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30代後半 突然襲われた体調不良 ~慢性上咽頭炎、慢性疲労症候群 克服記①~

先日最初に投稿したnoteに現在40ものスキをいただけている。タグの効果もあっただろうが想像していたより沢山反応をいただけてとても嬉しい限りである。

ただその最初のnoteで私は文章は書けるなどと言ってしまったが一つ大事な条件が抜けていることに気がついた。その条件とは"体調がよければ"である。体調がよければ文章は書けるが正しい。
そんな事言うと体調が悪いのか?となるだろうが今は概ね大丈夫だ。万全とは言えないがかなり大丈夫になった。ただ数年前までは全く大丈夫ではなかった。毎日しんどかった。しんどすぎた。。
私は幸運にも子供頃からこれと言った病気やケガもなく健康に生活ができてきたので(強いて言えばお腹が弱く体が細いことくらい)、人生で初めて体調不良の辛さを味わった。それも約6年間とかなり長期である(病気になるにしても長すぎるだろ!)。その経験を書き残しておきたいと思う。

※この文章は医学に携わっていない私の一体験談レベルの話ですので、途中に出てくる病名や症状、治療法などについては私の推測も多分に含まれています。参考程度としてお読みください。


私が体調不良だった原因を先に書くと「マイコプラズマ肺炎の後遺症による慢性上咽頭炎と慢性疲労症候群」である。「である。」と断言しているが医者からは正式に診断されたものではない(ここ大事です)。感染症の後遺症は断定が難しく、おそらくそうだろうという推測しかできない。また医者も急性なら診断はしやすいが何年も症状が続いている慢性症状の場合、その長年の過程は診察していないため軽率に断定はできないのである。
その他にも慢性上咽頭炎は耳鼻科での治療になるが治療を行える医師が少ない、慢性疲労症候群に関してはそもそも専門の科がなく専門の医者がとても少ない、治療法もまだ確立していない(これから研究が進むだろうが)という背景もある。
ただ自己診断ではあるが私の体調不良とこの2つの症状を照らし合わせると間違いないと確証を持てるくらい合致しており「である。」としている。

そしてこの慢性上咽頭炎と慢性疲労症候群はもちろん別物ではあるのだが、かなりの割合でこの2つは連動して発症することがあるようである。
※慢性上咽頭炎になると慢性疲労症候群にもなりやすい、慢性疲労症候群の人は慢性上咽頭炎にもなっているケースが多い。


まず体調不良の始まりは2014年春ごろ、今(2021年)から7年以上も前である。以下が私の体調不良の大まかな時系列である。当時の辛さレベルを5段階で付けてみた。

■~2013年:辛さレベルゼロ
日々体調に問題なく健康に過ごす。仕事終わりにプールによって1キロ以上泳いで帰るくらい元気であった。

■2014年:辛さレベル★★★
大人になってから風邪による発熱経験はほぼ無かったが、春ごろに風邪のような症状で発熱し通常の風邪と診断される(おそらくマイコプラズマ肺炎に感染していたと思われる)。
しばらくして熱は下がるも、37度くらいの微熱が定期的に出るようになってしまう。血液検査で若干の炎症反応が出るも(おそらく上咽頭炎だったと思う)当時はどこの炎症か原因か分からず。咳や痰の症状が続くが特に治療せず様子見。

■2016年:辛さレベル★★★★★
微熱は治まってきたが自立神経失調症のような症状で強烈な体のだるさを感じるようになる(おそらく慢性疲労症候群の状態に)。
体調が悪いためいろんな病院で検査したところマイコプラズマ肺炎陽性(おそらく2回目の感染)、抗生剤治療。ただ自立神経失調症に関しては病気扱いではないので特に治療はなく市販のビタミン剤など飲んで様子見。仕事はなんとか続けられていたが、出社して椅子に座るともう動けないような日々も多い。血液検査をしても特に悪い数値がなくそのうち良くなってくるだろうという甘い考えでいた。

■2018年:辛さレベル★★★★
体調不良が一向に改善してこないためようやく本腰を入れてネットなどで体調不良の原因を調べまくる(真剣になるのが遅い…)。
ようやく症状から慢性上咽頭炎、慢性疲労症候群で間違いないとなる(ここでようやく希望が持てた…涙)。
耳鼻科で慢性上咽頭炎の治療「Bスポット療法(EAT)」を開始。また鼻うがいも開始。慢性疲労も耳鼻科の先生に相談し漢方薬「補中益気湯」を処方してもらい飲み始める。
同年マイコプラズマ肺炎陽性(3度目…)

■2019年:辛さレベル★★★
Bスポット療法と漢方薬投与から1年経過し、体調に波はあるがようやく改善しているのが感じられるようになる。慢性疲労症候群に効果がある言われているビタミンCの接種も始める。

■2020年:辛さレベル★★
治療は頻度を徐々に減らしながら継続。長年続いていた痰(後鼻漏)の症状、体のだるさがかなり改善する。

■2021年:辛さレベル★
感覚的に9割の状態まで回復し日常生活にほぼ支障がなくなる(ただ加齢もあり2013年以前の体調には戻りきらない感覚はあり)。
また運動をすると体調が悪化しやすいので運動は軽めのものしか出来ない。

ざっと以上である。本当に長かった…6年間ずっと体がだるかったのである。治って本当によかった…。。
ただこうして時系列を見ると、とにかくよくマイコプラズマ肺炎に感染している。大抵は一度感染すれば免疫ができるのでこんなに頻繁に感染することはまずないのだろうが、どういう訳か私はほぼ2年おきに感染しいる。おそらく免疫が2年程度しか持たないのであろう。もしくは体の中に常にマイコプラズマを宿しているのかもしれない(これはあり得ないようだが)。

とは言ってもマイコプラズマ肺炎自体が恐ろしいのではなく、その後の後遺症が恐ろしくヤバいのである。もちろんマイコプラズマ肺炎になった人が全員が後遺症を発症するわけでなく、むしろごく少数なのだと思う(仮に0.1%の人が発症するとしても全国で見ればそれなりの人数になると思われる)。
また今、感染症後の後遺症と言えば新型コロナウィルスでも治癒後に倦怠感などの後遺症が出る人が多いと聞く。おそらく感染症の種類はマイコプラズマでも新型コロナでも普通の風邪でも後遺症は一定数出てしまうのだと思う。
そしてその後遺症の代表的な症状である体のだるさ、倦怠感はおそらく慢性疲労症候群(倦怠感の強さにかなり幅はあると思うが)かそれに近いものなのだと思う。ただ先に書いたように慢性疲労症候群はまだ原因や治療法などはっきり解明されておらず普通に内科へ行ってもまず診断されることはまずない。辛いが現状は自分の免疫、体力を強化するしかない状況である。

私は2018年ごろ自分の体調不良に合致する情報がないか、本やネット記事をかなり探して読んでいたが、思いの他参考になるものが少なった記憶がある。今回、自分の治療経過などをnoteに投稿することで同じ症状で辛い思いをしている方に見つけていただき、少しでも希望が与えられたら私の辛い経験も報われるというものである。

次回はもう少し詳細な症状、どういった治療をして治して行ったについて書いて行く。

2021年10月6日

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