書くことの意味
私は物語の世界が好きだ。
そして昔から自分でもそれを描いていて、絵心が壊滅的で最終的には小説に落ち着くことになる。
実は書くこと自体はそこまで好きではなく、小さい頃作文とかはどちらかと言うと嫌いな部類に入っていた。
最近、自分は書くことに意味や意義を求めるようになってきたように思う。
昔は書きたい話をオリジナル、二次創作問わず迷わず書いていたように思う。けれど最近はこの話は書いたところで意味はあるのだろうか? 需要はあるのだろうか? そんなことが脳裏をよぎる。
ネットが使えなかった時代、私はノートやルーズリーフに書いていて、それらは自分しか見ない、見れない完全なる自己満足でしかない代物だったけれども、その頃はそれで満足していた。(ただ、書き途中でどれも投げてしまっていたので、どこかモチベーションを維持できていなかったように思う)
でも今は他人の評価というか結果を欲している面があるような気がする。ただ、自分の書きたいと思い書き始める話はどれも流行りとは合わず、受けない部類なのだ。二次創作も全盛期をとうに過ぎたジャンルでしか書こうという気になれない。
もっと需要のあるものをとも考えるのだが、筆は乗らず、結果的に書くこと自体がひどく億劫になってしまっている。
書かないと筆力が筋力と同じように落ちるという漠然とした恐怖から、何かしら書いていようとこうして日記やブログめいた文章を書き記しているわけだが、それすらももっと他人に読まれるようなためになるような記事にした方が良いのでは? という考えに侵され中々投稿できないでいる。
意味だとか意義だとか結果だとかそういったことにがんじがらめだ。
でも結局は自分の欲求の赴くままにしか書けないのだろうなという諦めがある。
今日も全盛期をとうに過ぎたジャンルの二次創作ネタが一編降りてきたので、書きたくなっているのだ。
せめてオリジナル作品ネタであれば良かったのに! なんて思いつつ、いつの日か書き上げるのだろうと諦観している。
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