再放送 ひとりそたぶ128 秋
間もなく冬が始まります。
ではご覧下さい。
シーサイドサンセット
コント/秋
レナ:(うろうろ)
トキ:どうしたの?何か探してるの?
レナ:小さい秋を探してるけど見つからなくてさ。
トキ:そうなんだ。
レナ:トキは見つけたの?
トキ:アタシはちゃんと見つけたよ。
レナ:いいなあ。何処で見つけたの?
トキ:近所の商店街に落ちてたよ。この枯れた葉っぱがその象徴だよ。
レナ:へえ良いなあ。私も毎日通ってるけど全然小さい秋見つからないんだよね。
トキ:そりゃ小さいからね。そんな簡単には見つからないよ。近くで見つけたいならアタシみたいにちゃんと虫眼鏡を持ってかないと。
レナ:そっか。私も今度の休みの時には虫眼鏡持ち歩くよ。
トキ:後は集音器とサーモスタットがあれば完璧だよ。
レナ:ウチにあるかなあ。でもその位しないと見つからないからホームセンターで調達してみるよ。
トキ:それにしても毎年小さい秋探すの大変だよね。
レナ:本当だね。大きすぎると価値がまるでなくなっちゃうからね。
トキ:そうなんだよね。確かレナは去年マツタケ持ってったら怒られてたもんね。
レナ:折角山の奥深くで一杯見つけたのにね。市場価格は凄い高いから八百屋さんで一本三千円で売れたけどね。
トキ:市場価格と必ずしも一致してないのが小さい秋だからね。それはしょうがないよ。
レナ:朝から散々探し回って疲れちゃったなあ。ちょっと休憩しよ。
トキ:まあまだ秋は始まったばっかりだからゆっくり探してみなよ。
レナ:だねえ。それにしても喉乾いたなあ。自販機で何か買おうと。(あったかいお茶を押す)
トキ:あー!!小さい秋みつけた!!
レナ:へ?どこどこ?
トキ:レナが今持ってるあっかかいお茶!!秋にならないと飲まないでしょ?良かったね見つかって!!
レナ:何か納得行かないなあ。でも今年のノルマは達成できて良かった良かった。