ひとりそたぶ３７５　ロック

３７５回目は「ロック」です。６/９なんでね。シックスナインじゃないですよ。

ではご覧下さい。

一夜の幻影
漫才/俺達何かを求めてはわめくうるさいRock'n'Roll Band　誰も見向もしないScramble​交差点で歌っている

向井：最近ロックが好きでやりたくて仕方ないんだよな。

真中：誰しも一度はそういう事考えますよね。何か楽器出来るんですか？

向井：吉川晃司ならかじる程度には。

真中：齧ったら駄目でしょ！！相手大物ですよ！！やる前に潰されますよ！

向井：あ、間違えた。吉川晃司じゃなくて、モニカでもなくて、ハーモニカだ。ハーモニカ吹けるぞ！

真中：どうやったら人と楽器を間違うんですか！？でもハーモニカ吹けるなら良いんじゃないですか。

向井：で他のメンバーなんだけどさ、お前確かマルシア弾けたよな？

真中：はぁ？

向井：違った違った。マルシアじゃなくて、大鶴義丹じゃなくて、あ！ギターだ！

真中：だから何ですかそのいとしこいし師匠も驚きの三段論法！？

　　　まあギターなら知り合いのロックバンドに参加してるんで弾けますけど。

向井：よしこれでバンドは組めるな！

真中：僕まだやるって言ってないんですけど。

　　　まあハーモニカとギターなら最低限出来そうな気がしそうですが。

向井：で、ロックバンドって言ったら曲もだけどパフォーマンスも大事だよな。

　　　だけどＭＣみたいな人前で面白いトーク喋るのあんま自信無いんだよなー。

真中：舞台上で結構長く漫才やってるのに！？正直バンドより自信持っていただきたいんですが！！

向井：やっぱり楽器壊すパフォーマンスだな。一回叩き落して頭にのせる感じの。

真中：上島さんの「くるりんぱ」じゃないんですから！帽子じゃないから頭に楽器乗せたらおマヌケな事この上なしですよ。

向井：でもお前の持ってるギターは高いから壊したくないし、俺のハーモニカ壊すんじゃ絵面がジミヘンだし。

真中：最後しょうもない事言わない！確かにハーモニカじゃ地味で変ですけども！でも僕のギターに対しての気遣いは有難い！

向井：こうなったらＭＣで盛り上がった雰囲気ブチ壊す位しか思い付かんな。

真中：それ楽器以上に一番壊しちゃ駄目でしょ！盛り上がるかどうかも分からないけども！

向井：後はダイブとかな。ランドマークタワーのてっぺんから客席まで。

真中：死んじゃう死んじゃう！！完全に自殺じゃないですか！！さっきからロックの捉え方がおかしいですって！

　　　もう君とバンドなんか組みませんからね！

向井：じゃあこの想いもロックしとくか。

真中：やかましいわ！！もう結構！！

　　
　　

（ネタが終わって舞台袖）

二人：こうやってても客席盛り上がらんかったなあ……。