#95 複業人材・リモートワーカーと仕事をする際の「もっとも取り組みやすい仕事」
竹内義晴です。この番組は組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。
複業人材と仕事をするとき、切っても切れないもの
複業人材とか外部人材といっしょに仕事をするための始め方についてのお話
いまですね、複業人材とか外部人材といっしょに仕事をする。そのためにどんなことから始めたらいいのかっていう話をしています。主にコミュニケーションとかツールの話をしていますね。
チャットツールを使ったりすると、メールよりは日常の会話をしているような感じでやりとりできるとかね。
あとは、昨日はですね、業務、仕事みたいなことをし始めるとするならば、同じデータを見たりしながら仕事をしていくとすると、クラウドっていうツールをですね、多分使い始めるといいんじゃないかなという話をしました。
クラウドって言うと、最近では比較的聞く言葉にはなってきているので、知っている方もいるでしょうし、知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、でも案外知らず知らずのうちに写真の共有だとか、そういうものは使っているケースが多分多いと思います。
なので、すごく難しいものというよりは、既に生活の中にひょっとしたら入り込んでいるかもしれないですよね。
一方で、いざ仕事として使おうみたいになると「どうやるの?」っていう方も多分たくさんいるような気がしてですね。
なので、複業人材とか外部人材と仕事をしていく中で、どういった業務からやっていくと、もっともスムーズに入れるのかなっていうのを、こうやってみなさんに対して言語化していく中で、改めてボク自身も認識している感じがします。
ハードルはできるだけ低く
最初、ハードルが高いとやっぱりやりづらいっていうのが、多分実際のところじゃないかなと思うんですよ。
これは、別にこういった働き方だけではないですよね。たとえば、いまでこそみんなスマートフォンを持ってますけど、以前のガラケーの時代からスマートフォンに切り替わる時って、使用感とかやっぱり違うから最初ちょっと戸惑ったりします。
だけど、なぜいま、多くの人がスマートフォンを持っているかというと、周りにやっぱりスマートフォンを使っている人がまあまあいて、「これってどうやるの?」とか聞けるから、スマートフォンをそんなに詳しくなくても、あるいはそんなに意識しなくても、多くの人が使っているっていうのが、いまの状況じゃないかなと思います。
そういう意味で、クラウドっていうのもね、多くの人が何気に使い始めてはいますけれども、仕事として、ツールとして使い始めると思うと、ちょっとまだ、ひょっとしたらハードルが高いのかもしれないですよね。
一方で、業務の中でですね、何かしらこう、仕事を進めるためのツールを使っている方もたくさんいらっしゃると思うんですよ。
たとえばカレンダーの共有であるとか、あるいはファイルの共有であるとか。あとは、中にはグループウェアと呼ばれる会社の中でね、情報共有をするみたいなツールを使っている方もいらっしゃると思います。
そういうみなさんにとっては、おそらくちょっとね、一歩踏み出すぐらいな感じで、外部のメンバーと仕事をし始めることはひょっとしたらでき始めるかもしれないですよね。
もちろん会社の中の情報を全部見せていいのかというと、いろんなね、セキュリティとかの問題もあるので、いきなり会社のシステムに接続するかしないかというと、また、別の問題が発生してきてね。どこまでの仕事を切り出すかとか、そういった課題が出てくるので、どういった業務を複業人材、外部人材にやってもらうかっていうのは、悩みどころでもあるかなと思います。
そういったところも含めて、改めて外部人材に、普段の困りごとを自分たちでやるのもいいんだけど、外部人材にちょっとお願いするみたいなところってどういうところがあるのかなっていうところを改めて考えてみてるわけです。
外部人材に「ちょっとお願いできる」ところ
そうするとですね、いまボクが、なんとなく思い浮かぶのは、とりあえずチャットツールのような形でコミュニケーションは不自由なくできる、それぐらいで業務ができるものって何かな?って考えたときに、いくつか思い浮かぶんですよね。
1つは、壁打ち相手みたいなところですよね。壁打ち相手っていうのは、たとえば、もしあなたが 経営者であるとか、役職に就いている方だったりすると、なかなか自分の本心を言えない、みたいなところとか。あと、新しいアイディアがあるんだけど、社員に伝えるのはまだちょっと早い、みたいなのってあると思うんですよ。
そういったものを外部の壁打ち相手に、たとえば月に1回話す。で、実際にそれが良いのか悪いのかっていうのは、自分で判断していくのかもしれないんですけど、外の人に話すことによって、言語化していくことによって明確になっていくっていうのはあるから、まずは、そういう壁打ち相手っていうところだったら、比較的容易に外部人材といっしょに仕事ができ始めるんじゃないかなって思いますよね。
あとはですね 情報発信まわりかな。情報発信周りっていうのは、たとえばSNSの運用であるとか、ホームページの運用みたいなところですね。
ホームページの運用とかは、何か記事を作ってホームページにアップするとか、あるいは、アップしたものをSNSに流すであるとか、そういったものだと、社内のシステムって言うわけじゃないじゃないから、ウェブサイトにログインする情報さえ分かれば、「こんなことをやったからちょっと記事にしてほしい」とか、あるいは、ちょっと自分の考えをね、ヒアリングして文字に起こして公開してほしいみたいなことだったら、比較的容易にやれるんじゃないかなぁと思いますよね。
そうそう、社内のシステムに接続されてなくて、依存されてなくて。それでもちょっと、外の人に手伝ってもらった方がいいような仕事って、いくつかあるんじゃないかなって思うので、まずは壁打ち相手とか、情報発信周りとか、そのあたりから始めるのがやりやすいんじゃないかなと思いますよね。
あと社内にそういうの得意な人がいれば別にいいんでしょうけど、情報発信みたいなところって得手不得手みたいなものがあるので、もし得意な人で、外部に手伝ってくれる人がいるんだったら、そういったところからやり始めるのがやりやすいのかな、と思います。
あとはですね、ボクの知人とかだと、秘書業務みたいなお願いしている人もいるかな。秘書業務っていうのは、要は、特に小さな会社の経営層の方々だったりすると何かと忙しいじゃないですか。ボクもスケジュール管理とかすごい苦手なんですけど、そういったところを社外秘書みたいな形でいっしょに関わっていただくみたいなところだと、多分経営層の方々だと結構入りやすい部分かなと思いますよね。
そういったことを、まず自分でやれる範囲で、しかも、自分がちょっと楽になるみたいなところからやり始めるのが、案外いいかもしれないですよね。
で、ある程度人間関係とか、人となりみたいなものがわかったら、もうちょっと深く入っていく……みたいなやり方が、ひょっとしたらいいのかもしれないです。
スキルよりも、人となり
あとですね、いま、「人となり」っていう話をしながらちょっと大事なことを思い出したんですけど、複業人材の最初の入り口って、クラウドを使うみたいなところもいいと思うんですよ。だけど、変に専門家すぎるっていうか、変に詳しすぎて、横文字ばかり言われても、なかなか使えないじゃないですか。
そういう時って、案外重要なのは、スキルの部分ではなくて、いかに「馬が合うか」とか、人となりとか、わかるように説明してくれるとか、そういうところのほうがむしろ、重要じゃないですか。
なので、人を採用するみたいな時って、すぐにスキルみたいな、「何ができるか」みたいな話になりがちですけど、ちょっとしたことを外部の人材といっしょにやっていくみたいな時には、スキルだけじゃなくて、「人となり」みたいなものが重要だったりするから、ちょっとした仕事から入って、人となりみたいなものを合わせていって、徐々に関係性を深くしていくと、外部人材との仕事はやりやすくなるんじゃないかなと思いました。
というわけで、今日はですね、ツールの話から外部人材とどんなふうに仕事をいっしょにやっていけばいいか? という話をしてみました。
じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。バイバイ!