「簡単なのに効果アリ」アリ退治方法
こんにちは!
一昨日くらいから妙なことが起こりました。
ってのは、部屋にアリが「2匹も発生したんです。」しかも、スマホをみている腕に上ってくるという衝撃的なものでして。
ちなみに、今までお部屋ではお菓子とかジュースなどの食べ物系は一切食べたこと、ありませんでした。な、なのになじぇ?
まぁ、最近台所で比較的たくさん発生したこともあったので、その余韻かなくらいに思っていました。
でも気になる。。
そこで、台所で絶滅させたときの方法をお部屋にも使ってみたのでお伝えします。
それは、「ホウ酸ペースト」です。
ホウ酸ペーストのつくりかた
ホウ酸だんごはよく聞きますよね。あれを少し応用!?キャー、書いている間にもアリちゃんが首まわりをテクテクしていましたギャ~、何か痒いなと思ったら!!ムニっつ。
ホウ酸だんごは天日干しして、ホウ酸をカラカラにかわかして、それをゴキブリやアリに巣へもって帰ってもらい絶滅させるものです。もちろん、つくればいいのですが、時短したいって思ったので。
で、そのペーストを台所に比較的大量に発生(30匹くらい)していたところへ置いてみたところ、次の日からは全くいなくなり、今に至っています。
なので、今回も同じ攻略できるかな~と。
◇哺乳類は腎臓の働きによりホウ酸を排出出来ますが、腎臓を持たないゴキブリ、白蟻、腐朽菌(地震による家屋倒壊の主要因のひとつ)などは、細胞レベルでエネルギー代謝が出来なくなり微量の摂取で死に至ります。
◇ゴキブリ駆除の「ホウ酸だんご」がよく知られている例です。
ペットを飼っている場合も要注意だそうで、腎不全になり、すぐに獣医さんにみてもらえれば助かる場合もあるそうですが、命にかかわる危険性もあるみたいです。
ホウ酸ペースト:材料
・ホウ酸(薬局に売っています)
・はちみつ
・水
・ソース
・空の牛乳パック5本分
はちみつとソースを加えた理由
アリちゃんは、実は砂糖よりもはちみつに寄ってくるそうです。そして、ソースも意外にはちみつそのものよりも、臭いプンプンの調味料系に魅かれるのだそう。なので、お醤油でもいいそうですが、今回はソースで。
牛乳パックの空容器はホウ酸ペーストを置くためです。お部屋などに置く場合、何かの拍子にカーテンとか物がペーストをひらりしたら、大変ですから、屋根も牛乳パックの底で作ってしまおうと。もちろん、代理のアイテムがあればそれを使ってもらえればいいなと。ただ、ペーストを置く場所は、
・紙のように段差のないものがいいらしい
・ホウ酸ペーストは水分がある
・ホウ酸ペーストは液体
このことから、枠がついていて、耐水性もある牛乳パックは万能です。
段差については、底ぎりぎりにカットすればいいですからね。ただ、
液体なので、あまり段差なさすぎると広がってべたべたになるので、3ミリから5ミリくらいの高さはあってもいいでしょう。
そして、混ぜる器としての牛乳パックは、高さが3センチくらい必要なので、全部5ミリにカットせず、残り1個は3センチでカットです!
え、アリって噛むの?なんか、登ってきた奇跡のところが痒いんですけどぉ~ぉぉぉおおお!?
作り方
1.牛乳パックをきりとり、底だけを使う。底は3ミリくらいの高さを作り、切り取る。正方形の薄い皿ができます。
2.ホウ酸:水:はちみつ:ソースの割合です。
ホウ酸:小さいスプーン(コーヒーとか混ぜる小さなスプーンでいいかと)すれすれ1杯
水:小さいスプーン5分の1
はちみつ:水に同じ
ソース:水に同じ
これは目分量でかまいません。出来上がりが
・ペーストになっていること
・はちみつが一番多くなっていること
・ソースは2番目に多くなっていること
こんな感じで混ぜ合わせてもらえばいいかなと。
そして、使うのは、スプーンに半分くらいです。
沢山作ってしまった場合、容器に蓋をして、その蓋には間違って調味料とかに使わないように「毒だよ注意」など書いておき、3重くらいビニール袋に入れておき、冷凍保存しておけばいつでも使いたい時に使えます。
ホウ酸は昔は目を洗うなどにも使われていたそうなのですが、(もちろん食べたりするのは毒になるので、できるだけ私は触らないようにしていますが。)というよりは、赤ちゃんやペットが間違えて口にすることのない場所に設置したいものですね。
で、こちらのホウ酸ペーストは、とってもソースが効いていて、その匂いにアリがいち早く反応し、寄ってきました。TikTokで撮影してみました。アリの発生とともに。。(初の閲覧ご注意ものとなります💦)ホウ酸ペーストは、楽しい感じがでるように、シルバニアファミリーの家っぽく作ってみました。
こちらは、前日仕掛けたのですが、ソースの具材(つぶつぶ)がはっきり分かるくらいになっています。水分が蒸発したからなのか、それともアリが食べたからなのか、随分ホウ酸ペーストが減っていました。
多分、巣へもって帰ってくれているんじゃないかなと。
ポイントやコツ
TikTokでのホウ酸ペーストは、窓側に仕掛けたのですが、その際、少し我慢ですが、調味料のいい香りをそこへ停滞させるために、その日(アリが大量発生した日)は、換気扇はオフに、窓は開けないでおくと寄ってきやすくなりました。
風には気を付けて
そして注意したいのは、牛乳パックのフタは、風がふくとすぐにひっくり返るなどするので、ペーストを置く時には、周囲2センチほど空白(ペーストを塗っていないところ)をつくり、そこへセロハンテープをはり、設置するところに固定することが必要です。
これは、屋根(TikTokご参考までに。)部分を固定するにも同じくです。さらに、屋根部分のセロハンテープもですが、設置面にセロハンテープの粘着を付けたくないっッと思うことがあります。
そんな場合は、マスキングテープを貼ればOKです!はい。
アリの罠、ひっかかってほしくない、でもひっかかってるのを見たいと、ワクワクしますよきっと。
アリの行列見て気付いたこと
ホウ酸ペーストを食べたあと、テクテク歩いて巣へ戻るアリさんですが、帰るアリあれば出向くアリありで、来るアリさんと遭遇します。そして、不思議なのは、アリさんは全員同じ道をテクテクしています。なので、当然ぶつかります。
でもよく見てみると、ぶつかるというよりは、「やあ、」みたいな、コミュニケーションをとっている感じさえあります。そして、向こうからくるアリさん皆に対して、何か伝えている感じさえ。
調べてみたところ、やはり予感は的中、巣へ戻るアリは餌があるよと向かってくる(これから餌をとりに行くアリ)に何かしらのフェロモンをだしてくっつけているのだそう。そして、その何かしらのフェロモンの臭いを頼りにエサを探しあてるのだそうです。凄い!!なと。
さらに、道しるべフェロモンという別のフェロモンも帰り際に出しておいていってあげるので、いつのまにか道ができるのだそうです。なるほどでした。
さらにさらに、
彼 らは, 別 の個体 と出会 うとか な らず, まず触角で相手 に さわ る. これ によ り, 彼 らは相手 が 自分 と同じコロニーの メ ンバ ーで あるのか, それ と もそ うで ない「敵」な のかを判断 して いる.
同 じコロニー のメ ンバ ーだ った場合 は何事 もな く行 きす ぎるか, 口移 しに餌 を交換す るな どの親密 な行動 を とるが, 敵 だ った場合, す ぐに逃 げた り, 極端 な ときは死 にいた る闘争 が始 ま った りもす る
彼 らは仲 間か どうかを匂 いで判断 して お り, 触 角で相手 を 「見 て」 い るのだ.
この識別 には触角 が用 い られ るが, 最近 の研究 では,巣仲 間 であ るか ど うかの 「記憶」は脳 にあるのでは な く,触 角 自体が もって い る, とい う結 果が得 られて いる.
後続 の ア リは触 角 によ りフェロモンを感知 し, あ とに続 くと考 え られてい る.
ア リには左右一対 の触角 があ るが, 触 角を片方取 った り, 触 覚 を結んで左右 が逆 になるよ うに して しま うと, ア リは フ ェロモ ンの道 を効 率 よ くた どる こ とが で きな くな る(図1).
この実験 か らは, ア リは, フェロモ ンの道 の両側 に向か ってでき る化学物質 の濃度勾 配 を触 角で感知 して おり, フェロモ ンの濃度 があ る程度 以下 にな ると反対方向へ頭 を 向け るという行動 を とる ことで, フェロモ ンの道をた どって い ると推察 で きる.
したが って, 触覚 を左 右逆 にね じって しまうと 自分 で は正 しい方 向に戻 ったつ もりが, 道か らさらに遠 ざか って しま う結果 とな り, フェロモ ンの道 のスムー スな追 尾が できな くな ると考 え られる.
いわば, 彼 らは触角 を通 して, 匂 いで世界 を見 てい る とい って もよいだ ろ う.
出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/43/12/43_12_817/_pdf
なんかとても健気。山道に道しるべがついていますが、それは人間が物を使えるからであり、物で道しるべを示せないアリさんたちは自らの道しるべツールをつくり、それをハンカチ落としのように置いていくことでアリさんたちにしかわからない暗号のような道を作っていたのだと思うと、アリたち凄いしオブジェクト思考ができるようになった人間は凄いとも改めて実感。
人間がのぞきこんだとき、すぐに分かり、散らばっていくのですが、それだって触覚で感知しているのかもしれないなと。人間の気配でアリにしてみたら嵐のような突風が吹いてくるみたいな感じ?でしょうか。改めてアリの新たな一面を垣間見た気がしました。
ところで、アリ、食べたことありますか?その昔、甘いところに群がっているアリを小さい頃食べた子がいてて、その子が甘いと言っていたので、後日こっそり食べてみました。一番小さな可愛いアリ、チョコレートスプレーのようなタイプのアリですよ。大きいアリはグロ過ぎて怖いですから。で、感想はすっぱかったのでした。
でも、アリは独自の毒をもっていて、その毒をもっているアリに刺されたら免疫暴走となり命の危険もあるのだそう。なので、アリは他の昆虫にあまり食べられないそうで、そのタイプ(独自に毒をもつ)では、クモもそうらしいですね。
アリは敵に襲われないように、いろいろな武器を持っています。
例えば公園なんかにいるクロヤマアリとかクロオオアリ、トビイロケアリとかは、すっぱい汁、「蟻酸(ぎさん)」っていうんだけど、それをおなかから出しています。もうちょっと大きくなったら試してもらってもいいんだけれども、アリをつまんでみて、おなかに透明の汁がついてたらちょっとそれをなめてみると、すごくすっぱいのが分かります。
あと、ハリアリとかフタフシアリという仲間は、日本のはたいしたことないんだけれども、ハチと同じように毒針を持っていてそれで刺します。こんなふうに蟻酸や毒針を持っているから、多くの生き物はアリを好んで食べようと思わないんだよね。
ってことは、あの酸っぱいのは毒だったのかも。。
家に入ってくるアリはコチラのアリが多いそうです。
他のアリと比較しても小さな種で、雄は1.6 mmと小さく、女王アリは5 mmほどである。体色は黒色で光沢があり、腹部はルリ色の光沢が、角度によってはわずかに見える。左胸の斜面はほとんど直立している。雨の多い時期になると、屋外から屋内に避難してくことがある。それが不快害虫として問題になることもある。
ヒメアリは成虫の体長が約2mmの小さなアリです。体の色は光沢のある黄褐色で腹部は黒色をしています。
砂糖やシロップ、菓子類、乾物などに集まる習性を持ちます。
2mmほどの小さな体長のため、窓やドアのほんのわずかなすき間からも侵入可能です。
飲食店では客席のテーブルやドリンクサーバーの周辺にこぼれているシロップや砂糖に誘引されて大量発生することがあります。
アリの全部が人間にとって害となるわけではなく、家で発見しなければ人間を助けてくれる場合もあります。たとえば、植物にくっつくアブラムシを巣へもって帰ってくれたり。一方、最近話題になった体調2mm~6mmくらい、体表は赤茶色系、お腹は茶色のヒアリなどは危険ですが。
お部屋のアリたちのララバイ、夜になると、不思議なことにいなく(退散?)なりました。もうたらふく食べたから要らないヨの意味なのか、夜は働きアリさん時間外で、もう巣へ戻って眠るだけなのかは分かりません。
働きアリは全員雌アリだということにも驚きました。
台所のアリの時は、いなくなった途端、次の日からは来なくなりましたが、今回は一体全体どうなることやらです。
それではてにおはよう。。
追記:それから
やはりアリさんたちは退散したようで、あれからは一度も来なくなっています!効果はありました。
と言いたいところですが、
夕方には1匹発見、超びっくりしました。しらべぇしてみたところ、いくつか考えられることがわかりました。
1⃣アリはいくつかの巣があるので、別の巣から来た
2⃣確かにホウ酸ペーストなどの駆除剤を持ち帰りすると、巣内のアリや数年にわたり卵を産卵しつづける女王アリは駆除できる、一方、餌を持ち帰った時に卵だったら、食べることはできないので、孵化(数日のうちに)し、それがフェロモンの道を通ってきた
3⃣全く違うコロニー(巣)から来た仲間でないアリ
などが考えられそうです。1個ずつ絶滅させているのかもしれない。
毒だんご屋さん、もう少し開店しておこう。
その後・・・
新しい発見!?
アリたちの脅威の記憶力!?危険回避力!?
ニャ、なんと、アリさんたちは素晴らしい記憶力をもっていることがなんとなくわかりました。と言いますのは、その後、行列をつくり6匹ほどホウ酸ペーストルームにやってくるのですが、な、なんとホウ酸ペーストに一向に群がらないのです。
(アリさんたちにはごめんねなのですが)第一弾のアリのコロニーの群が(ご紹介したように、)ホウ酸ペーストを巣へ持ち帰ったと思うんです。そして巣では、次々にホウ酸ペースト中毒になって、それを見た他のアリさんたちはきっと、この香りはいい香り、だけど、食べたらアカン、きっと危険だからと察知したと思うんです。
でもいい香りだから立ち寄ってみる、だけど一向に近寄らない。でも、いい香りだから寄ってくる。香りだけ楽しむ。アリって賢いっ。
では何故わざわざ食べもしないホウ酸ルームにやってくるのか?それは今回の記事で調べて知ったとおりで、雨のときは気圧が変化するので、それを危険と察知、家に入ってくる甘いもの目当てではないアリさんもいるということでしたが、きっとそのタイプのアリさんなのでしょう。
そして、アリの群れ(6匹くらい)を見るとキャーってなりますが、必ず2,3日後には雨が降るんです!
今回で2回の訪れ(最初のを合わせると3回も)になりますが、いづれも2,3日後には雨が降りました。黒くて軽くて小さいアリばかりです。でも、けっこう固いです。
今はスマホをみたらすぐに15分後の空模様すら分かる時代ですが、もしそうでなければ、占い師的に天気を当ててくれるアリとして重宝されていたんだろうなと。
アリさんはそのホウ酸ペーストルームの屋根(△に建てた牛乳パックのフタのことです)を上り下りするのが好きらしく、セロハンテープの1ミリにも満たない厚みでさえ落ちることなく、綱渡りするほどです。
新しいホウ酸コロニーをつくったのですが、一向に立ち寄ろうとしません。
そして、最初の屋根のルーム。古いホウ酸ペーストの上に新しいホウ酸ペーストを乗せていて、今は3枚目でミルフィーユ状になっていて、1段目と2段目の間を好んで入ります。(3枚とも牛乳パックの底なので薄いです)
段差を嫌うらしく、わざわざ3枚目のコロニーまで上がってきません。そして、2つのホウ酸コロニーはすぐ隣にあるにもかかわらず、渡ろうとしません。
なので、段差、そして2つのホウ酸ルームをマスキングテープで繋いでみることに。すると、滑り台登り的にマスキングテープの表裏四方を歩き回り、まるで∞のようにぐるぐる2つのホウ酸ルームを循環、歩く回転も速くなったのでした。一方、マスキングテープを張り巡らしたので、ぱっと見はいびつな感じがします。もう少しデザイン性のあるルームに、somday!?
よく見ると1匹のアリがホウ酸ペーストの上にずっといます😢
アリたちに ホウ酸ルーム 飽きられ
そう、もう1つの考えは、ホウ酸ペースト自体が毒だとかは知らない、だけど、ホウ酸ペーストについて、同じ味だから、アリたちが飽きてしまった、そのために近寄らなくなってしまったということも考えられるなと。。
さらにさらに、こんな風にも考えられるなと。
ホウ酸ペーストを持ち帰ったアリたちは、アリの巣の英雄です。そのアリさんたちの香りを巣のなかで伝えられた他のアリコロニーのアリたちはこう考えました。(この香りのする宝島へ行きたいっ!)ホウ酸ペースト中毒になってしまったアリさんを知らなかったのです。そして出発。というのは、ホウ酸ペースト中毒になったアリが死んでしまった時には、まだ孵化していなかった子達だったからです。
で、香りだけは伝承されていたので、毒であるホウ酸ペーストの甘い香りについて、ただ一人、アリ王国の最長老のアリマジンガーZさんだけは口癖のようにみんなに伝えていました。
「あの香りはダメだ、近づいていキャン!」
アリの子供達はもう香りに魅了されてしまっていたので、老婆のいう話に耳を傾けようとはしませんでした。でも、心の隅にわだかまりとして残っていました。アリの巣にはたくさんの餌となる香りの標本みたいなのがいっぱいあって、このホウ酸ペーストもその1つ。
ホウ酸ペーストの香りと、先祖のアリ達(まだ最近ですが)がつけてくれた道筋を頼りに、宝島にやっとのことで辿りはしました。異様なたたずまいの牛乳パック宮殿をみたときアリたちの脳裏に、「老婆の危険な香りだよ」が蘇ってきました。なので、いきなり飛びつくというよりは、まずはチェックしてみることにしました。それが、アリたちがホウ酸ペーストルームのまわりをぐるぐるしている理由です。(オワリ)
これまた妄想してみたとさ。
いづれにしてもスギョイ、アリさんたちは。。
次の雨の知らせはいつなんだろう。