瀬戸内海を眺めることがほとんどなんですが、見るポイントが違うだけで、ここまで見慣れた景色が新鮮に映るとは…。瀬戸内海お気に入りビュースポットに速攻で登録です。

観光地ではないですが、地元の人が何人も車を止めて、同じようにのんびり海を眺めていました。やはり、瀬戸内海こそが香川県民の原風景だと感じる瞬間。

今回思ったのは、冒頭でも書いたように、視界の先にあるのは同じ場所でも、見る場所によって景色がまるで違うことです。

ものの見方というものは、変えよう変えようと思っても、なかなか変えることができません。たぶん、変わらないことが心地いいと、人間は本能的に思っている面があるから。

自分の内側でものの見方を変えようとしても、難しいと思っています。他人の考え方に触れるというのが一番手っ取り早いというのが僕の持論でしたが…なるほど、景色からだってそのきっかけはつかめるのか。

あと何百回、何千回、瀬戸内海の景色を見るのか分かりませんが、自分のなかに思考の偏りのようなものを感じたら、あえてポイントをズラして見てみたいと思います。

今日はそんなところです。


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