ひとりそたぶ586 節分(2回目)
586回目は「節分」です。2回目です。
趣味に全振りしました。
ではご覧下さい。
嵐ヶ丘
お漫才/節分の心得でございますわ
立華:わたくし立華とメイドの香乃子で嵐ヶ丘と申しますわ!御贔屓の程宜しくお願い申し上げますわ!
香乃子:さてお嬢様、一つお尋ねしたいんですが、何故私達は虎柄ビキニでお漫才をなさるのでしょうか……?
立華:今日は節分!!今年は寅年ですわ!!となると答えは一つでございますわ!!
香乃子:百歩譲って寅年だとしても季節を考えて下さいよ。せめてコート位は着させて下さい。
立華:香乃子ったら……///コートをお召しになったらいやらしい感じがアップしますわ……///
香乃子:既に真冬に虎柄ビキニの段階でですよ。
立華:因みに香乃子のヘッドトレスに鬼さんの角を付けましたわ!
香乃子:私の商売道具に何て事を。しかもこれ頑丈に縫ってあるから取れないですね……。
立華:では節分なので早速お豆をお客様方に当てて行きますわよ~!!
香乃子:我々が当てられる側です。鬼の恰好をした方が当てられるのがルールなんです。
立華:まあ!庶民如きがこのわたくしにお豆を当てに来るとは一億光年早いですわよ!
香乃子:ニビシティに居るボーイスカウトみたいな言い方をなさらないで下さい。
立華:ご用意したのは最高級のブルーマウンテンでございますわよ。
香乃子:節分で撒くには勿体無さが過ぎますお嬢様。節分で撒くのは大豆か落花生です。
立華:そうなんですの。でしたらこちら、納豆ですわ!!
香乃子:どうして無駄な工程を加えてしまうのですか。結構匂います……。
立華:今は無き令和納豆から仕入れた貴重な納豆ですわ!
香乃子:永久フリーパス没収して炎上した店舗じゃないですか。品質にも問題大アリです。
立華:それでは今から皆様に投げ付けますわ~!!
香乃子:今は無きビッキーズのノリで投げようとするのはお止め下さい……!!
最早テロです。飯テロじゃない単なる大規模テロですから。
立華:でしたら鬼さんの恰好をなさってる香乃子に投げますわ!!鬼は外ですわーっ!!
香乃子:何て事をっ……!!鬼の恰好はお互い様じゃないですかっ……!!
あーあ、匂いますしベタベタするし最悪な状態ですよ……。
立華:しかし虎柄ビキニで納豆がベタベタしている香乃子……、何だかわたくしとってもムラムラしてきましたわ……///
香乃子:幾ら何でもお戯れが過ぎます!
こうなったらお嬢様にもお返しです!福は内ーっ!!
立華:ギャアーですわー!!
以上で嵐ヶ丘のお漫才、お別れの時間と相成りました。わたくし達は舞台袖でお互いの納豆を舐め合い恵方巻を召し上がりますのでこれにて失礼致します。
またお会い出来る日まで御機嫌よう。
(恋人繋ぎで退場。客席からはずっと大豆や落花生が延々と「鬼は外ー!!」と投げられたのは言うまでもない)