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ねっとり。ペーストを愛してやまないから、言語化してみる。【考察】
私はねっとりしたペースト状の食べ物が大好きである。
ナッツバター、ねりごま、レバーペースト、タヒニ(ひよこ豆のペースト)、ギリシャヨーグルト…プロテインもどろどろ好きで、規定分量より少なめに作る。
ナッツバターやタヒニなら、パンに塗ることが普通おすすめされる食べ方かもしれないが、私の場合、それ単体で食すことが好きだ。
それはなぜなのかを考えてみた。
ではピーナッツバターを例に考えていこう。
想像しながら。
スプーンで山盛りひとすくい。
それを口に放り込む。
スプーンに一つも残らないように、しっかり唇と舌を使ってきれいに食べよう。
すると、口の中で半個体だったピーナッツバターは、じわじわと液体に変化していく。
広がる香ばしさ。
重厚なとろみ。
すぐ飲み込むことはできない。
だから窒息してしまわぬように、少しずつ、もぐもぐ。
一体私は、いま何粒分のピーナッツを口に含んでいるのだろうか。
なんて考えながら、瞳を閉じ、口の中の食感と味わいに浸る。
おつまみによくあるような個体のピーナッツを噛み砕いて食すよりも、ペースト状になっているほうが、口の中に長く残る。
旨味が口の中に残り、最後まで満足する。
「最後まで味わってね!」
食材も、ペースト状になったことでそう言ってる。ような気がする。
ピーナッツバターだけではなく、ねりごまもそうだ。
口に入れると…
ごま!ごま!ごまの香りが口いっぱいに。
一体何粒のごまを一口にいれているのか。
こんな贅沢なことはない。
ペーストでは、素材本来の美味しい部分が口いっぱいに広がるのである。
ねっとり、は口の中に長く残るため、それぞれの食材の本当に美味しい部分が見えてくるのだと、そう考えている。
だから、私はペーストがすきなのだ。
ねっとりにすっかり魅了されている。
あなたは、どんなねっとり食感が好きですか?