むら滋染

空想のまなこ。 社会人おやすみ中の26歳。 読書、映画鑑賞、カメラが一応趣味と言えるこ…

むら滋染

空想のまなこ。 社会人おやすみ中の26歳。 読書、映画鑑賞、カメラが一応趣味と言えること。 寝る・食べる・ぼーっとするを繰り返して生きています。

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  • 大学のレポートまとめました

    学部時代、実際に提出したレポートを、現在の思考も加えつつ書き直してみました。 長くて重くて真面目なレポートから、さくっと軽すぎるレポートまで。

最近の記事

わたしたちが約束と約束を選択した意味

結婚しなくても幸せになれるこの時代ですが、結婚しました。 正直、結婚するいちばんの理由は税制面での優遇とか、緊急時の扱いとかいう現実的なものだったけれど、それだけじゃ味気ないかと思って、形式や考え方だけはしっかり練ることにしました。 色々な方法や考え方があるし、2人が選択したものがいちばん素敵だと思います。 でもこういう方法もあるんだなって、誰かの重荷を少しでも軽くできたり、もやもやを薄くできたらいいなと思って書きます。 プロポーズ=「提案と承諾」 「プロポーズって

    • 変な自己紹介

      急にアホな文章が書きたくなりました。 最近真面目にちんたら書いている(全然投稿していないけど)のが非常につまらなく思っていたので、いい機会と思いたいです。 ではさっそく。 Q. 普段何をしているんですか?A. 月曜日から金曜日まではパソコンの前でぼーっとしながら、たまにキーボードを打ったりなどしています。特に秋と冬はやらなければいけないことは全てパソコンで済むので、ほとんど動きません。だから筋肉は一向につきません。 その代わり、春と夏はよく動きます。正直全然外に出たくないけ

      • バイブルのない宗教

        学部時代のレポートでわりあい深いことを考えていたので、今の自分の考えも加えつつ、書き直していこうと思う。 今日は、誰しもが触れている身近な宗教についてのお話。 ※個人的見解に基づいています。 あなたの信じる宗教は?わたしの家の宗教は、どうやら曹洞宗らしい。 成人してからもしばらく、どんな宗教を信じているのか知らなかった。 親戚の葬式や法事のときにはお坊さんにお経をあげてもらうし、自分の数珠も持っているから、基本的に仏教であるということだけは分かっていたが、それだけ。 あなた

        • コンフィデンスマン科学

          学部時代のレポートでわりあい面白いことを考えていたので、今の自分の考えも加えつつ、書き直していこうと思う。 今日は健康科学のウソ・ホントについて。 ※個人的見解に基づいています。 科学って面白いけど、難しいから…科学、サイエンス、そう聞くとなんだか賢そう、難しそうと感じる人も少なくない気がする。 だから、できる人はすごい! 大学、医者、研究者、etc…直接的、間接的にかかわらず、彼らのおかげで日々わたしたちは快適な暮らしをしている。 でも、実は科学はそんなに敷居の高いもの

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        • 大学のレポートまとめました
          4本

        記事

          愛の罵倒

          学部時代のレポートでわりあい変なことを考えていたので、今の自分の考えも加えつつ、書き直していこうと思う。 今日は、差別や批判と比較しつつ考える、罵倒表現のお話。 ※個人的見解に基づいています。 「あほ」の世界突然だが、わたしは関西人である。 もう全国民のみなさんがご存じだとは思うけれど、関西人は簡単に人をけなす。 漫才でもそれは顕著だし、言い方も相まって、特に東日本の方々には怖いと言われる始末だ。 ここで言い訳かのように一応述べておくが、わたしはかなり優しい関西人です。

          マイノリティこそが”ヒト”ではなく”人間”としての進歩なのだ

          学部時代のレポートでわりあい深いことを考えていたので、今の自分の考えも加えつつ、書き直していこうと思う。 今日は「動物生理学」「進化生物学」の視点を交えた、性的マイノリティについてのお話。 ※個人的見解に基づいています。 おっさんずラブがすごかったつい先日(と言っても、このレポートを書いたのはもう2年前……)、流行には少し遅れたが『おっさんずラブ』というドラマを見た。 同性の上司や後輩から交際を申し込まれた主人公が戸惑いながらも真摯に応えていくというあらすじに、コメディ要

          マイノリティこそが”ヒト”ではなく”人間”としての進歩なのだ

          お留守番ではリモコンが大事

          小さい頃、親が出掛けるとわたしはいつも妹と「悪行」を繰り返していた。 親が出掛けるのが子どもだけの自由なさぼりタイムの合図だった。 玄関のドアが閉まる音がした途端、ピアノの練習から離れてテレビでバラエティやアニメを見た。 勉強するのを止めて、存在が忘れられていそうなお菓子を探した。 好きなCDを大音量で聞き、キンキンに冷えたお父さん用のコーヒーをそっと拝借した。 ただし、親がいつ帰ってきてもいいように、ピアノの蓋や楽譜は開いたまま、漢字練習用ノートには鉛筆と、ご丁寧に消し

          お留守番ではリモコンが大事

          世界を紡ぐ言葉

          作家 荻原規子さんの物語をおすすめする理由について ジレンマ世の中には、荻原規子さんを知っている人なんてごまんといるだろう。わざわざこの記事を読んでいるあなたも、その一人かも知れない。 けれども、わたしの周りにはいなかった。 荻原さんとの出会いは小学校高学年。最も純粋に活字に飢えていた時期だった。それが中学生になると、小説の読み方も変わってくる。 文字に表された風景や表情を想像するだけでなく、選択された言葉の重みを感じはじめ、そして、腹の中で激流のごとく湧き上がる感情を共

          世界を紡ぐ言葉

          好きな空想の中で生きる

          小学生の頃、わたしは週末にしょっちゅう図書館へ行った。 町の小さな公民館の入り口を入って、正面の階段を上った二階にある、本当にこじんまりとした図書室だった。 部屋の真ん中には大きな机が三つ四つあって、その周りに様々な高さの本棚がぐるりと並んでいた。机では中高生が参考書を広げて勉強していたり、おじいさんが新聞を読んでいたりした。わたしはその人々の後ろを、衣擦れの音さえ小さくなるように気を付けながら歩き回り、棚の背表紙を端から順番に眺めたものだった。 基本的に、好きなジャンルは

          好きな空想の中で生きる