ひとりそたぶ618 ゲームセンター
618回目は「ゲームセンター」です。
QMAにハマって休みの度に通ってましたが今となっては……。
ではご覧下さい。
嵐ヶ丘
お漫才/交流の場を設けて差し上げますわ
香乃子:こちらが立華お嬢様、私がメイドの香乃子。二人合わせて嵐ヶ丘と申します。
何卒宜しくお願い申し上げます。
立華:庶民である皆様と大企業の令嬢たるわたくしとの橋渡しとして、ゲームセンターを設けて差し上げますわ!
香乃子:何か鼻には付きますが良い考えですお嬢様。
立華:最新のゲームを取り揃えますわ!!名付けて「ゲームセンター嵐ヶ丘」ですわ!!
香乃子:最新って言ってる割には黎明期のコロコロコミックの香りがするんですが……。せめてネーミングはもう少し考えましょうよ。
してどの様なゲームの筐体を置かれますか?
立華:筐体ですの……?Switchを置いてポケモンをダウンロードしておけば放っておけば来るでしょ。
香乃子:幾ら何でも舐め過ぎでは無いでしょうか。Switchであれば大体持ってると思われます。
立華:友達が居ない方にポケモンの交換の進化の場を提供しますわ!
香乃子:大きなお世話です。家庭用ではわざわざゲームセンターにまで来るメリットは皆無です。
立華:わたくしが考えたオリジナルのポケモンを提供してあげますわ!!
香乃子:映画来場者特典じゃないですか。そんでもってゲーフリに無断で勝手にそんなの作らないで下さい。
ゲームセンターと言えば、ダンスゲームとかクレーンゲームとか色々用意しておきませんと。
立華:ダンスゲームですの?踊ってる最中に後ろに人が集まるアレですの?
香乃子:人に依りけりですがイメージは合っております。
立華:そして知らない間に後ろに居る店員も一緒に踊り出す、と……。
香乃子:フラッシュモブじゃないですか。勝手にバックダンサーを置かないで下さい。人件費が嵩みますし、お金を入れて踊ってる人は楽しくありません。
立華:そしてクレーンゲームですけれども、まずわたくしがクレーン車に乗り込みますわ。
香乃子:スタートラインから間違えております。失格処分を下しますよ。
立華:そして庶民がわたくしが操作するクレーンから逃げ惑うワケですわ!!
香乃子:操作してるお嬢様は楽しそうですが、逃げ惑う庶民の方々はただただ哀れです。
立華:次はモグラ叩きですわね。まずわたくしがトンカチを持って……。
香乃子:オチが分かるお話は止めましょうお嬢様。
立華:そしてゲームセンターと言えばやはりカツアゲですわね!!そこら辺の不良じゃ物足りませんからその筋の人達を呼びまくりますわ!!
香乃子:完全にアウトです。反社と繋がってるって思われますから発言も控えて下さい。
もうこんなゲームセンター事業は駄目です。
立華:もう!!香乃子ったらまたわたくしの邪魔をして!!(トンカチを振り回す)
香乃子:(真剣白刃取り)おっーと!!危うくモグラになってしまう所でした……。
といった所で嵐ヶ丘のお漫才は以上でございます。またお会い出来る日まで御機嫌よう。
あっ念の為申し上げますが、お嬢様のお父上が経営されてる企業は反社との繋がりは一切ございませんので……。