ひとりそたぶ239 洗濯
239回目は「洗濯」です。ネタ書いてる時は一発で「洗濯」って出たのに、保存の際に変換機能で何度も「選択」って出てウザかったです。
このお題で漫才で作るのは無理でした。何でなん。なので久々にピン(?)のコント(?)です。自分でもよう分かりません。
ではご覧下さい。
孤独なスメル
コント/朗読「桃太郎」
昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川で洗濯をしていました。
おばあさんが洗濯をしていると川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんは「醤油のシミって中々落ちないわね~」とぼやきながら必死で服をこすっていた為、桃に全く気付きませんでした。
するとまた川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんは近所の物知りな人から「醤油のシミは炭酸水で落ちる」と聞き、コンビニまで買いに行っていた為桃に全く気付きませんでした。
おばあさんが川に戻ってくるであろうタイミングで川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんは炭酸水で醤油のシミがみるみるうちに落ちて行く事にテンションが上がって、桃に全く気付きませんでした。
そうするとまた川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんは「ソースのシミも中々落ちないわね~」とぼやきながら必死で服をこすっていた為、桃に全く気付きませんでした。
またもや川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんはアムウェイにハマってる知人から、「ソースのシミならこの洗剤で落ちるわよ」と勧められてウンザリしていた為、桃に全く気付きませんでした。
それでも川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんはアムウェイを勧めてくる知人にしつこく会員になるよう迫られていた為、桃に全く気付きませんでした。
アムウェイにハマった知人を追い払ったタイミングで、川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんは重曹でソースのシミがみるみるうちに落ちて行く事にテンションが上がって、桃に全く気付きませんでした。
流す側が今度こそ気付いてくれよと神頼みをし、川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんは「そろそろ洗濯機が欲しいわね~」とぼやきながら必死で洗濯をしていた為、桃に全く気付きませんでした。
いい加減タイミング読もうと流す側も見計らって、川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんはヤマダ電機の店員に洗濯機を型落ちしているにも関わらず他店より高い金額で勧められてウンザリしていた為、桃に全く気付きませんでした。
流す側もタイミングを読むのを諦めつつも、川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんはヤマダ電機で見るだけ見てアマゾンで安く購入しようと決心した為、桃に全く気付きませんでした。
洗濯機導入する前にいい加減気付いてくれと願いながら、川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
しかしおばあさんはスマホのアプリを立ち上げ洗濯機を購入する際にカード払いにしようか代引きにしようか迷っていた為、桃に全く気付きませんでした。
流す側が柴刈りが終わって通り掛かったおじいさんに川に「物を捨てるな!」と滅茶苦茶怒られた為、川上から桃が流れてきませんでした。
おばあさんは洗濯が終わって下流が大量の大きな桃でせき止められているのを見て、「この川にもとうとうダムが……時代の流れかしら」とぼやきました。めでたしめでたし。