ひとりそたぶ456 境内
456回目は「境内」です。
ではご覧下さい。
シーサイドサンセット
漫才/祓
レナ:昨日近所の神社でどんと焼きやってたから行って来たの。
トキ:それ小正月にやるモンじゃないの!?夏も終わりだというのに!
レナ:ものすっっっごく暑かった。
トキ:だろうね!まだまだ残暑が厳しい季節に火は大敵だもん!
レナ:どうやら神主さんの感覚では「40過ぎると時間が経つのが早いからやっと1月半ば」みたいなの。
トキ:年中行事でその法則を当てはめるんじゃないよ!罰が当たっても知らないよ!
レナ:で、境内にどんと焼きの為に積み上げられていく丸太。
トキ:キャンプファイヤーと勘違いしてない!?何でそこだけ季節とキチンと連携出来てるんだろう!?
レナ:で次々に火の中に放り投げられる参拝者のお守りやお札。
トキ:玉入れやってるんじゃないんだから!神社サイドだけじゃなくて参拝者サイドも罰当たりだね!
レナ:因みにお札はクシャクシャに丸めないと、ヒラヒラと舞うだけだから気を付けないと。
トキ:ペラペラだからそうなるよね!でも余計に罰当たりだよ!
レナ:中には大きなダルマを持ってくる人も居たよ。
トキ:無理無理!!重くて投げ入れられないよ!!
レナ:仕方ないからその場でライター付けて火だるまにしてたね。
トキ:上手くないよ!!次から次へと罰が当たりそうな神社だね!
レナ:後は破魔矢ね。矢じりに火を点けて境内に放ってた。
トキ:戦国武将じゃないんだから!!最早事件だよ!!誰か止める人居なかったの!?
レナ:それを尻目にどんと焼きの周りでフォークダンスを踊る参拝者達。
トキ:だからキャンプファイヤーじゃないって!!何で動じずに踊って居られるのさ!?
レナ:「♪人生50年~」って音楽が掛かってた。
トキ:信長の最期みたいになってる!!誰一人まともな人が居ないの!?
レナ:で、最後は花火玉を投げ入れて盛大に燃えたね。で、最後神社丸焼け。
トキ:悪ふざけが過ぎるよ!!もうお仕舞いっ!!