ひとりそたぶ636 通知表
636回目は「通知表」です。
ではご覧下さい。
雷門テレスコープ
漫才/機密文書
新地:通知表と掛けましてエロ本と解きます。
外平:その心は?
新地:どちらも親には絶対に見せられません。
外平:いやいや。お前通知表は見せないと駄目だろ。どんだけ成績や素行が悪かったかは知らんけど。
新地:もうね親に見付からん様に一生懸命隠しましたよ。
外平:だから見せないとアカンて。親から見せろって言われるだろ。
新地:ウチのクラスは誰も貰ってないって全力でとぼけました。
外平:そんな嘘通じるか!先生や友達の親に連絡したら一発でバレるぞ!?
新地:子供を疑うとか親として有り得ないですよね。信用して欲しいですよ。
外平:お前の方がよっぽど有り得んわ!信用無くなるぞ。
新地:でも敵もさるもの。僕が家に居ないと必死扱いて部屋中探すんですよ。
外平:そらそうなるわな。親も読んで返信欄に記入せな。
新地:小学校低学年の頃はベッドの下に隠してたから机の上に置かれましたね。
外平:エロ本がバレた時みたいに言うな!てかそんなちっちゃな頃からやったんか!?
新地:親にしこたま怒られて思ったんですよ。「絶対通知表の在処をバレない様にしないと……」と。
外平:素直に見せなかった事を反省せえよ!だからものっそい怒られるんや。
新地:中学年の頃は庭に埋めて、高学年の頃は貸金庫に隠しました。ほんで直ぐにバレてしこたま怒られました。
外平:だから懲りろって!!隠す方も隠す方やけど見付ける方も見付ける方やな。
新地:中学に入ってからは即シュレッダーに掛けました。執念でセロハンテープ貼って復活させてました。
外平:新学期に先生に返す事も考えて行動せえって!そこまで行ったら親完全にプロフェッショナルじゃねえか。
新地:高校の時にはシュレッダーに掛けた上で燃やしました。学校に連絡が行ってコピーが行き渡りました。
外平:燃やすのは幾ら何でもやりすぎやって!!ほんで案の定連絡行ってバレてるし!
やっぱり親に見られたらヤバい事がつらつらと書き連ねてたんか?
新地:いいえ。逆です。凄い褒められてました。なので見られたら照れるじゃないですか。
外平:変な所で恥ずかしがるな!!てか一連の行動で信用出来んわ!!もう止めさせて貰うわ。