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【つくりもの】四季の器・夏

梅雨の長雨を超えると本格的な太陽の季節。
日本では、伝統的な祭りや花火と外でのイベントがたくさんありますね。
日本の夏は気温に加えて、湿度が高いので、ことさら暑く感じます。汗をかくのは当たり前と開き直って、体を動かした後のグビッと一杯。最高の清涼剤。

朝顔

夏休みの宿題で朝顔の観察日記を書いたのを覚えています。
朝のうち咲いていた花も昼には閉じていて、また翌朝に咲く、朝顔の花。
朝露に濡れる朝顔の花は、暑い夏で少しだけスッとするひと時をくれます。

工房の軒先に、朝顔のグリーンカーテンがあります。数年前に一度植えたきりですが、種がこぼれて毎年楽しませてくれています。
屋根までつるが伸びるので、咲き終わってからの撤収がなかなか骨が折れます。
夏の工房はひたすら暑い。なんせ冷房が入っていません。涼しい時間にロクロをひいています。
そんな暑い夏には、一日に2回お楽しみがあります。
朝の4時20分頃、夕の5時30分頃。ヒグラシの大合唱が始まります。杉林から聞こえてくるその声は、涼やかで伸びやかで夏を実感させてくれます。
ヒグラシの声を聴きながら蚊取り線香に火をつける、これが夏の朝のルーティーン。ワンプッシュの蚊よけスプレーがあるのに、なぜか蚊取り線香派。

あさがお

朝顔の器

夏の花で思い浮かべたのは朝顔と向日葵。
朝顔の方が日本らしいし、朝顔の歴史が長いので朝顔を選択しました。
久しぶりに朝顔をじっくり観察し、スケッチし、分解しました。
どこをリアルにするのかを考えいくつか試して、ようやく落ち着いた形。
低めの器と少し高めの器で作成し、2つを重ねられるようにサイズを調整。

低めの器には、みょうがの酢漬け、梅びしお
高めの器には、山形のだし、おくらとおかかのポン酢和え、野菜スティック
さっぱりと、するするっと食べられるものがいい

よもやま話

夏祭りや花火大会、伝統行事や食べ物など、暑さの中でも楽しむ方法がたくさんあります。ただ…最近は本当に暑い。
カラダの負担を考え、なるべく冷房を使わないで汗をかくように心がけていたのですが、ここ数年は冷房がないとカラダに負担がかかるよう。
朝の4時に起床して、涼しい時間を有効活用しています。
窯場での夏のルーティーンはまさに半農半陶。
4時起床→作陶 6時半→朝食 7時→外仕事 11時半→昼食 
12時→昼寝 16時→作陶 18時→夕食 20時→就寝
不思議とカラダが元気になる気がする(笑)

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