母親のカレーは原点になるものです
―原点をさかのぼれば、あなたが人生で一番大切にしたい想いが見えてくるというお話です。特に「子どもの頃の原体験」は大切にしたものですね。
僕の母親は普通のルウカレーに加えて、ドライカレーをよく作ります。味は記憶している限り、まったく変わっていません。レーズンが入ったひき肉のドライカレー。たぶん、ドライカレーというものがメジャーになる前から作っていると思います。
(なにせ30数年)
母親が通っていた、栗林の高松一高近くにお気に入りの喫茶店があったとかで、そこの思い出のドライカレーをイメージしているそうです。
ちなみに僕も同じ高校の出身ですが、僕が通っていた頃はそんな店はもうありませんでした。カッコよくいえば…幻の味?
とにかく食卓にドライカレーが出てくるのが楽しみでして、今日はにおいでドライカレーと分かった瞬間、ウキウキしたものです。いまはもうしないですが、1日でお代わりを何回したことか。
本記事ヘッダーの写真は、僕が作ったキーマカレーです。
母親が作るドライカレーとは味が似ても似つかないですが、「カレーが大好物」という記憶はしっかり引き継がれています。東京に出てからも有名店をいくつも食べ歩き、編集者をしていたのでカレーのレシピ本を作り、それがきっかけで自分でもカレーを作るようになったんですねー。
(カレーのレシピ本は、さる業界の有名人の著作。僕はその人のカレー作りを撮影中間近で見て、ノウハウを叩き込みました)
まさに、僕の人生はカレーとともにあります(笑)。最後の晩餐はカレー…かというと、うどんとどっちにしようか迷いますが。
僕は60年代の古い音楽を聴いたり、古い街並みが今も残っている様子を見たりするのが好きです。クラシックで古びないものが好きなのは、母親のドライカレーが原点にあるからなのかもしれません。
古びないものを残すお手伝いをしていきたい。
ある高松の企業の理念「地域で100年残る」という言葉にものすごく感銘を受けたのも、「古びないもの」という自分の原点とリンクしたものなんでしょう。
しかも、その企業さんは「今から」100年残る=決して古びないをスローガンにしていて、知ったとたん、自分もそういう想いでやっていきたいと強く思いました。
大人になると忘れがちなのですが、子どもの頃の原点は、ずっと人の心の奥底に、アルバムのようにしまわれているものです。そして案外それが、あなたの一番大事にしたい想いだったりする。
人生は文字通りひとつなぎ。見えないアルバムを開いてみれば、日々の生活のなかで見失っていたなにかが、発見できるかもしれません。
あなたの原点は、なんですか?
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