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#126 超雑談:「もしも、ボクが地域の人事部的なものを創るとしたら」の理想

竹内義晴です。この番組は組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといったこれからの働き方についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。


今日は兵庫県から!

今日はですね、新潟を飛び出して兵庫県におります。

甲子園球場の近くですね。だからといって野球を見に来たわけじゃないんですけど、今日は、僕が経営しているしごとのみらいというNPO法人の会員のみなさんとオフ会をしようと思って、兵庫県の方にやってきました。

「地域の人事部」についてお話しています。

いま、この番組では経済産業省の取り組み「地域の人事部」についてお話をしています。

地域の人事部とは何かというのは、昨日おととい、何度かお話してきているので、詳しくは過去の放送をご覧いただければと思いますが、一言で言えば、いま、人口減少によって起こっている「採用の難しさ」とか、「教育の難しさ」を、地域の企業が一体となって解決していこう……という取り組みだと思っていただけるといいんじゃないかなと思います。

1社ではなかなか難しいけど、協力し合うことで、採用とか教育とか、そういうことを行うといいんじゃないか? っていうのが、地域の人事部の内容かなと思います。

今日は、もしも僕が取り組むとしたらの地域の人事部の理想について話してみようかなと思います。

地域の人事部的なことに興味を持った理由

そもそも、僕が地域の人事部と言うか、言わないかはさておき、もっとも最初に興味を持ったのが、2017年に自分が複業をしはじめたことですね。新潟に住みながら、東京のサイボウズで、フルリモートで複業をはじめたときに、「もしも、この逆の働き方ができたら……」と思いました。

逆というのは、地方の企業に都市部を中心とした地域外の人たちが複業のような形でかかわるということですね。

このような働き方ができると、人材不足に悩む地域の企業にとっても、地域に関わりたいと思っている都市部の人にとってもいいんじゃないか? っていう気づきが、最初の入り口です。

それからさまざまな経験を経てきて、「実際に取り組んでみて難しかったな」とかね。

あと、いまですね。地域の人事部に関わっていらっしゃる方々との互助組織ができているんですよ。それについては、また改めてお話しようと思うんですけど、現場で、さまざまな取り組みをしている方々と話す機会をいただく中で、今日は、「もしも自分が作るんだったら……」の理想について話してみたいな思います。

ただ、理想を話すには10分間では多分話しきれないので、どのぐらいになるかわからないですけど、とりあえず話し始めます。

もしも、ボクが「地域の人事部的なものを創るとしたら」の理想

もしも僕が、地域の人事部のような取り組みをする時の理想があるとしたならば、まず、あまり高望みしても……って思うのですが、地域側の企業に対しては「全ての企業」とか言うつもりは全然なくて。取り組むなら「やっぱり、一丸となってみんなで取り組むのって大事だよね」っていう理想が共有できていること。そういった方々といっしょに取り組みたいかな。

あとは、そう。単なるマッチングだと面白くないと思っているんですよね。単にマッチングして「つなぎました。お金もらいました。さよなら」じゃ面白くない。やっぱり、仕事を通じた継続的な関わりがあることが、すごく重要だと思っています。

あとは……そうそう。僕、地域の企業と地域外の人たちをつなぐっていう時に、年齢っていう枠組みはあまり作りたくないなと思っているんですよね。

なぜならば、よくこういった取り組みって、「若い人たち」みたいな縛りというか、若い方々を対象にしたものが多いなと思うんです。もちろん、何か組み立てるには、ターゲットを明確にした方が絶対にいいんですよ。

「何をどういうふうに作って、その人たちからどんな声が聞こえていたらいいか」ということを想像し、考えるときに、ターゲットが明確なほうが絶対にいいんです。

だけど僕は、あんまり年齢でくくりたくないって思っていて。なぜならば、年齢でくくると、若い人たちだけみたいになっちゃうからかな。

それは、自分の年齢が50代っていうのもあると思うんですけど、いま、一番困っている人たちは、中堅世代以上じゃないかなって思っているので、あえてターゲットっていう言い方をするならば、どっちかって言ったら中堅世代以上なのかなぁ……とは思ってるんですけど。

一方で、中堅世代以上の人たちに寄ってしまうのも、「なんかなー」って思っていて。なので広い意味でのキャリア教育になれば、本当はいいんじゃないかなと思うんですよね。

コミュニティの中でも、若い世代、ベテランの世代、それぞれの世代で価値観のやり取りがあって、そこからさまざまな気づきが生まれている方が、多分面白いかなとは思うんですよね。

あと、理想があるとしたら、やっぱり、単なるマッチング、単なるビジネスっていうよりは、キャリア教育かなぁっていう感じ? なぜなら、こうした働き方は新しい働き方なので。

それは、「地域で、企業群となって取り組む」っていうのもそうだし、「地域外の人との接点を作る」っていうのもそうだし、いままでにない働き方だから、この取り組みによって、何か、「いままでには得られなかったものが得られてます」って言われたら嬉しいかな。「会社では得られなかったものが、この場に参加して得られました」とかね。「自分の世代のコミュニティだけでは得られない刺激が得られました」とかね。「自分の住まいだけではない価値観から、すごく刺激を受けました」とかね。「地方の人たちの働きぶりを知って、すごく刺激を受けました」とかね。それは、本当は逆ものなんですけどね。「都市部の人たちの働き方を見てすごく刺激になった」とかね。

そういったものがあるのが理想かなあ。

あと、もう一個大事なのは、ちゃんと自主自律で運営できていることかな。もちろん、自治体とか、そういった支援があってもいいんでしょうけど、ちゃんと事業として設計するためには、自主自立もすごく大事だと思っています。

あと、挙げるとしたら……まだ、いろいろあるんだろうな。ただ、今日はだいぶ時間が経っちゃったので、また明日もう1回改めるかもしれません。雑談的になっているかもしれないので。

というわけで、今日の話はこれで終わります。明日は兵庫にいて、音声がとれるかどうか分からないんですけど、頑張ってと思います。では、ごきげんよう。バイバーイ!

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