一味違うミステリードラマ 見るたびに惹きこまれていく『あなたの番です』
伏線が大量にあるものの、先の展開がまったく読めないドラマ。
「あなたの番です」とは
マンションに引っ越してきた年の差婚の新婚夫婦が住民たちの「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマ。
ストーリーの発端は、マンションの住民たちが遊びで行った、『「殺したい人」の名前を書いてその紙をランダムに引く』「交換殺人ゲーム」。
遊びのつもりだったのに、次々と書かれた人が亡くなっていく。。。
ミステリードラマではよくある?テーマかと思ったが、一味違う。
放送回数を重ねるごとに、惹きこまれていく。
この魅力を極力ネタバレしない方向で、まとめてみた。
登場人物一人ひとりにスポットライトがあたる
このドラマは進行の構成が面白い。
登場人物一人ひとりにスポットライトがあたるのだ。
スポットライトは登場人物の普段の生活や、意味深な行動を照らす。「マンションのゴミを漁る」「1階なのに、上行きのエレベーターに乗る」など。
犯人探しにつながっていくのだが、なぜそんな意味深な行動をとるのか、登場人物それぞれによって理由は異なるため、この部分を考察しながら見るのが楽しい。
また、ストーリーの進行の仕方として、主人公視点ばかりでなく、登場人物一人ひとりの視点も平行して進行していく。
「Aさんに問題が発生」「Bさんは怪しい行動をとる」「Cさんは...」など、1話分に様々な登場人物の思惑や出来事が入り混じるため、情報量がかなり多くなる。
なので、1話分に「どういうこと!?」「これどうなるんだ!?」となる出来事が、かなり詰め込まれており、あれもこれも続きが気になる状態になる。
散りばめられた大量の伏線
このドラマの魅力となるのが、大量の伏線。前述した1話分の情報量が多いため、伏線もかなり詰め込める。
そしてこのドラマは伏線の回収が早め。毎回、伏線を回収からの新事実が発覚する。さらに、連鎖反応をおこすかのように、また新たな伏線が生み出される。
この大量の伏線を材料にすることで、いろいろな考察できるところも面白いのだが、やはり、伏線の答えを知ることが面白いところだろう。その材料が大量にあるからこそ、楽しみも倍増していく。
また、その答えが考察の枠内に収まらない結果になるところが非常に面白いところ。さすがは秋元さん。
先が予想できない
ドラマの展開として、二話完結など、途中からでも視聴者が見やすい構成になってるのものが多いと思う。
しかし、このドラマは他のドラマと違い、連続性かつ区切りがない。そのため、今日はどこまで話が進むのかが予想できなくなる。
例えば、二話完結だった場合、一話目では「今日は解決しないな」と心の中でふわっと予想してしまう。
このドラマの場合、今回の話で「どんな伏線が投入されるのか!」「どんな事実がわかるのか!」と、見終わるまで予想できないところが、好奇心を刺激する。
予想できないからこそ、毎回楽しみになる。
そして、ラスト1分くらいでとんでもない情報放り込んでくるから、見ている側としては、混乱状態で終わることが多い。
それが、また続きを見たくさせる。
まとめ
「あなたの番です」とは
マンションに引っ越してきた年の差婚の新婚夫婦が住民たちの「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマ
惹きこまれるポイント
・登場人物一人ひとりにスポットライトがあたる
→登場人物一人ひとりの視点で展開される
→キャラクターの意味深な行動の理由は?
→1話分の情報量が多いため、続きが気になる
・散りばめられた大量の伏線
→伏線の大量投下&回収が早い
→伏線が大量にあるから様々な考察ができる
→伏線の答えが知る面白いポイントが大量にある
・先が予想できない
→連続性かつ区切りがないからどこまで進むかわからない
→見終わるまで予想できない
→ラスト1分でとんでもない情報を放り込んでくる
ネットにはいろいろネタバレや考察情報が飛び交っているので、初見で気になった人はぜひ、ネタバレを見ないようにして見てみてください。
たしか、「hulu」なら1話から見れると思います。
追記:YouTubeに5分でわかるダイジェスト版がありました。これでドラマに追いつけるぞ!