ひとりそたぶ696 ゲーム(4回目)
696回目は「ゲーム」です。4回目です。
ではご覧下さい。
処女☆後悔
コント/玉座での対峙よ
初音:此処が魔王の間なのです!!倒せば世界に平和が戻って来るのです!!
今まで幾多の勇者が挑み負けていたけれど初音なら大丈夫なのです!!(扉を開ける)
蜜:あらっ?
初音:あれ!?聞いてた魔王と全然見た目が違うのです!普通の女の人なのです!
でも玉座に居るって事は魔王に違いないのです!!
蜜:あー、ひょっとして貴女、伝説の勇者かしら……?
初音:そうなのです!!お前を倒して王国に平和を取り戻すのです!!
蜜:あっやっぱり魔王を退治に来たのかしら?
初音:魔王、いざ覚悟っ!!(刀を振りかざそうとする)
蜜:あーそしたらちょっと待っててね。今息子呼んでくるから。
初音: 息 子 ? ? ? ? ?
えっ、ひょっとしてこの人まさか……、魔王のお母さん……!?
蜜:(隣の部屋に向かって)こーら、魔王!!いつまで寝てるの!?勇者が倒しに来たわよ!!早く起きなさい!!
初音:何なのですかこの、朝学校に行く友達を待たせてるみたいなリアクション!?
蜜:(隣の部屋に入って)もういい年でしょ!?今年で500歳でしょあんた!?
初音:500歳にもなって母親に起こされて恥ずかしいのです!てかこの人魔王の母親だから見た目めっちゃ若そうなのに相当な年なのです……。
蜜:「うるせえババア」じゃないわよ!あたしまだ1000歳よ!?そんな年じゃないわよ!!
初音: 1 0 0 0 歳 ! ! ?
500歳も相当だけどダブルスコアなのです!!てか魔族ってどんだけ長生きするのですか!?倒せる気がしないのです!!
蜜:だから寝ようとするんじゃないの!!こうなったら仕方ないわね……。
コンヤ キミノコト サソウカラ ソラヲミテタ ハジマリハ イツモアメ ホシヲヨケテ!!
初音:何かASKAみたいな呪文を唱えたのです!!
…… っ て 魔 王 に 雷 攻 撃 が ク リ テ ィ カ ル ヒ ッ ト し た の で す ! ! !
初音が倒す前に初音のレベル以上の威力で倒さないで欲しいのです!!
蜜:あっ起きたわね。ほらさっさと歯磨いて朝ごはん食べて!
初音:良く起きれたモンなのです!!てかそんだけの攻撃を食らって起きられるとは魔王恐るべしなのです……。
蜜:(初音の方に向かって)ごめんなさいね。もうちょっとだけそこで待ってて貰えるかしら?
初音:「はい」としか返せないのです!
蜜:(隣の部屋に向かって)朝ごはん用意するからその間に着替えてなさい!あんたこないだも寝ぼけてパジャマで勇者の前に現れてたじゃない!
初音:パジャマの魔王とかシュール過ぎる光景なのです!てか魔王に寝ぼけてパジャマの状態で負けてたのです!色々みっともないのです!
蜜:「えっ!?体調が悪いから今日は休む」ですって!?勇者来てるのよ!?……分かったわ。
息子が体調悪いって言うからあたしが相手よ!悪く思わないでね!
コホン。よくぞ現れたな勇者よ。私がこの王国を支配する魔王だ。いざ尋常に勝負よ!!
初音:勝てる気がしないので帰るのです!!