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電車とバスで行く!日本の絶景ひとり旅 #11|神戸ルミナリエと温泉&アートを巡るよくばり旅
こんにちは、絶景プロデューサーの詩歩(@shiho_zekkei)です。
「電車とバスで行く!日本の絶景ひとり旅」シリーズ第11回、今回は「電車とバスで行く!日本の絶景ひとり旅 #11|神戸ルミナリエと温泉&アートを巡るよくばり旅」をお届けします。
▼シリーズ記事一覧
旅のしおり
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Attention:電車やバスの時刻は、できるだけ執筆時点での最新版にあわせていますが、かならずご自身でも最新情報をお確かめください。
今回の旅の目的
兵庫県の神戸市で1995年から開催されている「神戸ルミナリエ」。
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阪神・淡路大震災を機に、被害者の方の鎮魂と追悼、また街の復興を祈念して行われている冬を代表するイルミネーションイベントです。
例年12月の2週間ほど開催しているのですが、気づいたときには「ああ今年も行きそびれてしまった…!」とタイミングを逃していたのですが、ついに2018年に行くことができました。
ひとり旅メモ:4年ぶりの開催となる次回から、開催月が1月に変更。次回開催は2024年1月19~28日。開催内容は変わっているのでご注意ください。
イルミネーションは雨の日がおすすめ
いわば人工的な景色であるイルミネーションに「旬」なんてあるのか?と思うかもしれませんが、写真好きな人はイルミネーションを見に行くときは「雨の日」を狙う人が多いです。
それは、濡れた水面にライトが反射したり、水たまりに映し出されたりすることで、光の量が2倍にも3倍にも増えて美しく見えるから。
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一時、晴れた日に勝手に水をまいたマナー違反なカメラマンが炎上したこともありますが、それくらいイルミネーションと雨は相性がよいのです。
もちろん雨だと人手も減るので鑑賞にもゆとりができます。
そのため、私も天気予報をチェックして、雨予報の日を狙って東京から訪れました。
旅のはじまり
DAY1:東京駅→元町駅
東海道新幹線 + 神戸市営地下鉄 + JR神戸線
東京駅 14:12 → 16:53 新神戸駅 17:06 → 17:07 三ノ宮駅 17:17 →17:18 元町駅
料金:15,700円
今日のメインは夜景なので、旅は遅めのスタート。まず向かう「元町駅」は、神戸観光の中心になる駅です。
神戸は素敵なホテルがたくさんあるので宿選びも悩んだけれど、会場から徒歩圏内の宿が空いていたので、1万円以下だった「神戸元町東急REIホテル」を選択しました。
ひとり旅メモ:混雑するイベントでは帰りの時間帯の最寄り駅がパンクするので、少々歩いてでも徒歩圏内で移動できる場所がベスト!
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東急REIホテルは一般的なビジネスホテルですが、ここでサプラ〜イズ!
なんと、部屋の窓からルミナリエのイルミネーションが見えたんです!!!
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ホテルもとくにこれを売りにしていないので、1万円以下でこんな部屋に泊まれるなんて贅沢すぎる・・・! 全部の部屋から見えるわけじゃないようなので、ラッキーでした。
ちなみに、雨予報だったのですが晴れ女パワーが強かったのか雨雲が消えてしまい、期待の雨は降らずじまい。こればっかりは仕方がありません。
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さて、イルミネーション会場はだいたい開始時間付近がもっとも混雑するので、先に腹ごしらえをします。
神戸のグルメというと神戸牛くらいしか思いつかなかったのですが、明石焼きが有名ということを思い出し、会場近くにある居酒屋兼たこ焼き屋「蛸の壺」へ。
4名がけの机がメインだったけど、イルミネーション開催中にもかかわらず混雑はしていなくて、ひとりでもゆっくり食べることができました。
神戸ルミナリエ会場へ(徒歩)
ルミナリエ会場は広範囲に渡りますが、会期中は道路は歩行者専用道路になり、事故を防ぐために歩行者も歩く方向が制限されています。メイン道路は途中で横入りもできません。
平日20時すぎの様子がこちら。
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元町駅から、ゲートに沿って流れる人についていって、まずはメインとなる「仲町通り」へ。
シンボルとなる光のゲートが見えてきました!ま、まぶしい・・・!
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普段はブランドショップなどが並ぶ通りが、光のトンネルに変わっています。まるできらびやかなお城のよう。こりゃすごい!
よく見る街路樹にライトを設置したイルミネーションと全然違って、ゼロから建設した骨組みがそのまま光を放っていて、急に光の世界に飛び込んできてしまったみたい。
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この規模のイルミネーションが市内のど真ん中で開催できるなんて、すごいこと。神戸市民の一致団結さを感じずにはいられません。
混雑がすごいので立ち止まって撮影するのは難しく、そのまま人の流れに沿って歩いていきます。
しばらくすると商店街を抜け東遊園地へ到着しました。
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ここまで来ると密集具合も徐々に緩和され、行きたい方向へ歩けるようになります。
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東遊園地にはお祭りの屋台もたくさん出店していました。
日本各地を巡っていると祭の屋台にも地域色が出てくるのが面白くて、ついつい観察してしまいます。
そこで目に入ってきたのが、この屋台。
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「はしまき」ってなんぞや!?静岡出身・東京在住(当時)だったわたくし、初めての出会いでした。
調べてみると、お好み焼きを割り箸に巻いたような”粉もん”とのこと。ついさっきたこ焼きを食べてしまった私、栄養バランスを考えてここは見送ることに・・・
ひとり旅メモ:その後2019年に京都に移住し、京都の祭り屋台で「はしまき」と再会。想像通りの味でした。笑
ルミナリエは21:30に消灯します。
私がひそかに好きなのが、イルミネーションが消灯する瞬間。今度はこれを見に、入り口まで急いで戻ります。
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この時間になるとさすがに人もまばらになるので、立ち止まって写真を撮ったりして過ごします。三脚を持ってきているツワモノもいましたが、かなり明るいので全然手持ちでも撮れます。スマホでも十分。
さて、時間は21:29。
それまで軽快な音楽が流れていたのが、急におしとやかな賛美歌に変わります。
賛美歌のハーモニーが途切れた瞬間、光が一気に消灯!先程まで目がくらむほど明るかった”光の城”が消え、白い骨組みだけがそこにありました。
ああ、儚きや・・・
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いつでも見れるものではない、限定だからこその美しさがありますね。
▼2024年「神戸ルミナリエ」公式サイト
DAY2:神戸市内観光(徒歩)
じつは私、これまで神戸をちゃんと旅行したことがなかったんです。
せっかくここまで来たので、この日は早起きして神戸市内を観光しつつ、少し遠出をしてから東京へ帰ります。
ひとり旅メモ:大きな荷物はホテルのフロントに預けておこう。
まずは神戸といえばの観光地である、メリケンパークの「BE KOBE」のモニュメントへ。
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ホテルから徒歩15分くらいで到着です。日中は観光客でごった返すこの場所ですが、8時くらいなのでランニングをする地元の人がチラホラ。
現在リニューアル工事中の神戸ポートタワーも見えます。
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ここまで歩いてくる間に、旧居留地も通ってきました。
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海外の重厚感ある石造りの雰囲気が漂っている…のですが、私のリサーチ不足だったのか、大手銀行などがあるビジネス街なので写真としてそこまでガッツリ撮るようなスポットは多くなくて。
スマホで数枚撮影してあとにしました。
神戸シティループバス
09:08 かもめりあ → 09:35 北野異人館
料金:260円
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北野異人館街
続いて向かったのは、かつて神戸観光のハイライトとして人気だった、レトロでオシャレな洋館が立ち並ぶ「北野異人館街」エリア。
今日の目的は洋館ではないのですが、ひとまず一番上まで上がってみます。
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”猫センサー”が反応し足を運んだ「北野天満神社」では、かわいいにゃんこにも遭遇しました。
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ひとり旅メモ:北野異人館街はずっと登り坂が続くので、歩きやすい靴がおすすめ。かなり疲れます。
今回の目的地は、異人館街にある珍しいスターバックス!
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1907年に建築された登録有形文化財の建物「北野物語館」を移築し、そのまま店舗にしているという珍しい店舗。前から人気なのですが、一度来てみたかったんです!
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中はアンティークの調度品が施されていて、一般のスターバックスとは雰囲気がガラリと変わっています。
特別メニューはないのでお決まりのソイラテを注文して、決めていなかったそのあとの予定を考えていきます。
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ラーメンを食べ終わった時点で時間は11時30分。
半日かかるかと思った神戸市内観光が意外とあっさり終わったので、ここから普通の人なら驚いてしまう強行遠出を決行することに!
有馬温泉
神戸電鉄有馬線
11:54 三宮駅 → 12:23 有馬温泉駅
料金:690円
まず到着したのは、日本三古泉のひとつである名湯「有馬温泉」。
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一度も来たことがなかったので、日帰り温泉に入ろうと思ったのです。
調べてみると、どうやら「金の湯」「銀の湯」という2つの有名な源泉があるのですが、両方が楽しめる日帰り入浴施設は限られているらしく、電車の中でリサーチをしておきました。
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温泉街を歩いている途中、やたらと行列しているお店を発見。
なになに、賞味期限5秒の「なま炭酸せんべい」だって!?
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目の前でちゃきちゃきと手焼きされていく炭酸せんべい。その職人技は見ているだけで面白く、値段もなんと3枚100円!やすっ!!
1セット購入し、5秒以内にパクっ。一口目は柔らかく、二口目はサクサクになる不思議な触感。
最後の1枚は名所である赤い橋まで持って行って撮影しました。
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さて、おせんべいを食べたあとは、お楽しみの温泉タイム!
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2つを同時に楽しめる施設として良さそうだったのが、金泉と銀泉を同時に楽しめる「湯屋の宿 康貴」。
日帰り入浴1,000円で、バスタオルなども有料で借りることができます。
金泉は自分の身体が見えなくなるほど濃厚で濁っていて熱く、反対に銀泉はヒヤッと感じて、まったく違う感覚。なるほど、比べてみると一目瞭然です(目ではないけど)。
のんびり温泉に浸かりたかったのですが、今回はそうはできません。なぜなら、もう1つ立ち寄りたい場所があったのです。
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Googleマップでどこへ行こうか考えていたとき、有馬温泉街から「六甲山」へ登れることに気づいたのです。しかもロープウェイで!
六甲山にあるアート作品をちょうど見たいと思っていたところだったので、更に足を伸ばしていく計画にしていたのでした。
電車の有馬温泉駅とロープウェイの有馬温泉駅は徒歩15分で、ずっと登り坂なので歩くには大変な道。
近い距離だしタクシーで向かおうと、さきほど客待ちタクシーがあった駅前に戻ったところ・・・な、なんと、タクシーがいない!!
運悪く全台出払ってしまったようで、呼ぼうにも近くに営業所はありません。これは困った。
乗るロープウェイは20分間隔の運行。時間から逆算して温泉を出ていたので逃したくない。。。
仕方ない、ロープウェイ駅まで走ろう!
結局お風呂でさっぱりしたのもつかの間、登り坂を全力ダッシュして滝汗をかいてしまった私でした・・・(トホホ)
六甲有馬ロープウェー
14:10 有馬温泉駅 → 14:22 六甲山頂駅
料金:1,030円
なにはともあれ、無事に六甲山にある「六甲ガーデンテラス」へ到着しました。
天気は曇天になってしまいましたが、気になっていたアート作品はこちら!
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「六甲枝垂れ」という展望台で、そこからの景色はもちろん、檜で作られたフレーム越しの空や景色、また内部も美しく作られている展望台です。
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太陽光が隠れてしまったので魅力が半減してしまったけれど、青空だったらさぞかしキレイなんだろうなあ・・・
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天気のおかげ?か、この日は観光客もまばら。
ほぼ貸切状態だったので、自分を入れた写真を撮ってみることにしました。
試行錯誤して撮影した写真がこちら。
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三脚を持ってきていなかったので、見上げる画角に固定するのに一苦労。
お財布やポーチをつみあげて高さを出してみるも、セルフタイマーの間にこんな感じで崩れてしまいます。笑
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結局一眼カメラを固定することはできなかったので、当時よく使っていたCASIOの自撮りデジカメ「FR100」で撮影しました。
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六甲山上バス + 六甲ケーブル
15:37 六甲ガーデンテラス → 16:00 六甲山上駅 → 16:10 六甲ケーブル下駅
料金:860円
六甲山はいくつかルートがあるので、今度は神戸中心部へ抜ける別ルートで戻ります。まずはバスとケーブルカーを乗り継いで地上へ。
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そのあとは、キャリーケースを預けているホテルがある「元町駅」まで向かいました。
神戸市バス + JR西日本
16:16 六甲ケーブル下 → 六甲口 → 16:39 六甲道駅 → 16:48 元町駅
料金:380円
帰りに、近くにある名店「ぎょうざの店 ひょうたん 元町店」で軽く夕食をとりました。
一番好きな食べ物が餃子なわたし、各地でのご当地餃子めぐりも欠かせません。
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メインの神戸ルミナリエはもちろん、北野異人館街や有馬温泉、六甲山まで堪能した1泊2日のひとり旅でした。
JR神戸線 + 東海道新幹線
18:01 元町駅 → 21:15 東京駅
料金:15,270円
旅のまとめ・旅費
日程:2018年12月12日〜13日(水〜木)
旅先:神戸ルミナリエ、北野異人館街、有馬温泉、六甲ガーデンテラス
交通手段:新幹線、列車、バス、ロープウェイ、ケーブルカー
旅費:交通費 34,190円 + 宿泊費 9,300円
歩数:(データなし)
ベストショット
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