ひとりそたぶ760 猛獣(2回目)
760回目は「猛獣」です。2回目です。
ではご覧下さい。
レイニースターライト
漫才/山月記
李徴:(虎の姿で現れる)はいどうも~。
袁傪:その声は我が友、李徴子ではないか?
李徴:って事で人間と元人間である虎のコンビでやらさせて貰ってる事なんだけども。
袁傪:一人と一匹で「山月記」って言います。宜しくお願いしまーす。
李徴:まあいきなり現れて何だコイツはって思うかもしれませんね。水酸化ナトリウムで中和させられる名前しやがってって。
袁傪:俺じゃねえか!!水酸化ナトリウムで中和させられる名前っぽいの俺じゃねえか!!
李徴:左から餌、餌、一つ飛ばして餌。
袁傪:虎の本能剥き出しにするなよ!まだ人間としての理性が残ってるので大丈夫ですからね。
李徴:昔は科挙に若くして合格した官吏だったんだけどね。
袁傪:まあ山行ったら行方不明のコイツと再会しまして。まさかこんな姿になるとは思わなかったんですけど。
李徴:本当は詩人になりたかった。
袁傪:自らの立場に満足しなかった結果がこれって考えると悲惨ですね。
李徴:水着だよ 100回無料で うれしいね
袁傪:ブルアカの宣伝じゃねえか!こんなレベルで詩人になれると思うなよ!
李徴:自分の愚かさも知らずに威張ったのが恥ずかしいね。
袁傪:良くこんなんで科挙に合格できたモンだ。
李徴:ほんで発狂して行方不明になったんですよ。
袁傪:行方不明になった本人が行方不明になったとか言うなよ!語彙力を疑う。
李徴:そうしたらいつの間にか虎になっちゃって、コイツを襲う所だったんですよ。
袁傪:そうだったね。危うく袁傪が無残になる所でしたよ。
李徴:で、誘われて今こうしてこんな事をする羽目に。理性が戻らなければ良かった。
袁傪:オイてめえ!誘っただけ有難いと思え!皮剥いで役人に売り飛ばすぞ!
李徴:それは無理だな。俺は傲慢な男だぜ。面の皮が厚いからな。
袁傪:やかましいわ!作者が中島敦で掛かってる辺りが余計に!これにてお別れです。
李徴:ウオーーーーーーーーーーーーー!!!(月に向かって咆哮)