スポーツのちから
こんにちは。枝穂@社労士・マナーインストラクターです。
オリンピックが終わり、今週からパラリンピックが始まりました。
逆境の中、この場に立ったアスリートはもちろんのこと、準備に勤しんだスタッフの方々にも心より敬意を表します。
誰にも褒められない、いや、むしろ非難の対象となる可能性があったにもかかわらず、自分の仕事を全うするその心境は、相当複雑なのものであったと思います。
様々な意見があるのは承知していますが、少なくともわたしは純粋にこの祭典を応援し、心を動かされ続けると思います。
スポーツ観戦の効果
そんな中、先日興味深い研究結果を目にしました。
スタジアムなどでスポーツを観戦する高齢者は、主観的幸福感が高まる可能性が既に報告されていましたが、更にテレビやインターネットでの視聴を含めてスポーツ観戦とうつ傾向との関連が調査されたそうです。
「スポーツを観戦する高齢者は観戦しない人に比べ、うつリスクが低いことが確認された。特に、テレビやネットでの観戦頻度では用量反応関係が認められた。テレビ視聴は健康への害が強調されがちだが、うつとの関連では異なる側面を持つ可能性がある」と考察されています。(HealthDay News 2021年6月21日)
今回は高齢者とうつ、といったテーマでしたが、かつてどうしようもなく堕ちて何もかもやる気がなくなったとき、あえて何も考えず体を動かしたり、テレビでスポーツ観戦をしたり、そうやって時を過ごすことによって少しずつ気分が楽になった経験があるわたしにとって、こういったエビデンスが示されると、なんか居場所ができたようで勝手に安心してしまいます。
大人の、それぞれの事情
しかし大人同士が何かを一緒にすることは時間的にも熱量的にもとても難しい。のめり込み過ぎると返ってストレスとなり、人間関係にひびが入ることもある。
うつ予防、いや、あらゆる健康維持には、適切な食事・睡眠・運動と言われているのはわかっているけど、忙しい毎日でままならないときもある。
それが一人でテレビ観戦するだけでもいい効果が得られるのであれば、何も言うことがありません。
あっ、そうそう。わたしの運命曲線を見たら10代から40代にかけてずっと下降線をたどっていて、50代から上昇、最高潮を迎えるのが90歳だそうです!?どんだけ大器晩成型やねん。
若いころの10年も、年齢を重ねた後の10年も、同じ10年。これからも心身共に健やかに過ごしたいものです。