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最近、ひとりで抱え込まない練習をしています
休んでも、いいですか?
先日、新しい部署の全体ミーティングで、直近の予定を一人ずつ共有する時間がありました。そこで私は、少し迷いながらこう言ったのです。
「今週の金曜日にお休みしようと思っていますが、業務が立て込んでしまっていて、場合によっては諦めるかもしれません」
異動してまだ1か月。私を含めて9人のチームだけれど、年明けから有休を取っていないのは私だけでした。他のメンバーは家族の事情や個人的な用事で適度に休めていました。しかし私の場合、異動後のキャッチアップでいっぱいいっぱいになっているうえ、前の部署のサポートまで抱えて、気がづけばいつもひとりだけ残って残業していました。
それでも異動前よりはだいぶ残業が減ったんですが、不慣れによる疲れもあって、少し休みたいなと思ってしまったんです。でも同時に「まだ成果出ていないのに休んでいいのか?」という罪悪感もあり、そんな葛藤の末に出たのが、「場合によっては諦める」という発言でした。
すると、上司がすぐにこう言いました。
「え、休みましょうよ」
拍子抜けするくらいあっさりと。しかも、その後すぐに業務の調整までしてくれて、仕事の優先順位を整理したら、驚くほどスムーズに休みが確保できました。
……言ってみるもんだな、というのが正直な感想でした。
ひとりで抱え込まなくても、いいんだ
前の部署ではリーダーをしていたこともあり、自分の都合はいつも後回しにしていました。メンバーから「この日休みたい」と言われれば、業務上の懸念がなければ基本「了解です」と即答する。そして反射的に「ああ、その日は休めなくなったな」と考え、自分の予定をひっそりとずらすのが常でした。
ドラえもんのジャイアンは「おまえのものはおれのもの。おれのものもおれのもの」と言うらしいが、私の場合、「あなたの仕事は私の仕事。私の仕事も私の仕事」だった。そりゃ簡単には休めないわけです。
でも、今の部署ではリーダーじゃないし、上司もしっかりした方です。ならば、そこまで全部ひとりで抱え込まなくてもいいのかもしれないんじゃないか。もちろん、任された仕事はちゃんとやります。そこは変わらないですが、今までのように「全部自分がやらなきゃ」という呪いのような思い込みは、ちょっとくらい手放してもいいのかもしれません。
そう思わせてくれた、ありがたい出来事でした。