再放送 ひとりそたぶ329 妖怪
超高齢社会の化け物
ではご覧下さい。
孤独なスメル
漫才/ブラッドキャスト!!
有重豊五郎:はいどうも孤独なスメルです。久々に漫才やります。
今日はちゃんとちゃんとした人間相手と漫才をやりたい所ですね。
吸血鬼:どうもね。
豊五郎:カテゴリー的にしいて言うならば言えば妖怪じゃねえか!!!!!
帰れ!!!!!
我儘は言わん!!!!!
ホリエモンやプペ野、最悪野々村竜太郎でも良い!!!!!
だからお前は箱に帰れ!!!!!
吸血鬼:まあまあ落ち着いて落ち着いて。頭に血が上ってるじゃないの。吸ってあげようか?
豊五郎:お断りだよ!!ここぞとばかりに吸血鬼要素を出すなよ!!
吸血鬼:あ、血ィ、吸うたろか~?
豊五郎:漫才だからって関西テイストを出すんじゃねえよ西洋妖怪。寛平さん元気かな。
吸血鬼:まあ僕も何世紀にも亘って生きてるワケじゃないですか。だからそろそろ将来の事を考えて仕事をしたいななんて思って。
豊五郎:まだまだ生きる気なのかよ。今日のギャラはやらんぞ。
吸血鬼:でもね色々問題があるんですよ。
豊五郎:無いとでも思ってるのかよ。
吸血鬼:まず戸籍が無い。
豊五郎:お手上げじゃねえかよ。だったら西成行け。あそこならホームレスに紛れれば解体作業にあり付けるぞ。
吸血鬼:いや肉体労働はちょっと。昼間外に居ると溶けちゃう。後普通にダルいから嫌だ。デスクワーク希望。
豊五郎:吸血鬼が選り好みするなよ。溶けるって聞いてちょっと同情して損した。
吸血鬼:次は絶対に夜勤だね。
豊五郎:デスクワークは大概昼間しかやらねえんだけど。夜勤なのは完全にサビ残の可能性がある。
吸血鬼:そんで一番の問題は年齢だね。定年が70とか75とかに引き上げられたけど働ける口が無い。
豊五郎:そもそも無戸籍だから安心しておけ。どうしてもって言うなら下二桁で誤魔化せ。
吸血鬼:681歳……。
豊五郎:おっとっと。じゃあ上二桁だな。それでも2年かそこらか。
でもどうして仕事が欲しいんだよ。
吸血鬼:住んでる城に固定資産税やら何やらの税金を払ったら貯金が尽きた。
豊五郎:無戸籍相手にも容赦ねえな税務署。箱で我慢しろ。お払い箱だ。
吸血鬼:全く血も涙もないよね。
豊五郎:お前が言うな。終わり。