いざという時あがらないためのメンタルリハーサル
「営業先のプレゼンでいつもあがってしまう」
「毎月の本社の面談で緊張してしまい、言いたいことが言えない」
など、大事な時にうまくいかないことは誰でもあることです。
では、うまくいくようにするにはどうすれば良いか?
周到に準備しておくのが最良の策ですが、
「人はリスクヘッジに心を傾けるほど頭に血がのぼり、緊張の原因になる」
ということも知っておく必要があります。
そこで、フィジカルからメンタルに働きかけて、心を落ち着かせて冷静になる必要があります。
まずは、呼吸です。鼻からはやく吸って口からゆっくり吐く呼吸を繰り返すと、脳に集まり過ぎていた血流が首から下に下がり、冷静になってきます。
そして、筋弛緩です。筋肉を緩めるにはまず意識的に筋肉を緊張させる必要があります。具体的には、拳をぎゅっと握り、顔がブルブル震えるまで力を入れて今度は思い切り手のひらを開いてやはり力を入れます。そしてパッと力を抜いてその余韻を味わうのです。
ここまでは準備段階で、次にいよいよメンタルリハーサルです。
呼吸と筋弛緩の後、目を閉じて、例えばこんな風なイメージをします。
目の前に10段の階段があり、ゆっくりと階段の数を数えながら降りていく。最後の階段を降りると横にはドアが。そのドアを開くと一瞬、光が差し込んで眩しかったが、目をこらすと自分がいる。その自分は周囲を見回しながら周りの反応もしっかりと確認し、資料を片手によどみなく説明し、笑いもしっかり取る、社長室でプレゼン中の自分だった。
といった具合です。
まずは、成瀬悟策博士の「自己コントロール法」を手にとってみることをお勧めします。