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自分史的なクリッピング史料

イラストのタイトルはスマホのプラン変更ができないのはどうしてかというような内容だった。そうなんだよなぁ、本当はプランも常に更新されているし、できれば使ってもいないサービスに入りたくないしなぁと思いつつ。何となく、営業されてこのサービスを入れておくと、〇〇円引きになって、取り敢えず登録して後で直ぐにでも解約すればいいですから・・・云々と説明されてその場ではその気になるけど、後で解約するのが結構面倒だったりしていいことばかりではない。そんなサービスの販売の仕方でいいのかなぁと思う。

そんな日常においても年齢を重ねて思うことがある。それは食事だ。そもそも量を求めなくなっている。昔は二郎ラーメンは大ダブル全部入りなんて食べてたけど、今じゃ全く食べられない、せいぜい小ダブルが精一杯。にんにくもマシマシでは入れられない。胃も弱ってきているし。でも今後高齢化社会においては、少食ながら栄養を管理できるものがよりクローズアップされるだろうなぁという認識はある。

2023年7月3日 日経 1億人の未来図 Lサイズはいらない
「少食高齢化」で縮む胃袋

この記事の冒頭では、ピザ・大手の一角、ストロベリーコーンズがパーソナルサイズを販売し支持されているというリード文。「個食」ニーズの高まり、単身世帯の増加、そして高齢化による胃袋の縮小なども背景にあると見ていいのだろう。同社の社長によれば、IT技術の進展と共に、受注から配送に至る過程で、顧客ごとにサイズを選択できるようになるだろうとのコメントが付されている。

何とカルビー・グラノーラでは、顧客の腸内の状況に応じて、オーダーメイドのグラノーラを提供できるというではないか。でも最近、グラノーラは食していない。ちょっと高めなので。各社、胃袋が縮むことはしっかりと予測できているからこそ、顧客ニーズを的確に掴み取りたいという姿勢で臨んでいる様子。総じて、市場規模もシュリンクするのだから、業界再編などにつながることは容易に想像できる。いなげやがイオングループ入りしたのもそうした背景からだという。

要は、「大量生産、大量消費」という前提が崩れ、新たなビジネス・モデルを構築する必要がある。過去の成功モデルを簡単に捨てられるのか?というジレンマに行き着く。でも自動車業界でもそうであるように、エンド・ユーザーが縮小することは間違いない事実であるから、どんな仕掛けを用意していけばいいのか?

それでも食事というのは当たり前の営みではあるけど、今後は所作まで含めて、色々な手法が考えられていくだろう。でもやはりテーマが欲しい、と思う。「ムダをなくす食事」「健康を支援する食事」等々は今でも十分に主張されているだろうけど、消費者側でもより査収・チェックしたい事象ではないかと思う。多分、個別性が強いだろうから、口にするものをどのように考えるのかによって普段が変わってくるのかもしれない。

記事では未来のコンビニのコンテストで、3Dフードプリンターを店舗内に設置するアイディアが優勝したとある。これも勿論、テクノロジーを融合した一つの仕掛け。こうしたことからもいずれ、家で調理するのではなく、店舗内で調理することなどが容易にできるようになってしまうのかもしれない。特にメインなどに絞って。そうすると、家での負担が少し減るかもしれない。

モスバーガーでは、高齢化に対応する食材として肉の代わりに大豆の植物肉を利用した商品に力を入れるとある。そしてハンバーガーそのものも従前よりは小サイズのものをと。食材提供という面からは、植物工場や培養肉の技術の進展などが期待される。食の領域でテクノロジーが大いに活躍する時代がもうすぐそこまで来ているのだろうか。

飽食の時代と言われた時代も長く続いたけど、これからは、エンドユーザーの個別性がより重要視されていくんだろうなぁと思う。よく爆買いでコストコのボリューム満点の食材を調達して楽しい調理を紹介しているTV番組もあるけど、それもこれもエンドユーザーが消費可能な胃袋があってこそ。冷凍庫のキャパの問題もあるようだし、できれば、必要量を必要な時にということなのだろうか。そんな中で消費者側の知恵・知識としてのベース、健康との繋がりをもっと正確に知っておきたいと常々考えている。そんなことしてたら、いくら時間があっても足りないと言われそうだけど、でも自分の身体に関連することなので、是非にと思う。


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