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#41 どうすればいいの? 先が見えない中での試行錯誤【地域複業の可能性】

竹内義晴です。この番組は、組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといったこれからの働き方についてゆるゆるとお話をしていく番組です。

この番組の目的は、多様な働き方ができることで、一人ひとりが自分らしく楽しく働きながら、人口減少など地域課題を解決したいなと思って毎日お送りしているものです。今日のお話が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、あるいはコメントをいただけるとうれしいです。

昨日のまとめ「データに見る副業・兼業者の実態」

いまですね、地域の企業で、都市部をはじめ地域外の方々が複業をする地域複業の話をしています。

昨日はですね、地域複業を実際に取り組んでみて、「地域側の企業の開拓が難しい」「マネタイズが難しい」など、地域の企業側の課題や、「自分のキャリアを棚下ろしできない」「言語化できない」「自分をPRできない」など、複業したいと言っている人材側の課題があることから、「そもそも、現段階で複業をしている人たちが、どういう形で働いているのか、その目的は何か」みたいなことを、データに基づいて見ていきました。

一言でまとめると、データに見る副業・兼業者の実態としては……

  • 副業・兼業者の多くはフリーランスや個人請負の方

  • 副業・兼業する目的は「収入を増やしたい」「1つの仕事だけでは収入が少なすぎて生活できない」から

  • 所得としては、収入が低い人と高い人で2極化している

このような課題があるなということでした。

ボクが取り組みたかった地域複業の形

ボクが「取り組みたいな」と思っていた地域複業の形は、地域の困りごと。それは、人手不足みたいなことかもしれません。あるいは、その地域の中ではなかなか人材がいない……たとえば「ITに強い人が少ない」とか、自分の会社を社会で知ってもらう、それをマーケティングって呼んだりするんでしょうけど「マーケティングに関することをやっている人が少ない」みたいな、地域の企業側の課題を、地域外の人たちが関わることで解決したらいいな。

解決するにあたっても、単にお金の関係、単なる業務委託とかの関係ではなく、「あの地域が好きなんだ」とか、「あの会社の、この仕事がすごく魅力的なんです」とか、「その思いに共感するんです」みたいな形でつながるといいな、って思っていたんですよね。

このような、地域の企業側の課題、人材側の課題、あとはこれを事業としてまわす難しさを考えたときに、「これ、どうすればいいんだろう?」と。

正直、めちゃくちゃ悩みました(笑)

地域複業は2021年に取り組んでみたんですけど、2021年の秋ぐらいからすごく悩みました。どうすればいいのかわからなくて。けれども、業務なので結果を出さなければいけない、そういったプレッシャーもありました。

一応ですね、地域の企業に、地域複業について説明をするセミナーをしたり、都市部に限らず、地域外の方々との接点を作るためにオンラインでウェビナーをしたり、実際に企業を訪問して説明したり、実際にマッチングも数件して、業務としては、やるべきことはやったんです。求められていた結果というかね、業務としては、一定のところまではやりました。

けれども、これをきちんと事業として回す。いや、正しい言い方をすれば、地域の課題が解決するために、あるいは、働きたいと思っている人たちがちゃんと関わりを持つようにできるためにするためには、まだまだ違う方法が必要だ、みたいなことを考えたとき「じゃあ、どうすればいいのか?」がわからない……という課題を抱えていて。

あれこれしたけどなかなか目途が立たずに、一人、すごく悩みました。

(※テキストのみ)おそらく、ボクの人生の中で2番目に重い課題感でした。

「これ、一人で抱えているのはちょっとしんどいな」と思ってですね、理解してくれそうな地域の中の方々に相談をし始めるわけです。

地域複業の業態が悪いわけではない

ちなみにですね、この地域複業という形を事業として取り組んでいる方もいらっしゃいます。地域の課題を解決するために、地域の企業から一定の対価をいただき、課題を一つひとつ解決していく形で取り組んでいます。なので、必ずしもこの方法論がおかしいというわけではありません。

ただ、ボクがイメージとして描いていたものからすると、当時のボクにはまだ難しかった。それは、ボク自身のスキルの問題もあるかもしれません。あとは、地域の企業との繋がりがそんなに多くなかったというのもあるかもしれません。さまざまな課題があって、当時のボクには難しかった……。

気づいているのに、何もしないわけにはいかない

だけど、人口がどんどん減っていくという事実が目の前にある。そこには、多くの人はそんなに危機感を抱いていないかもしれない。でも、もう気づいてしまった。気づいているのに、何もしないわけにはいかない。だから、諦めるわけにはいかない。でも、どうしたらいいかわからない……という中で、一人で抱えているのが、もう、しんどくて。

なので、2021年の末に、地域の中で、いわゆるフリーペーパーってあるじゃないですか。アルバイト募集みたいなフリーペーパーですね。そういった事業をやっている、以前からの知人に「いま、こういう課題を抱えている。だけども、なかなか目処が立たない。だけど、こういった取り組みは絶対に必要だと思っている」と相談したんですよね。

その結果、地域課題の解決に危機感をお持ちで、このような相談に乗ってくれそうな学校の先生に話をつないでいただいたんですよね。2022年1月に。

地域の中で会話をはじめた中、見えてきたもの

「いま、こういう課題があると思っている。だから、なんとかしたいと思っている。でも、方法論がわからない。だけど、ざっくり言うと、こんな感じなんじゃないか」っていう、当時なんとなく持っていたイメージを、その時、話したんです。

その結果、「こういった課題はなんとかしなくちゃいけないから、とりあえず毎月話をしよう」って、その先生から言っていただいて「じゃあ、そうしよう」ということで、毎月、話をし始めたんです。

それから、毎月いろんな会話を重ねた結果「これが正解かどうかわからないけど、ざっくり、こんな感じにしていくと、複業したいと思っている人たちが、言語化ができない課題を解決しながら、それを業務として回しつつ、地域の企業と接続できるんじゃないか」みたいなイメージが、会話をするプロセスの中で、できあがっていったんです。

次回はその辺りのお話をしたいと思います。これが正解だとは思っていないし、これでうまくいくかどうかもわかりません。なので、ここからの話はスムーズに話せないかもしれません。でも、絶対に必要な取り組みだと思っているので、また明日、聴いていただけるとうれしいです。

今日のお話が面白かった、あるいは、何か参考になったらフォロー、あるいは、コメントいただけるとうれしいです。以上、竹内でございました。

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