過去ネタセレクション014

2週間位楽してるけど、昔の自分の方が面白いでやんの。

脂肪と共に面白さが抜けた感じ。

ではご覧下さい。

コメット×アステロイド
漫才/Blood Festival

エル:堕天使、降☆臨……!!!(手首に包帯を巻いて、黒ゴスロリを纏って、片目を眼帯で覆っている)

下条:はいどうもー!コメット×アステロイドですよ!相方のヤバい衣装は気にしないで下さいね!

   そんな天草エルちゃんと僕下条朋成の男女コンビでやらさせて貰ってますけれども!

エル:天草エルって名前は地上に於ける仮初めの名前……。

   天上界に於ける真名はガブリエル=ヘヴングラスと言うわ……。

下条:だっせえ。ガブリエルの安直さもだけど、天と草を直に訳しただけの名前クソだせえ。

エル:この恰好はこの腐敗した世界に堕とされたから……。

下条:鬼束イズム漂わせた設定入れんなよ。

   そんな事より!ちゃんとご挨拶しなきゃ。

エル:……………………

 

   お前らを、血祭りにしてやる…………!!

下条:何言ってんだよ。天上界の設定どうした。

エル:じゃああたし看護師さんになりたいの……。

下条:志が高いのは結構だけど、そんな恰好してる女が看護師やってる病院には行きたくねえなあ。絶対ワケアリだもんな。

エル:白衣の堕天使になる……。

下条:上手くねえぞ。着替えた所で普段のエルちゃんのまんまじゃ行きたくねえなあ。絶対ワケアリだもんな。

エル:看護師さんになって採血がやりたい……。

下条:そんな恰好してる女が看護師やってる病院で血を抜かれたくねえなあ。絶対ワケアリだもんな。

エル:そしたら合法的に血が見れる……(パァァァァ!!!)

下条:あっ!コイツ血祭りとか一発目に言う女だった!初めて見た相方の笑顔がサイコ的思考なの残念過ぎる。

   まあこの笑顔絶やすの勿体無いから、とりあえずやってみよう。

エル:ようこそ献血へ……。(手首に包帯を巻いて、黒ゴスロリを纏って、片目を眼帯で覆っている)

下条:やっぱりその恰好なんだね。どう見てもエルちゃんの方が診察される側の人間なんだよね。

エル:私が担当看護師の白衣の堕天使ガブリエルよ……。

下条:やっぱりその名前を突き通すのかよ。結局白衣着てねえじゃんお前。

エル:お触りはお互いに厳禁よ……。

下条:俺は良いけど、エルちゃん俺に触れないと献血出来ないだろ。

   寧ろエルちゃんにやって貰いたくないからチェンジ希望したいんだけど。

エル:チェンジですと別途料金を頂くわ……。

下条:コスプレ風俗と錯覚せざるを得ないんだよな。せめて最低限普通に白いナース服着て貰えねえかな。

エル:この黒ゴスロリは……、

 

 

 

 

 

   患者さんの返り血を目立たなくする為よ……。

下条:献血で起こり得るシチュじゃねえだろ。

   そんでその包帯は何なの?地上に堕とされた時に怪我したとか言うなよ。

エル:この手首はリスカじゃないわ……。

 

 

 

 

 

 

   牧場行ったら牧羊犬に噛まれたのよ……。

下条:大人しめの犬にすら危険人物扱いされてんのかよ。余程じゃねえと腕二本共行かないぞ。

   じゃあその眼帯は何だよ。邪気眼を隠すとか言うなよ?

エル:眼帯は……、

 

 

 

 


 

 
   昨夜出来たものもらいよ……。

下条:三連続で溜めに溜めて眼帯の下りで普通の事言うんじゃねえよ。三段オチガン無視かよ。

エル:病院の看護師さんが三段オチ?????????????????

下条:急にコントに戻ってダメ出しするなよ!境目は無いに等しかったのに。

エル:その前に貴方がこのガブリエルに採血されるに相応しい人間かどうか見て差し上げるわ……。

下条:看護師って設定なのに普段のエルちゃんのまんまなんだもんな。そりゃ境目無くなるわ。

   普通の体型だから別に問題は無いと思うんだけど。

エル:血液占いよ……。

下条:血液型占いじゃねえのか。

エル:見えます……。

 

 

   貴方の血液……、貴方の前世……、貴方の住所……、貴方の通帳の隠し場所……、貴方の暗証番号……。

下条:余計な情報詮索止めてくれない?恰好からしてマジで見えそうで怖いんだけど。

エル:結果が出ました……。

   大量に血液を流すと、

 

 

 

 

 

 

 

 

   死にます…………。

下条:知ってた。

   てか検査って腕を直に触ってやるかどうかじゃねえのかよ。

エル:お触りは、げんきーん……!!(左手を突き上げるポーズで)

下条:エルちゃんの献血はそうだったね忘れてたよ。動きだけテンション高いのなんかヤだな。

エル:てなワケでアメリカバイソンに見るも無残に食われた哀れなプレーリードッグちゃん……、貴方にアドバイスよ……。

下条:多分だけどエルちゃんが見えた俺の前世で呼ぶの止めろ!なんつー悲惨な最期なんだろうか。

エル:大量に血液を流したら死ぬ貴方にワンポイントアドバイス……。

   生レバーを食べましょう…………。

下条:エルちゃんってニュース見ない子なのかな。食えても間に合わねえだろ。

エル:早速連れて来たモーモーさんを絞めましょう……。

下条:終盤で今更可愛さアピールしても無駄だぞ。可愛い言い方した対象を屠殺するんだもん。

エル:(舞台袖から大きな「モ~~~~!!!!!」)貴方の為に夜中に牧場に忍び込んで用意しました……。お陰で放羊犬に噛まれてしまったわ……。

下条:…………ってマジで牛がいる!!!

   そりゃ噛まれるだろうな!!今すぐ牧場に返して来い!!

エル:もう遅いの……!!私のこの両手は既に真っ赤な血に染まっているの……!!(牛を完璧に始末してレバーを取り出す)

下条:そうか返り血は牛のだったか……。二時間ドラマの自殺する直前の犯人みてえなテンションで何してやがんだ。

エル:てなワケで新鮮な生レバーを食べて血を増やしましょう……!!(生レバーもぐもぐタイム)

下条:牛さんごめんなさいっ!!

   旨いっ!!(生レバーもぐもぐタイム)

エル:では血も充分に増えた所で早速行くわよ……?(注射器を取り出す)

下条:忘れてた献血の看護師と患者のコントって設定だった。やっぱり設定の曖昧さは良くないな。

   って待て!注射器!?お前マジでするつもりなの!!?

エル:(がっしりと下条の腕を掴む)だって私、血が大好きなんだもん……(うっとり)

下条:このっ!!離せっ!!

   お前、お触り厳禁つったじゃねえかっ!!自ら課したルール平然と破ってんじゃねえよ!!

エル:針を刺す前にこれをプレーリードッグちゃんの腕にひんやりするヤツ塗らなきゃ……。

 

 

 

 

 

 

 
   絞めたモーモーさんの小腸を……!!(ぬりぬり)

下条:ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

   バッチい上に最悪のチョイスじゃねえかああああ!!!!!!!!!!!!!!

   記憶に無いけどアメリカバイソン以来のトラウマ!!!!!

エル:最後には痛くするわよ…………。


   貴方が大人しくしていればね…………。フフフッ…………。

下条:もう何なんだコイツ!!!普通の事言ってるつもりだけど間空けてるからめっちゃ怖い!!!!!

   やめろ、やめてくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!

エル:止めて欲しくば貴方の住所と通帳の隠し場所と暗証番号を教えなさい……!!

下条:それが目的かよ!?普通に見えてなくて安堵っ!!どっちも嫌だっ!!

エル:なーんちゃってね……。

   こうして私が患者さんに恐怖を与えておけば、献血で針を刺す痛みが和らぐハズ……!!

   どうかしら、これなら白衣の堕天使ガブリエルとしてやっていけるでしょ……?

下条:いや色々やらかして無理だっつーの!!もう限界!!

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